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寒さ続く

 厳しい冷え込みが続いています。10日朝は積雪も見られました。

  IMG_6437積雪2025・1・10トンボ王国 IMG_6431積雪2025・1・10トンボ王国 IMG_6442積雪2025・1・10トンボ王国
           トンボ王国1月10日朝の積雪

 3日まで頑張ってくれていたヒメアカネも、4日以降姿を見せてくれません。どうやら、2024年のトンボ・シーズンはこのまま幕引きになりそうです。

  IMG_6312ヒメアカネ♂2025・1・2トンボ王国 IMG_6357ヒメアカネ老熟♂2025・1・3トンボ王国 IMG_6349ツチイナゴ2025・1・2トンボ王国
  ヒメアカネ♂(2日)  同(3日)     ツチイナゴ(2日)
  
 ここ数日間は成虫越冬の昆虫も全く姿を見せず、動いているものは野鳥だけ。

  IMG_6400タシギ2025・1・7トンボ王国 IMG_6457ダイサギ2025・1・10トンボ王国 IMG_6459モズ2025・1・10トンボ王国
   タシギ        ダイサギ      モズ

 周囲をイノシシ柵で囲えたので、秋前からやられ放題だった池田川の補修作業をやっと実施できました。

  IMG_6425池田川リフォーム2025・1・9トンボ王国ハナショウブ池沿い IMG_6413池田川リフォーム2025・1・8トンボ王国ハナショウブ池隣 IMG_6426池田川リフォーム2025・1・9トンボ王国ハナショウブ池沿い
   イノシシ柵設置    作業前       作業後

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by 杉村光俊  at 11:03 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

何とか年越し

 半ばあきらめていた年越し赤トンボ。穏やかな晴天に恵まれた元旦、ヒメアカネとキトンボ各1オスの健在を確認することができました。ただ、いずれも老熟が進んでいるので、ご長寿記録の更新は無理でしょう。

  IMG_6258ヒメアカネ♂2025・1・1 IMG_6240ヒメアカネ♂2025・1・1 IMG_6278キトンボ♂2025・1・1
         ヒメアカネ♂         キトンボ♂

  IMG_5846コバネイナゴ♂2024・12・26 IMG_5927アオサギ2024・12・27 IMG_6077ツマグロキチョウ2024・12・31
  コバネイナゴ(26日)アオサギ(27日) ツマグロキチョウ(31日) 

 来シーズン(と言っても、もう2か月ちょっとで開幕ですが…)に向けての整備作業は、イノシシ被害が深刻化してきた駐車場前水路の補修と防獣柵の設置および、草原化著しい中央の湿地保護区再生に取り組んでいますが、こちらは小休止してスイレンの間引き作業に取り掛かりたいと思います。

  IMG_5879イノシシ荒らし補修&柵設置2024・12・27トンボ王国パーキング前水路 IMG_5937イノシシ荒らし補修&柵設置2024・12・27トンボ王国パーキング前水路 IMG_5939イノシシ荒らし補修&柵設置2024・12・27トンボ王国パーキング前水路
           駐車場前水路の補修(27日)

  IMG_5836深み作り2024・12・26トンボ王国中央湿地保護区 IMG_6019深み作り2024・12・29トンボ王国中央水田様湿地保護区 IMG_6026深み作り2024・12・29トンボ王国中央水田様湿地保護区
         中央湿地保護区の最整備(26~29日)

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by 杉村光俊  at 11:21 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

クリスマス越え

 毎朝、氷が張るようになったトンボ王国。それでもノジギクとツワブキは、まだそれなりに花見が楽しめます。

  IMG_5422結氷2024・12・20トンボ王国あきついお玄関 IMG_5584ノジギク2024・12・22 IMG_5681ツワブキ2024・12・23
    結氷     中庭ビオトープのノジギク  ツワブキ

 肝心のトンボは、秋抜きの冬本番ということで一気に数少なくなってしまいました。正直、近年は普通になった年越し赤トンボも危うい感じです。とりあえず、25日にはアキアカネとキトンボがオス1頭ずつ、ヒメアカネはオス2頭の健在が確認できました。ただ、23日にオス1頭を確認していたマユタテアカネは再発見できませんでした。また、21日に見付けたオオアオイトトンボのオスを当地での終見記録と思い回収してきたところ、実は1986年とタイ記録でした。仕方なく室内保管で観察を続けていたところ、24日まで生きていました。屋外でも22日までは大丈夫だったかもしれません。

