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脇役が主役になれる日

  人気のハナショウブが見頃を迎えたトンボ王国。31日は、ちょっとした出店やミニ・イベントが嬉しい「ハナショウブまつり」が開催されます。このハナショウブ、トンボ王国の入口に建つ「四万十川学遊館あきついお」の存続に人生をかけている?公益社団法人トンボと自然を考える会のスタッフが丹精込めて育てているものです。主に展示されているのは昆虫と魚ですが、また来年もハナショウブを観賞したいと思われたなら、入館料は寄付金のつもりでご入館願いたいものです。といっても、展示内容は決して半端ではありません。しかも、なぜか当日の入館料は50%OFF!

   _Q4A6830ハナショウブ2014・5・29トンボ王国  _Q4A6677ハナショウブ2014・5・27トンボ王国  _Q4A6832ハナショウブ2014・5・29トンボ王国
            見ごろを迎えたトンボ王国のハナショウブ

 もちろん、トンボの多さはピカ一のトンボ王国。ハナショウブやスイレンなど美しい花々の傍らで活動しているトンボたちの姿もお見逃しなく。5月下旬から6月上旬は春のトンボと夏のトンボが混在する、1年中で一番トンボの種類が多い時期で、じっくり探せば30種以上見られるはずです。

_Q4A6411コフキヒメイトトンボ♂+ピンク・スイレン2014・5・24トンボ王国 _Q4A6407コフキヒメイトトンボ♂+ピンク・スイレン2014・5・24トンボ王国 _Q4A6575コフキヒメイトトンボ交尾2014・5・25トンボ王国 _Q4A6399コフキヒメイトトンボ♂♀2014・5・24トンボ王国
     コフキヒメイトトンボ♂+スイレン     同 交尾   同 ♂♀ 
    
_Q4A6259ハラビロトンボ♂争い2014・5・23トンボ王国 _Q4A6267ヨツボシトンボ産卵2014・5・23トンボ王国 _Q4A6282シオヤトンボ交尾+園芸スイレン2014・5・23トンボ王国 _Q4A6289シオヤトンボ交尾2014・5・23トンボ王国
ハラビロトンボ♂争い   ヨツボシトンボ産卵     シオヤトンボ交尾

_Q4A6534オオシオカラトンボ♀羽化2014・5・25トンボ王国 _Q4A6336モートンイトトンボ♂2014・5・23トンボ王国 _Q4A6334モートンイトトンボ産卵2014・5・23トンボ王国 _Q4A6313モノサシトンボ連結産卵+ヒメコウホネ2014・5・23トンボ王国
オオシオカラトンボ♀羽化  モートンイトトンボ♂  同 産卵  モノサシトンボ産卵

_Q4A6327モノサシトンボ連結産卵+ヒメコウホネ2014・5・23トンボ王国 _Q4A6632チョウトンボ♂羽化2014・5・26トンボ王国あきついお中庭ビオトープ _Q4A6581クロスジギンヤンマ産卵2014・5・25トンボ王国 _Q4A6685サラサヤンマ♂2014・5・27トンボ王国
クロイトトンボ♂ チョウトンボ♂羽化  クロスジギンヤンマ産卵 サラサヤナマ♂

   _Q4A6290キチョウ産卵2014・5・23トンボ王国  _Q4A6338シュレーゲルアオガエル2014・5・23トンボ王国  _Q4A6672ウツギ(ピンク)2014・5・27トンボ王国
    キチョウ産卵      シュレーゲルアオガエル   ピンクのウツギ

 トンボ王国外の水辺もトンボシーズン本番を迎えていますが、昨夏の大渇水も祟ってか、口鴨川のアオサナエも、足摺のミナミヤンマも個体数は多くなさそうです。

   _Q4A6454アオサナエ♂2014・5・24四万十市口鴨川  _Q4A6438アオサナエ♂2014・5・24四万十市口鴨川  _Q4A6572シコクトゲオトンボ生息地2014・5・25土佐清水市足摺半島臼碆
          口鴨川のアオサナエ♂            足摺半島の渓流

_Q4A6538ミナミヤンマ羽化殻2014・5・25土佐清水市足摺半島赤碆東 _Q4A6552シコクトゲオトンボ♀羽化羽化殻2014・5・25土佐清水市足摺半島臼碆 _Q4A6543シコクトゲオトンボ♂羽化2014・5・25土佐清水市足摺岬 _Q4A6567シコクトゲオトンボ♂2014・5・25土佐清水市足摺半島臼碆
 ミナミヤンマ羽化殻  シコクトゲオトンボ♀羽化  同 ♂羽化  同 成熟♂

 日高村のアオヤンマも、最盛期を迎えています。
   
    _Q4A6868アオヤンマ♂2014  _Q4A6865アオヤンマ連結2014  _Q4A6889アオヤンマ交尾2014
    アオヤンマ♂探雌飛翔    同 連結         同 交尾

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by 杉村光俊  at 17:18 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

キイロサナエも健在

 ハナショウブが一分咲きくらいになったトンボ王国。大雨後の21日、増水した水辺に少なくとも3頭以上のキイロサナエ♂が元気な姿を見せてくれました。これで、昨夏の大渇水による影響が懸念されていたトンボのうち、未確認種はウチワヤンマのみとなりました。
   _Q4A6065ハナショウブ池2014・5・22トンボ王国   _Q4A5994キイロサナエ♂2014・5・21トンボ王国  _Q4A5991キイロサナエ♂2014・5・21トンボ王国
    ハナショウブ池                キイロサナエ♂

