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只今6種類

 フジツツジが見頃となり、カキツバタも咲き始めたトンボ王国。

   239A4546トンボ池2018・3・30トンボ王国  239A4569フジツツジ&ヤマザクラ2018・3・30トンボ王国  239A4112フジツツジ2018・3・26トンボ王国
    春浅い トンボ王国      山肌をピンクに染めるフジツツジの花

   239A4338ゲンゲ2018・3・28トンボ王国  239A4099スミレ2018・3・26トンボ王国  239A4088タチツボスミレ2018・3・26トンボ王国
    ゲンゲ            スミレ           タチツボスミレ

 2種の成虫越冬トンボに加え、春のトンボが4種羽化しています。タベサナエはそこいら中で羽化しています。

   239A4274ホソミオツネントンボ♂2018・3・28トンボ王国  239A4532シオヤトンボ♂羽化2018・3・30トンボ王国  239A4540シオヤトンボ♂羽化2018・3・30トンボ王国ロウ
    ホソミオツネントンボ♂         シオヤトンボ♂羽化

   239A4566アジアイトトンボ半成熟♂捕食2018・3・30トンボ王国  239A4551ヨツボシトンボ♂羽化2018・3・30トンボ王国  239A4553ヨツボシトンボ♂羽化2018・3・30トンボ王国
   アジアイトトンボ♂捕食          ヨツボシトンボ♂羽化

   239A4582タベサナエ♂羽化2018・3・30トンボ王国池田谷  239A4545タベサナエ未熟♂2018・3・30トンボ王国  239A4348ツバメシジミ2018・3・28トンボ王国
    タベサナエ♂羽化     同 未熟♂         ツバメシジミ

 近くの渓流ではムカシトンボやアサヒナカワトンボも飛び始めていますが、これはまた後日。

 去る24日、桜バックのオツネントンボ撮影を目的に、宇和島市に出かけました。道中のサクラはどこも満開状態でしたが、肝心の水辺のサクラはチラホラ程度、個体数も少なく、交尾シーンすらモノにできませんでした。

239A3758オツネントンボ生息地2018・3・24愛媛県宇和島市 239A3777オツネントンボ連結産卵2018・3・24愛媛県宇和島市 239A3763オツネントンボ連結産卵2018・3・24愛媛県宇和島市 239A3803オツネントンボ連結産卵2018・3・24愛媛県鬼北町
愛媛県宇和島市内のため池       オツネントンボの連結産卵

 翌日は、ついでがあったので広島県尾道市に。ここでも、オツネンを見つけましたが曇り勝ちで、やはり交尾シーンは撮れず。早々に切り上げヤゴ調査。世羅町の小流で色々見つかりましたが、撮影用のアオハダとニホンカワ終齢のほかは全て戻しました。

239A3854オツネントンボ生息地2018・3・25広島県三原市 239A3857オツネントンボ連結産卵2018・3・25広島県三原 市 239A3875アオハダトンボ等生息地2018・3・25広島県世羅町 239A3901コヤマトンボ終齢幼虫ほか2018・3・25広島県世羅町産
 三原市のため池  オツネントンボ連結産卵 世羅町   ヤゴ各種

 29日は、トンボ観察会の手伝いで愛媛県内子町に。一般公募では子供が集まらないとかで、学童保育の低学年児童に参加依頼したとのこと。トンボの観察会なのに「ヤゴは無理」とか、小さなオツネントンボにも「触れない」という児童続出で参りました。この子らも、後10年ほどで選挙権を持つわけで、このまま成長されるとトンボ保護にとって大きな脅威です。「トンボは、放っておけば汚濁物質になるかもしれない水の中の養分を、ヤゴの時代に体一杯取り込んでトンボとなって水の外に運び出してくれる。オツネントンボは田んぼで使われるため池の水をきれいにしてくれているんだよ」と説明させてもらいましたが、先が思いやられます。
子供たちと別れた後、3度目の正直でオツネントンボの交尾シーンを撮ることができました。

239A4372トンボ観察会2018・3・29愛媛県内子町 239A4379オツネントンボ交尾2018・3・29愛媛県内子町 239A4418オツネントンボ2ペア連結産卵2018・3・29愛媛県内子町 239A4413オツネントンボ連結産卵(ギシギシ)2018・3・29愛媛県内子町
 愛媛県内子町のため池       オツネントンボの交尾と連結産卵

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by 杉村光俊  at 18:02 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

2018年トンボ・シーズン開幕

早くもハクモクレンの花が散ったトンボ王国。花の主役はサクラに移っています。

239A3085ハクモクレン2018・3・14トンボ王国 239A3135モクレン2018・3・16トンボ王国 239A3195シデコブシ2018・3・17トンボ王国 239A3213ヒメハギ2018・3・17トンボ王国
     ハクモクレン(14~16日)     シデコブシ(17日) ヒメハギ(17日)