  IMG_5770アキアカネ♂2024・12・25 IMG_5785キトンボ♂2024・12・25 IMG_5828ヒメアカネ♂2024・12・25

   アキアカネ♂     キトンボ♂     ヒメアカネ♂

  IMG_5530オオアオイトトンボ老熟♂2024・12・21 IMG_5697オオアオイトトンボ老熟♂2024・12・23 IMG_5732ヒメアカネほか生息地2024・12・24
 オオアオイトトンボ♂(発見時)同(23日撮影)ヒメアカネの放棄田 

 整備作業は、草原化が進みトンボ類の生息には適さなくなった谷中央部の湿地保護区再生に汗を流しています。辛うじて水が溜まっている場所で、コガタノゲンゴロウを見付けました。

  IMG_5586深み作り2024・12・22トンボ王国中央湿地保護区 IMG_5592深み作り2024・12・23トンボ王国中央湿地保護区 IMG_5756深み作り2024・12・25トンボ王国中央湿地保護区
 湿地の再生作業12月22日 同 23日      同25日

  IMG_5762コガタノゲンゴロウ2024・12・25 IMG_5798ツマグロキチョウ2024・12・25 239A3465カワムツ幼魚2024・12・23
  コガタノゲンゴロウ  ツマグロキチョウ  カワムツ幼魚

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by 杉村光俊  at 10:20 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

急転直下の冬到来

 少し前まで暑い、暑いと言っていたら、先日から暦通りの寒さがやってきました。それでもまだ、トンボ王国の紅葉狩りは健在です。

  IMG_5134イロハモミジ紅葉2024・12・12トンボ王国 IMG_5138イロハモミジ紅葉2024・12・12トンボ王国 IMG_5183ドウダンツツジ紅葉2024・12・13トンボ王国
     学遊館玄関前のイロハモミジ   保護区内のドウダンツツジ

 ただ、今シーズンの本格的赤トンボ撮りは今月1日、トンボ王国内でのヒメアカネ単独産卵と翌2日、松山市でのタイリクアカネ交尾をもって「強制終了」させられてしまったようです。

  IMG_4472ヒメアカネ単独産卵2024・12・1トンボ王国 IMG_4468ヒメアカネ単独産卵2024・12・1トンボ王国 IMG_4551タイリクアカネ交尾2024・12・2愛媛県松山市
      ヒメアカネ単独挿泥産卵      タイリクアカネ交尾
  
 トンボ王国の赤トンボたちもあっという間にその数を減じ、残るはいつもの寒さに強い4強だけなってしまいましたが、そんな中で16日、作業中の水辺にアオモンイトトンボがひょっこりと現れ驚きました。トンボ王国の歴史上、アオモンイトトンボを12月に見たことがなかったからです。しかも、もう師走半ば、これも温暖化進行の証なのでしょうか…

  IMG_5167アキアカネ♂2024・12・12トンボ王国 IMG_4799キトンボ♂2024・12・7トンボ王国 IMG_5294アオモンイトトンボ同色型♀2024・12・16
   アキアカネ♂     キトンボ♂   アオモンイトトンボ同色♀ 

 なお、整備作業は湿地保護区の除草と「深み」作りに文字通り、汗を流しています。

  IMG_5099深み作り②2024・12・11トンボ王国 IMG_5129深み作り③2024・12・11トンボ王国 IMG_5157深み作り2024・12・12トンボ王国
    モートンイトトンボ保護区の深み作り   進捗状況

 トンボ外の昆虫の姿もめっきり数少なくなった園内では、いやに人慣れしたダイサギがエサを求めて歩き回っています。

  IMG_5201ツマグロヒョウモン♀2024・12・13トンボ王国 IMG_5305ハネナガヒシバッタ2024・12・16トンボ王国 IMG_4644ダイサギ捕食2024・12・5トンボ王国
  ツマグロヒョウモン♀ ハネナガヒシバッタ 人懐っこいダイサギ

