2011/05/26
アオイトトンボ健在
孵化の時期、異常少雨に見舞われた四万十川トンボ池のアオイトトンボLestes sponsa。本来なら羽化が始まっている5月に入ってからややまとまった降雨があったものの、「時すでに遅し」との感を抱いていました。ところが5月25日、まだ満水状態まで戻っていないトンボ池に、多くの終齢幼虫が生息していることが確認できました。どうやら卵は、まとまった雨が降るまで孵化することなく、生みつけられた植物の中でじっと乾燥に耐えていたようです。実は3月にもややまとまった降雨があり、一旦ごく浅い水溜り状となったものの、その後再び水底部分にひび割れができるほどの渇水状態となり、もしここで例年通りの孵化が行われていたら極めて憂慮される事態を招いていたところでした。予報によれば、これから雨続きということなので、10日ほど後には羽化の確認ができることと思います。思いがけず大雨になってトンボ池が本流とつながり、水草ごと洗い流される…なんてことにならなければいいのですが。
四万十川トンボ池 アオイトトンボ終齢幼虫 アカハライモリ
花菖蒲まつりを間近(来る28日)に控えているトンボ王国。主役の花はざっと100輪ほどが開花していますが、それでも全体数からではまだ0.5分咲き程度といったところ。草間にはコフキヒメイトトンボAgriocnemis femina oryzaeがひしめき、サラサヤンマSarasaeschna pryeriの♂がいたるところでパトロール飛翔しています。夏の主役級ウチワヤンマSinictinogomphus clavatusの羽化も始まり、ヨツボシトンボLibellula quadrimaculata asahinaiは最後の追い込みに入っているようです。
スイレン池 アサザ+ベニシジミ ハナショウブ
ウツギ コフキヒメイトトンボ未熟♂・♀(上) 同 ♂+スイレン ウチワヤンマ羽化殻
キイロサナエ♂ トンボ王国発祥の池 モノサシトンボ未熟♂
サラサヤンマ♂ ヨツボシトンボ産卵 モンキチョウ
四万十川学遊館あきついお・中庭ビオトープも花盛り、色々なトンボが見られるようになってきました。
入り口のハコネウツギ 玄関先のサツキ ホタルブクロ 園芸スイレン
サラサヤンマ♂ オオシオカラ羽化後♂ ヨツボシトンボ♂ ヤマアジサイ
足摺半島では四国特産種シコクトゲオトンボRhipidolestes hiraoiの羽化が始まりました。お楽しみのミナミヤンマはまだ10日ほど先になりそうです。
シコクトゲオトンボ生息地 羽化中♀ 羽化後♀ アサヒナカワトンボ透明翅型♂
画像はすべて、クリックすると拡大します。
四万十川トンボ池 アオイトトンボ終齢幼虫 アカハライモリ
花菖蒲まつりを間近(来る28日)に控えているトンボ王国。主役の花はざっと100輪ほどが開花していますが、それでも全体数からではまだ0.5分咲き程度といったところ。草間にはコフキヒメイトトンボAgriocnemis femina oryzaeがひしめき、サラサヤンマSarasaeschna pryeriの♂がいたるところでパトロール飛翔しています。夏の主役級ウチワヤンマSinictinogomphus clavatusの羽化も始まり、ヨツボシトンボLibellula quadrimaculata asahinaiは最後の追い込みに入っているようです。
スイレン池 アサザ+ベニシジミ ハナショウブ
ウツギ コフキヒメイトトンボ未熟♂・♀(上) 同 ♂+スイレン ウチワヤンマ羽化殻
キイロサナエ♂ トンボ王国発祥の池 モノサシトンボ未熟♂
サラサヤンマ♂ ヨツボシトンボ産卵 モンキチョウ
四万十川学遊館あきついお・中庭ビオトープも花盛り、色々なトンボが見られるようになってきました。
入り口のハコネウツギ 玄関先のサツキ ホタルブクロ 園芸スイレン
サラサヤンマ♂ オオシオカラ羽化後♂ ヨツボシトンボ♂ ヤマアジサイ
足摺半島では四国特産種シコクトゲオトンボRhipidolestes hiraoiの羽化が始まりました。お楽しみのミナミヤンマはまだ10日ほど先になりそうです。
シコクトゲオトンボ生息地 羽化中♀ 羽化後♀ アサヒナカワトンボ透明翅型♂
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動物・植物 - 生き物のニュース -
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