239A3357ミツマタ2018・3・18トンボ王国 239A3397ソメイヨシノ2018・3・20トンボ王国 239A3407陽光桜2018・3・20トンボ王国ロウ 239A3410陽光桜2018・3・20トンボ王国ロウ
 ミツマタ(18日)    ソメイヨシノ(20日)    陽光桜(20日)

 今月15日午後、全国トップで高知城のソメイヨシノ開花が宣言されました。その発表直前の正午過ぎ、タベサナエ♂1頭の羽化が確認され、今年のトンボ・シーズンが開幕しました。

   239A3229タベサナエ羽化連続(裂開)2018・3・18トンボ王国駐車場前水路  239A3242タベサナエ羽化連続(休止)2018・3・18トンボ王国駐車場前水路  239A3248タベサナエ羽化連続(腹部抜出)2018・3・18トンボ王国駐車場前水路
18日撮影のタベサナエ♂羽化 裂開    休止      腹部抜き出し

   239A3258タベサナエ羽化連続(翅伸長)2018・3・18トンボ王国駐車場前水路  239A3289タベサナエ羽化連続(排水)2018・3・18トンボ王国駐車場前水路  239A3317タベサナエ羽化連続(完了)2018・3・18トンボ王国駐車場前水路
    翅伸張           腹部伸張          完了

   239A3201ホソミイトトンボ越冬型半成熟♀2018・3・17トンボ王国  239A3070セアカアメンボ交尾2018・3・14トンボ王国  239A3215スギナ(ツクシ)2018・3・17トンボ王国
  ホソミイトトンボ越冬型♀   セアカアメンボ      スギナ(ツクシ)

 行き付けの磯にもカゴカキダイ幼魚の姿が見えるようになりました。

   239A3342タカノハダイ幼魚2018・3・18黒潮町大方浮津  239A3344タカノハダイ幼魚2018・3・18黒潮町大方浮津  239A3339アメフラシ2018・3・18黒潮町大方浮津
            タカノハダイ幼魚            アメフラシ

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by 杉村光俊  at 13:25 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

秒読み?

ほぼ昨年並みの見頃となった、トンボ王国のハクモクレン。園内では春の花が次々に開花、冬篭りしていた昆虫達も活動を始めています。

   239A3045ハクモクレン2018・3・13  239A3034セイヨウアブラナ2018・3・13  239A2643ニホンミツバチ&セイヨウアブラナ2018・3・4トンボ王国
    ハクモクレン         セイヨウアブラナとニホンミツバチ

   239A3031フジツツジ2018・3・13  239A2894セントウソウ2018・3・10トンボ王国  239A2862シキミ2018・3・10トンボ王国(本谷)
    フジツツジ         セントウソウ        シキミ 

   239A2912ホソミイトトンボ越冬型半成熟♀2018・3・11トンボ王国(本谷奥)  239A2801テングチョウ2018・3・9トンボ王国  239A2829ビロードツリアブ2018・3・9トンボ王国(右湿地保護区)
   ホソミイトトンボ越冬型♀ テングチョウ        ビロードツリアブ

 気になるタベサナエの羽化ですが、羽化直前の幼虫が上陸しかけては水の中に引き返すという、足踏み状態が11日から続いています。気になるといえば、本物?のスミレがまだ咲いていません。ニョイやシハイ、ヒメなどの開花は順調のようですが…

239A2895シハイスミレ2018・3・10トンボ王国 239A2929ヒメスミレ2018・3・11トンボ王国 239A2931ニョイスミレ2018・3・11トンボ王国 239A2914ルリシジミ&タネツケバナ2018・3・11トンボ王国
 シハイスミレ      ヒメスミレ  ニョイスミレ    タネツケバナ&ルリシジミ

 その他、2日に恒例の物部川用水路の川干しに出かけギギなどを撮影、帰路、佐川町のシコクバイカオウレンを鑑賞してきました。今年の冬の寒さが厳しかったので、遅くまで見頃が続いたとのことでした。4日には、タカノハダイの幼魚狙いで行き付けの磯に出向きましたが、こちらも寒かったせいか幼魚1尾をチラっと見かけただけ。なぜかソラスズメダイがいました。

   239A2517ギギ幼魚&カワヨシノボリ2018・3・2南国市竹黒分水  239A2572シコクバイカオウレン2018・3・2佐川町加茂  239A2635ソラスズメダイ2018・3・4黒潮町大方浮津
    ギギ幼魚ほか      シコクバイカオウレン   ソラスズメダイ

次回はいよいよトンボシーズン再開をお伝えできると思います。お楽しみに!

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by 杉村光俊  at 17:50 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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