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by 杉村光俊  at 18:40 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

いきなり冬の気配

サザンカが咲き始めたトンボ王国。

   IMG_4248サザンカ2024・11・28 IMG_4207ベニシジミ2024・11・27 IMG_3391ハナダカアブ吸蜜&リュウノウギク2024・11・18
   八重咲サザンカ  ベニシジミ&ツワブキ  リュウノウギク

 涼しくなったので?来シーズンに向けた保護区のリフォーム作業も力が入ってきました。効果的ということが判明したので、湿地保護区の除草に合わせ水路状の深みも延長しています。また、イノシシ被害で川幅が狭くなってしまった池田川の補修も進めています。これで減少傾向のセスジイトトンボやキイロサナエ等、流水性種が増加してくれることを期待しています。

  IMG_2823除草作業2024・11・12トンボ王国右手湿地保護区 IMG_4288除草終了2024・11・29 IMG_4080深み作り2024・11・24
 除草作業中の湿地保護区  作業終了      新設の深み

  IMG_2819池田川改修2024・11・11トンボ王国 IMG_3291池田川改修2024・11・16 IMG_3592池田川改修2024・11・19
  池田川 11月11日   同 16日      同 19日  

 さて、一週間ほど前まで暑さが残り、トンボの動きも1ヶ月以上遅れと油断していましたが季節はやはり初冬で、赤トンボの仲間もめっきり数少なくなってきました。今シーズン、まだまともな撮影ができていない種の産卵を大慌てて狙っています。まず、トンボ王国ではヒメアカネと、まだ交尾が撮れていなかったオオアオイトトンボの産卵も念押し撮影しました。

  IMG_2548ヒメアカネ交尾2024・11・9 IMG_2596ヒメアカネ♀単独産卵2024・11・9トンボ王国 IMG_2556ヒメアカネ♂産卵警護飛翔2024・11・9 
   ヒメアカネ交尾   同 単独挿泥産卵  同 ♂産卵警護飛翔

  IMG_3056オオアオイトトンボ交尾2024・11・13 IMG_3178オオアオイトトンボ連結産卵2024・11・13 IMG_3159オオアオイトトンボ連結産卵2024・11・13
 オオアオイトトンボ交尾       同 連結産卵

その他、最近トンボ王国内で観察できたトンボほかです。

  IMG_2892アキアカネ♂2024・11・12 IMG_3361コノシメトンボ♂2024・11・17 IMG_2943キトンボ♂2024・11・9
   アキアカネ♂    コノシメトンボ♂   キトンボ♂

  IMG_3191キタキチョウ吸蜜&コウヤボウキ2024・11・14 IMG_3015クロマダラソテツシジミ吸蜜&コウヤボウキ2024・11・13 IMG_3014ツマグロキチョウ2024・11・13
キタキチョウ&コウヤボウキ クロマダラソテツシジミ ツマグロキチョウ

  IMG_3240イチモンジセセリ吸蜜&サツキ2024・11・14 IMG_3580コガタノゲンゴロウ2024・11・19 IMG_3559テナガエビ2024・11・19
   季節外れのサツキ  コガタノゲンゴロウ  テナガエビ
  
 今シーズン、激減模様のアキアカネは、やっぱり四万十川のトンボ池で。

  IMG_4161アキアカネ♂2024・11・25 IMG_3973アキアカネ交尾2024・11・24 IMG_4142アキアカネ連結産卵2021・11・25
  アキアカネ♂探雌飛翔  同 交尾      同 連結産卵
  
 日高村で一通り撮れていましたが、行きつけの土佐清水市の水路でミヤマアカネを追加撮影。

  IMG_2776ミヤマアカネ交尾2024・11・11 IMG_2965ミヤマアカネ連結産卵2024・11・13 IMG_2707マユタテアカネ連結打水産卵2024・11・11
   ミヤマアカネ交尾  同 連結産卵   マユタテアカネ連結産卵

 さらに、三原村と四万十市内の田んぼでコノシメトンボとマイコアカネを撮影しましたが、両者とも、かなり老熟が進んでいました。

  IMG_3764コノシメトンボ連結産卵2024・11・21 IMG_3888マイコアカネ交尾2024・11・22 IMG_3858マイコアカネ連結産卵2024・11・22
 コノシメトンボ連結産卵  マイコアカネ交尾  同 連結産卵

