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ムカシトンボ上陸

ここ数日の暖かさで、春の花が続々と開花しています。成虫越冬したチョウたちも、日向に出てくるようになりました。
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   アセビ            ユキワリイチゲ        スギナ(ツクシ)
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 ムラサキシジミ      アカタテハ        ルリタテハ

スイレン抜き作業も順調に進み、いよいよ最後の池に取り掛かっています。これが終わると、最も谷奥の、湿地保護区整備に移ります。実は、同時進行で「学遊館あきついお」のリニューアルも進めており、とんぼ館第3室・トンボ類生態紹介コーナーのビデオ機器がハイビジョン化されました。アップ映像のトンボは個眼の輪郭や体毛の一本一本まで鮮明に映し出され、虫嫌いの方にとってはむしろグロテスクと取られてしまうかもしれません。もっとも、そんな人は先ず、高い?入場料を出してまで入館されていないと思いますが。
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         スイレン抜き            学遊館あきついお

行きつけの渓流では、フキノトウが顔を出し、ムカシトンボの終齢幼虫が陸上生活を始めました。
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 行きつけの渓流      フキ          ムカシトンボ終齢幼虫


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by 杉村光俊  at 10:42 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

一進一退

一進一退を繰り返しつつ、春はもうそこまで来ているようです。遅ればせながら、トンボ王国内のウメも咲き揃い、ツバキ、ホトケノザなど春の訪れを教えてくれる花々が次々と開花しています。周りの風景も、幾分黄緑色がかってきました。トンボ池のスイレン抜きも、どうにか2月中にカタがつきそうです。
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   春の気配が漂い始めたトンボ王国     満開のキヌヤナギ
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               トンボ王国の梅花
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満開のオオイヌノフグリ ホトケノザ   ヤブツバキ      オガタマノキ

学遊館あきついお・さかな館のタナゴたちも恋の季節を迎えています。
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 ヤリタナゴ       キタノアカヒレタビラ   ミヤコタナゴ

工事中の川へ魚捕りに出掛けたところ、とっても人懐っこい?ジョウビタキに出合いました。
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 工事中の川              ジョウビタキ

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by 杉村光俊  at 16:46 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

春の足音

一番広いトンボ池のスイレン間引き作業が終わりました。が、まだトンボ池5個のスイレン抜きが控えています。
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     着々と進むトンボ池のスイレン抜き    目覚めたキタテハ

キヌヤナギに続き、ネコヤナギも開花、ヒメコウホネも新芽が芽吹き、メダカもミドリガメも冬眠から目覚めたようです。
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 ネコヤナギ  ヒメコウホネ       メダカ         ミドリガメ

行き付けの里山ではホソミイトトンボも動き始めました。春の足音が日増しに高くなってきているので、節々が痛む体にムチ打って作業に取り組んでいます。
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 植林化進む棚田         ホソミイトトンボ越冬型♂

そんな中、13日にはツマグロヒョウモンの♂が飛び出し、ついに春に追いつかれてしまったか、と一瞬焦りましたが、いくら温暖化とはいえ、どう考えてもこれは早過ぎでしょう。
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            早々に羽化してきたツマグロヒョウモン♂


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by 杉村光俊  at 14:36 |  トンボ王国最新情報 |  comment (2)  |   |  page top ↑

ミナミヤンマ里帰り

 作業再開後、スイレン抜きが驚異的?スピードで進んでいます。すでに3箇所のトンボ池で作業を終え、現在一番広い4箇所目に取り掛かっています。
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              作業前         作業後

来る3月28日午後10時より、ボランティアを募ってハナショウブの植え替え作業を実施することになり、スイレン抜きを2日ほど中断して苗床への土入れ作業を行いました。
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      ハナショウブ苗床作り          完成後 
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      満開を迎えた近所の梅          メジロ・トラップ

ヤゴ展でお世話になった足摺岬産ミナミヤンマのヤゴを、ようやく元の場所に返してやることができました。ついでに、ヤゴ捕りの際には集まりが余りよくなかったオオキンカメムシも見てきました。今回はさすがに真冬だけあって、それなりの数が集まっていました。
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          足摺岬        里帰りしたミナミヤンマ
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              オオキンカメムシ集団越冬


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by 杉村光俊  at 16:23 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

スイレン抜き再開

1月29日から、トンボ王国冬季恒例?スイレン抜き作業を再開しました。再開後、早くも2個のトンボ池を仕上げましたが、スイレン抜きを控えているトンボ池はまだ大小6個も残っています。後1ヶ月半も経てばタベサナエの羽化が始まるので、時間との戦いです。ただ作年11月がら続けている連日のノラ仕事で、さすがに指やら、肘やらあちこちの関節が悲鳴を上げています。そんな中、2月2日には授業の一環で3名の中学生が作業の応援に来てくれました。
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        スイレン抜き作業        ボランティア体験の中学生
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改心した?アオサギ    キヌヤナギ       ミノガの1種
 
寒さが戻り、生き物たちの動きが止まっていますが、四万十川の河口付近では数羽のミサゴが、ボラなどを狙っている姿を見ることができます。
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               四万十川のミサゴ



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by 杉村光俊  at 12:54 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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