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お蔭様で今シーズンも60種

 命の危険を感じるほどではなくなってきたものの、10月入りしたと思えない暑さが続いています。それでも、夏のトンボは数少なくなり、水辺には秋の赤トンボの姿が目立つようになってきました。

  IMG_8298ヒガンバナ2024・10・1 IMG_8499ツリフネソウ2024・10・3 IMG_7038ウスバキトンボ群飛2024・9・20
   ヒガンバナ     ツリフネソウ   ウスバキトンボ摂食群飛

  IMG_8019モノサシトンボ♀2024・9・28 IMG_8608オオイトトンボ♂2024・10・3 IMG_8433コフキトンボ♀2024・10・2
   モノサシトンボ♀   オオイトトンボ♂   コフキトンボ♀

  IMG_7900ヒメアカネ♂2024・9・27 IMG_8045マイコアカネ♂2024・9・28 IMG_8503アキアカネ♀2024・10・3
   ヒメアカネ♂     マイコアカネ♂    アキアカネ♀

 さて、2005年から続いているトンボ王国1シーズン60種以上のトンボ類確認ですが、本日午後、除草作業中の水田様湿地保護区で今シーズン60種目となるアオイトトンボ2オスの帰還を確認しました。今後、まだ当地での定着は確認できていませんが、ネキトンボやハネビロトンボなども見つかると思います。

  IMG_8611中央湿地保護区2024・10・3 IMG_8593アオイトトンボ♂2024・10・3 IMG_7738ノシメトンボ♂2024・9・28 
   水田様湿地保護区   アオイトトンボ♂   ノシメトンボ♂

 ただ、館周辺はベニトンボだらけで温暖化の進行を感じずにはいられません。

  IMG_7797ベニトンボ♂2024・9・27 IMG_7835ベニトンボ♂2024・9・27 IMG_7867ベニトンボ♀2024・9・28
         ベニトンボ♂         同 ♀

 作業中、体色がオレンジのミナミメダカが複数生まれていることに気付きました。次世代もオレンジ色になるのか気になったので、一部を捕獲し学遊館のさかな館で飼育展示しています。まだ小さいので、結果は来春に判明すると思います。

  IMG_8289色素欠乏メダカ&ノーマル・メダカ2024・10・1 IMG_7702リュウキュウムラサキ♂2024・9・27 IMG_7091カナヘビ2024・9・20
 色変わりミナミメダカ リュウキュウムラサキ  カナヘビ

 先月28日と29日は四万十川河川敷のトンボ池周辺も除草作業してきました。すると早速ノシメトンボやネキトンボなどが活動を始めました。

  IMG_7958除草作業2024・9・28 IMG_8112ネキトンボ♂2024・9・30 IMG_8136ギンヤンマ諍い20249・30
   除草風景      ネキトンボ♂   ギンヤンマ2♂の♀争奪戦

  IMG_8450ノシメトンボ連結産卵2024・10・2 IMG_8465ノシメトンボ遊離性静止産卵2024・10・2 IMG_8451ノシメトンボ単独産卵2024・10・2
ノシメトンボ連結打空産卵 同 連結遊離性静止産卵 同 単独停止飛翔産卵

 上記に先立つ、先月22日と26日の2回、愛媛県のオオルリボシヤンマを見てきましたが、両日とも高山とは思えない暑さで、本種を含めトンボ類は全般に少なめでした。これが、暑さのせいだけだったらいいのですが…

  IMG_7225オオルリ♂探雌パトロール2024・9・22 IMG_7642オオルリボシヤンマ産卵2024・9・26 IMG_7491オオルリボシヤンマ交尾2024・9・26
オオルリボシヤンマ♂探雌飛翔 同 黄緑色型♀産卵 同 青色型♀交尾

 画像はすべて、クリックすると拡大します。




  
by 杉村光俊  at 17:04 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
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催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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