 これから、トンボ王国のキトンボと、愛媛県のタイリクアカネ位は狙えそうですが、温暖化の進行に伴う気まぐれ天気に振り回されそうです。もちろん、見られなくなるよりはマシですが。

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by 杉村光俊  at 11:06 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

真夏のような秋

 まだスイレンが咲き続けているトンボ王国。10月23日までチョウトンボが産卵していました。

  IMG_0873スイレン2024・10・19 IMG_1244ツワブキ2024・10・24 IMG_2118ホシホウジャク吸蜜&ヨシノアザミ2024・115
   温帯スイレン    ツワブキ   ホシホウジャク&ヨシノアザミ

  IMG_1127チョウトンボ産卵2024・10・23 IMG_1231ナツアカネ♂2024・10・23 IMG_0862ナツアカネ♀2024・10・19
   チョウトンボ産卵  ナツアカネ♂     同 ♀

  IMG_1897コフキヒメイトトンボ2024・11・2 IMG_1261アジアイトトンボ老熟♀2024・10・25 IMG_1797アオモンイトトンボ交尾2024・10・31
コフキヒメイトトンボ老熟♂アジアイトトンボ老熟♀アオモンイトトンボ交尾

  IMG_1393キタキチョウ交尾2024・10・27 IMG_1451キビタキ♂2024・10・27 IMG_1341ダイサギ2024・10・27
   キタキチョウ交尾  キビタキ       ダイサギ

 湿地保護区の本格的リフォームに入っています。

  IMG_1517湿地保護区リフォーム2024・10・28 IMG_1519湿地保護区リフォーム2024・10・28 IMG_2113深み作り2024・11・5
            いずれも除草と深み作り  

 ようやく、しのぎ易い気候になってきましたが、来週にはまた暑さが戻って来るようです。
この異常な暑さで、例年なら10月中旬には本格化するアキアカネとマイコアカネの産卵が撮れていません。撮影スタジオの四万十川トンボ池では、まだノシメトンボやリスアカネの産卵を追いかけている状況です。さすがにタイワンウチワヤンマは11月に入ってからは姿が見られなくなりましたが…

  IMG_1020タイワンウチワヤンマ♂2024・10・20 IMG_1845ノシメトンボ連結産卵2024・10・31 IMG_1299リスアカネ連結産卵2024・10・25
 タイワンウチワヤンマ♂ ノシメトンボ連結産卵 リスアカネ連結産卵

 去る11月3日、ミヤマアカネの産卵狙いで日高村へ。これは大当たりでした。

  IMG_2070ミヤマアカネ♂&連結2024・11・3 IMG_1992ミヤマアカネ交尾2024・11・3日高村 IMG_2010ミヤマアカネ連結産卵2024・11・3日高村
  ミヤマアカネ連結&♂  同 交尾      同 連結産卵
  
 ただ、ネキトンボは暑い暑いと言っている内にタイミングを外してしまった感じです。11月8日に宿毛市の産地に行ってみましたがオスが1頭見られただけ、水辺は夏のトンボばかりでした。

  IMG_2457ギンヤンマ交尾2024・11・8 IMG_2409ベニトンボ交尾解消2024・11・8 IMG_2443ハネビロトンボ♂2024・11・8
   ギンヤンマ交尾   ベニトンボ交尾終了  ハネビロトンボ♂

 11月7日は土佐清水市の川で久々に魚の水中撮影をしてきました。ここもまだ真夏のような光景でした。

  239A2638ゴマフエダイ2024・11・7 239A2621ユゴイ2024・11・7 239A2656ボウズハゼ2024・11・7貝ノ川貝ノ川
   ゴマフエダイ     ユゴイ       ボウズハゼ

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by 杉村光俊  at 17:25 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

暑過ぎ

 ミゾソバやツリフネソウが見頃を迎えたトンボ王国。

  IMG_9270ツユクサ2024・10・10 IMG_9367ミゾソバ2024・10・11 IMG_9224ホシホウジャク2024・10・9補正
   ツユクサ       ミゾソバ  ツリフネソウ&ホシホウジャク

 未だに真夏のような暑さが続いていますが、時期になったので来シーズンに向けた整備作業を始めています。

  IMG_8620水田様湿地保護区2024・10・4 IMG_0393池田川改修2024・10・14 IMG_0396池田川改修2024・10・14
  除草後の湿地保護区       池田川のリフォーム

 復活水田も関係しているのか、マコモを刈り取ったトンボ池で連日、ナツアカネの産卵が見られるようになりました。オマケに19年振り3例目となるアオビタイトンボも!
  IMG_9284ナツアカネ交尾2024・10・10 IMG_0352ナツアカネ連結産卵2024・10・13補正 IMG_0524ナツアカネ単独産卵2024・10・15
   ナツアカネ交尾   同 連結打空産卵  同 単独停止飛翔産卵

  IMG_0705ショウブ池2024・10・16 IMG_0723アオビタイトンボ♂2024・10・16 IMG_0741アオビタイトンボ♂2024・10・16
   ショウブ池          アオビタイトンボ♂

 キトンボも10頭ほど見られるようになりましたが、まだチョウトンボやコフキトンボなどが複数見られるなど、季節の推移は一月ほど遅れているように感じます。

  IMG_9634キトンボ♂2024・10・11 IMG_9662ナツアカネ♂2024・10・11 IMG_0458オオアオイトトンボ連結産卵2024・10・14
   キトンボ♂     ナツアカネ♂  オオアオイトトンボ連結産卵

  IMG_9266キイトトンボ♂2024・10・10 IMG_0385チョウトンボ♂2024・10・14 IMG_9672コフキトンボ♀2024・10・11
   キイトトンボ♂   チョウトンボ♂    コフキトンボ♀

  IMG_8614オオイトトンボ夏期型♂2024・10・4補正 IMG_9092アジアイトトンボ♂2024・10・9トリ IMG_0391オンブバッタ改修2024・10・14
   オオイトトンボ♂  アジアイトトンボ♂  オンブバッタ

 四万十川のトンボ池はノシメトンボの産卵が最盛期、アオイトトンボも日によって複数カップルの産卵が見られます。

  IMG_9611ノシメトンボ交尾2024・10・11トリ IMG_9528ノシメトンボ連結産卵2024・10・11 IMG_9611ノシメトンボ交尾2024・10・11トリ
   ノシメトンボ交尾  同 連結打空産卵   リスアカネ交尾

  IMG_8812アオイトトンボ連結産卵2024・10・6補正 IMG_9397ウスバキトンボ連結産卵2024・10・11 IMG_9166コノシメトンボ♂2024・10・9
 アオイトトンボ連結産卵 ウスバキトンボ連結産卵 コノシメトンボ♂

 去る12日、愛媛県でナニワトンボの産卵など撮ってきました。

  IMG_0083ナニワトンボ交尾2024・10・12北谷池 IMG_0099ナニワトンボ産卵前交尾飛翔2024・10・12トリ IMG_9892ナニワトンボ連結打空産卵2024・10・12北谷池
   ナニワトンボ交尾  同 産卵前交尾飛翔  同 連結打空産卵

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by 杉村光俊  at 16:38 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

お蔭様で今シーズンも60種

 命の危険を感じるほどではなくなってきたものの、10月入りしたと思えない暑さが続いています。それでも、夏のトンボは数少なくなり、水辺には秋の赤トンボの姿が目立つようになってきました。

  IMG_8298ヒガンバナ2024・10・1 IMG_8499ツリフネソウ2024・10・3 IMG_7038ウスバキトンボ群飛2024・9・20
   ヒガンバナ     ツリフネソウ   ウスバキトンボ摂食群飛

  IMG_8019モノサシトンボ♀2024・9・28 IMG_8608オオイトトンボ♂2024・10・3 IMG_8433コフキトンボ♀2024・10・2
   モノサシトンボ♀   オオイトトンボ♂   コフキトンボ♀

  IMG_7900ヒメアカネ♂2024・9・27 IMG_8045マイコアカネ♂2024・9・28 IMG_8503アキアカネ♀2024・10・3
   ヒメアカネ♂     マイコアカネ♂    アキアカネ♀

 さて、2005年から続いているトンボ王国1シーズン60種以上のトンボ類確認ですが、本日午後、除草作業中の水田様湿地保護区で今シーズン60種目となるアオイトトンボ2オスの帰還を確認しました。今後、まだ当地での定着は確認できていませんが、ネキトンボやハネビロトンボなども見つかると思います。

  IMG_8611中央湿地保護区2024・10・3 IMG_8593アオイトトンボ♂2024・10・3 IMG_7738ノシメトンボ♂2024・9・28 
   水田様湿地保護区   アオイトトンボ♂   ノシメトンボ♂

 ただ、館周辺はベニトンボだらけで温暖化の進行を感じずにはいられません。

  IMG_7797ベニトンボ♂2024・9・27 IMG_7835ベニトンボ♂2024・9・27 IMG_7867ベニトンボ♀2024・9・28
         ベニトンボ♂         同 ♀

 作業中、体色がオレンジのミナミメダカが複数生まれていることに気付きました。次世代もオレンジ色になるのか気になったので、一部を捕獲し学遊館のさかな館で飼育展示しています。まだ小さいので、結果は来春に判明すると思います。

  IMG_8289色素欠乏メダカ&ノーマル・メダカ2024・10・1 IMG_7702リュウキュウムラサキ♂2024・9・27 IMG_7091カナヘビ2024・9・20
 色変わりミナミメダカ リュウキュウムラサキ  カナヘビ

 先月28日と29日は四万十川河川敷のトンボ池周辺も除草作業してきました。すると早速ノシメトンボやネキトンボなどが活動を始めました。

  IMG_7958除草作業2024・9・28 IMG_8112ネキトンボ♂2024・9・30 IMG_8136ギンヤンマ諍い20249・30
   除草風景      ネキトンボ♂   ギンヤンマ2♂の♀争奪戦

  IMG_8450ノシメトンボ連結産卵2024・10・2 IMG_8465ノシメトンボ遊離性静止産卵2024・10・2 IMG_8451ノシメトンボ単独産卵2024・10・2
ノシメトンボ連結打空産卵 同 連結遊離性静止産卵 同 単独停止飛翔産卵

 上記に先立つ、先月22日と26日の2回、愛媛県のオオルリボシヤンマを見てきましたが、両日とも高山とは思えない暑さで、本種を含めトンボ類は全般に少なめでした。これが、暑さのせいだけだったらいいのですが…

  IMG_7225オオルリ♂探雌パトロール2024・9・22 IMG_7642オオルリボシヤンマ産卵2024・9・26 IMG_7491オオルリボシヤンマ交尾2024・9・26
オオルリボシヤンマ♂探雌飛翔 同 黄緑色型♀産卵 同 青色型♀交尾

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by 杉村光俊  at 17:04 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

猛暑続く

 暦上は9月半ばですが、まだ猛暑が続いています。今夏は、熱中症を警戒しつつの撮影を余儀なくされていたため、大人しい画像のオンパレードです。しかも、先の迷走台風10号通過後、大形ヤンマは一気に姿を消してしまいました。

  IMG_4259タイワンウチワヤンマ♂2024・8・22 IMG_4388オオヤマトンボ♂2024・8・24 IMG_3997ヒクイナ2024・8・21
 タイワンウチワヤンマ♂ オオヤマトンボ♂   ヒクイナ

  IMG_4737チョウトンボ♂2024・8・27 IMG_4756チョウトンボ交尾2024・8・27 IMG_4404キイトトンボ交尾2024・8・24
   チョウトンボ♂    同 交尾      キイトトンボ交尾

  IMG_5119ベニイトトンボ交尾2024・9・2 IMG_4422ギンヤンマ♂2024・8・24 IMG_4754ギンヤンマ連結産卵2024・8・27
  ベニイトトンボ交尾  ギンヤンマ♂     同 連結産卵

  IMG_4456ショウジョウトンボ未成熟♂2024・8・24 IMG_3961シュジョウトンボ未成熟♀2024・8・21 IMG_5393ベニトンボ未成熟♂2024・9・5
ショウジョウトンボ未成熟♂  同 未成熟♀   ベニトンボ未成熟♀

  IMG_5237ハグロトンボ♂2024・9・3 IMG_4007オオシオカラトンボ交尾2024・8・21 IMG_3822オオシオカラトンボ産卵2024・8・20
   ハグロトンボ♂  オオシオカラトンボ交尾 同 産卵

  IMG_5072オニヤンマ♂2024・9・2 IMG_4120オニヤンマ産卵2024・8・22 IMG_3842ドジョウ2024・8・20
   オニヤンマ♂     同 産卵      ドジョウ

  IMG_4602ミルンヤンマ♂2024・8・25 IMG_4555ミルンヤンマ♂2024・8・25 IMG_4977ネアカヨシヤンマ♀2024・8・31
         ミルンヤンマ♂       ネアカヨシヤンマ♂

  IMG_5066コシボソヤンマ♀2024・9・2 IMG_4330ヤブヤンマ♀2024・8・23 IMG_5307カトリヤンマ♂2024・9・4
   コシボソヤンマ♀   ヤブヤンマ♀    カトリヤンマ♂

  IMG_4174ツクツクボウシ2024・8・22 IMG_5416ニホンアカガエル2024・9・5 IMG_4171ヤマガラ2024・8・22
   ツクツクボウシ♂   ニホンアカガエル  ヤマガラ
  
 残(猛)暑の中、秋の赤トンボがポツポツと活動を始めています。冬の深み作りが功を奏し、湿地保護区でリスアカネが劇的に増加しました。なお、現時点で今シーズンのトンボ王国内確認種は57で、2005年から続く年間60種確認も視野に入ってきました。残るアオイト、タカネ、ネキの確認が待たれます。

  IMG_4653ノシメトンボ半成熟♂2024・8・26 IMG_4692マユタテアカネ半成熟♂2024・8・26 IMG_4866マイコアカネ♂2024・8・27
  ノシメトンボ半成熟♂  マユタテアカネ♂  マイコアカネ♂ 

  IMG_5847リスアカネ♂2024・9・8 IMG_5201リスアカネ単独産卵2024・9・3 IMG_4361シュレーゲルアオガエル2024・8・23
   リスアカネ♂    同 単独産卵   シュレーゲルアオガエル

  IMG_4632コフキトンボ♀黄昏摂食飛翔2024・8・25 IMG_5225シオカラトンボ♀捕殺2024・9・3 IMG_5057クマゼミ死骸2024・9・1
コフキトンボ♀黄昏摂食飛翔 シオカラトンボ捕殺 クマゼミ死骸

 とはいえ、この時期の四万十地方はトンボ撮りの中休みなので7日と14日、徳島県にミヤマサナエなど見に行ってきました。現地でお世話になったY田さんとH川さんに厚く御礼申し上げます。

  IMG_5483ナゴヤサナエ♂2024・9・7 IMG_6231ミヤマサナエ♂2024・9・14補正 IMG_6350タカネトンボ♂2024・9・14縮小
   ナゴヤサナエ♂    ミヤマサナエ♂    タカネトンボ♂

  IMG_5499タカネトンボ産卵2024・9・7補正 IMG_6309ルリボシヤンマ♂2024・9・14補正 IMG_6387ルリボシヤンマ産卵2024・9・14縮小
   タカネトンボ産卵  ルリボシヤンマ♂   同 産卵  

 それにしても、猛暑のみならず南海トラフ巨大地震注意報発令に加え迷走台風による交通網の乱れなどで、書き入れ時のトンボ王国はメロメロでした。保護区の整備費確保に係わる「四万十川学遊館あきついお」入館者数は過去最低を記録してしまった半面、事務所のクーラー使用を控えるなど昨夏より使用量を落とした電気使用料は、値上げで過去最高額を請求されており、まさに「泣きっ面にハチ」。そこで、トンボ王国史上初めて、赤トンボをテーマとする秋イベントを実施することになり、目下その準備に追われています。開催の暁には多くのご支援、ご来館を宜しくお願いします。

画像はすべて、クリックすると拡大します。
by 杉村光俊  at 16:45 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

恵みの雨

 19日、ほぼ3週間振りでまとまった雨が降ったトンボ王国。「時すでに遅し」の池もいくつかありましたが、お蔭で保護区内は全て満水状態となりました。

  IMG_3465館前トンボ池2024・8・16 IMG_3468館裏アサザ池204・8・16 IMG_3799満水2024・8・19
  渇水のトンボ池8月16日  同 8月16日  満水のトンボ池8月19日

 この間、猛暑と乾燥で日中のヤンマ類は林縁から林内へと移動、黄昏飛翔も谷奥から出て来なくなるなど、散々でした。そのようなことで、命に関わる大変な暑さの中で行動したにも関わらず集中力に欠け、不朽の名作的生態写真は得られていません。

  IMG_3014ハナショウブ池2024・8・14 IMG_2317ショウジョウトンボ♂2024・8・10 IMG_2235チョウトンボ産卵2024・8・9
   ハナショウブ池  ショウジョウトンボ♂  チョウトンボ産卵

  IMG_1485オオヤマトンボ♂2024・8・5 IMG_3008タイワンウチワヤンマ♂2024・8・14 IMG_3755タイワンウチワヤンマ黒化型♂2024・8・18
   オオヤマトンボ♂  タイワンウチワヤンマ♂ 同 黒化型♂

  IMG_2969ウスバキトンボ交尾飛翔2024・8・14 IMG_3004ウスバキトンボ連結産卵2024・8・14 IMG_3272オニヤンマ産卵2024・8・15
  ウスバキトンボ交尾   同 連結産卵    オニヤンマ産卵

  IMG_2715アジアイトトンボ♀2024・8・12 IMG_1673コフキトンボ♂争い2024・8・6 IMG_2708チャワンバス2024・8・12
  アジアイトトンボ♀  コフキトンボ♂争い  チャワンバス

  IMG_3697コオニヤンマ♀2024・8・17 IMG_3692オニヤンマ♀2024・8・17 IMG_3656ネアカヨシヤンマ♂2024・8・17
   コオニヤンマ♀    オニヤンマ♀    ネアカヨシヤンマ♂

  IMG_3448ミルンヤンマ♂2024・8・15 IMG_2741ミルンヤンマ未成熟♀2024・8・12 IMG_2905マユタテアカネ翅端斑型未成熟♀2024・8・13
   ミルンヤンマ♂    同 未成熟♀   マユタテアカネ翅端斑♀

  IMG_2204マユタテアカネ♂2024・8・9 IMG_3048オオアオイトトンボ半成熟♂2024・8・14 IMG_2757オオアオイトトンボ半成熟♀2024・8・12
   マユタテアカネ♂ オオアオイトトンボ半成熟♂  同 ♀

  IMG_3675リスアカネ♂2024・7・17 IMG_3541オオシオカラトンボ産卵2024・8・16 IMG_1453シオカラトンボ♂捕食2024・8・5
   リスアカネ♂  オオシオカラトンボ産卵 シオカラトンボ♂捕食

  IMG_2143オオトモエ2024・8・8 IMG_3095クサカゲロウ2024・8・14 IMG_2494ハラビロカマキリ2024・8・11
   オオトモエ     クサカゲロウ    ハラビロカマキリ幼虫

  IMG_3386リーブスクサガメ2024・8・15 IMG_2462ヒクイナ2024・8・11 IMG_3039タヌキ2024・8・14
   リーブスクサガメ   ヒクイナ      ホンドタヌキ

  IMG_3122ネアカヨシヤンマ♀黄昏摂食飛翔2024・8・15 IMG_3795ミルンヤンマ未成熟♀黄昏摂食飛翔2024・8・18 IMG_2057ヤンマ科黄昏摂食群飛2024・8・7
ネアカヨシヤンマ♀黄昏飛翔 ミルンヤンマ未成熟♀ ヤンマ類の黄昏群飛

 周辺の河川もあちらこちらで瀨切れが見受けられる状況となり、今が旬のオナガサナエも決定的産卵シーンは撮れないまま。水位は回復したものの、暑さはまだまだ続きそうで、この先も思いやられます。

   IMG_1947オナガサナエ♂2024・8・7 IMG_2251オナガサナエ産卵飛翔2024・8・9 IMG_1923ミヤマアカネ未成熟♂2024・8・7
    オナガサナエ♂    同 ♀産卵飛翔  ミヤマアカネ未成熟♂

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by 杉村光俊  at 17:01 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
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催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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