 モートンイトトンボは産卵活動も確認、おまけに当地としては初めて、潜水産卵も撮影できました。

   _Q4A6107湿地保護区2014・5・22トンボ王国  _Q4A6023モートンイトトンボ産卵2014・5・21トンボ王国  _Q4A6027モートンイトトンボ潜水産卵2014・5・21トンボ王国
  モートンイトトンボ保護区   同 産卵          同 潜水産卵
   
 サラサヤンマなども普通に活動しています。

_Q4A5118サラサヤンマ♂2014・5・17トンボ王国 _Q4A5120サラサヤンマ♂2014・5・17トンボ王国 _Q4A6008サラサヤンマ産卵2014・5・21トンボ王国 _Q4A6002クロイトトンボ羽化後♂+ベニコウホネ2014・5・21トンボ王国
      サラサヤンマ♂なわばり飛翔       同 産卵     クロイト♂羽化   

   _Q4A6064コフキトンボ未熟♂2014・5・22トンボ王国  _Q4A6124ベニイトトンボ♂羽化2014・5・22トンボ王国  _Q4A6123ベニイトトンボ♀羽化2014・5・22トンボ王国
    コフキトンボ未熟♂    ベニイトトンボ♂羽化    同 ♀羽化

 一方、植物ではコモウセンゴケが大渇水の影響を受け、今シーズンに確認できたのは2株のみになっていますが、開花間近です。

_Q4A6013ウツボグサ2014・5・21トンボ王国 _Q4A6011コモウセンゴケ2014・5・21トンボ王国 _Q4A5938イシガケチョウ2014・5・21トンボ王国ロウ _Q4A6127オバボタル2014・5・22トンボ王国
 ウツボグサ     コモウセンゴケ イシガケチョウ     オバボタル

 四万十川ではヒメサナエの羽化が始まっていますが、ここでも昨年の大渇水の影響から幼虫の流下が少なかったようで、例年にない寂しさです。ただ、近くの川では、例年並みの羽化量で、アオサナエも水辺に戻ってきています。

   _Q4A5064ヒメサナエ♂羽化2014・5・17四万十市佐田四万十川  _Q4A5079ヒメサナエ♂羽化2014・5・17四万十市佐田四万十川  _Q4A5082アオサナエ♂2014・5・17四万十市口鴨川
             ヒメサナエ♂羽化            アオサナエ♂

 去る18日、地元のM・Tさんがどうしても見つけられないと嘆かれている?ホンサナエの生息確認で香川県に足を延ばしてきました。到着時、「晴れ」との予報に反しあいにくの曇り空。もちろん、ホンサナエは姿を見せず、たまたまトンボの撮影に来られていた地元のОさんと挨拶話。聞けば、本ブログの愛読者?で、最近ネーチャーフォト研究会入りされた愛媛県のTさんのお知り合いとのこと。そこで、近くのニホンカワトンボ多産地にご案内頂けることになりました。そこは正しく、ニホンカワトンボのお祭り会場。久しぶりに様々な生態を観察することができました。一瞬アサヒナカワトンボとの交雑に見えた個体は、当地方では珍しい橙色翅と無色透明翅との中間タイプでした。改めて、Оさんにお礼申し上げたいと思います。なお件のホンサナエですが、帰路、青空が広がってきたため念のためと思い所定の場所に戻ってみたところ、辛うじて老熟1♂を確認することができました。

_Q4A5316ニホンカワトンボ橙色翅♂2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川 _Q4A5283ニホンカワトンボ橙色翅♂2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川 _Q4A5232ニホンカワトンボ橙色翅♂2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川 _Q4A5229ニホンカワトンボ透明翅型♂2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川
         ニホンカワトンボ橙色翅型♂          同 無色透明翅型♂

_Q4A5290ニホンカワトンボ橙色翅♂争い2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川 _Q4A5332カワトンボ移精(橙色翅♂)2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川 _Q4A5340ニホンカワトンボ交尾(橙色翅♂)2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川 _Q4A5295ニホンカワトンボ交尾(橙色翅透明翅中間♂)2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川
橙翅♂争い      橙色翅型♂との移精と交尾          中間型♂との交尾

   _Q4A5346ニホンカワトンボ移精(透明翅♂)2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川  _Q4A5326ニホンカワトンボ交尾(透明翅♂)2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川  _Q4A5355ニホンカワトンボ産卵2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川
         無色透明翅♂との移精と交尾        産卵

   _Q4A5220ニホンカワトンボ橙色翅♂×アサヒナカワトンボ♀連結~交尾2014・5・18香川県綾川町小野田万ダム下田万川  _Q4A5366ホンサナエ♂2014・5・18香川県高松市塩江鮎滝  _Q4A5362ホンサナエ♂2014・5・18香川県高松市塩江鮎滝
 ニホンカワ♂×アサヒナカワ♀          ホンサナエ♂

 最後に、前回分からシーズンの割りにトンボ王国のトンボ画像が少なくなったのでは…と、感じておられるかもしれない愛読者の皆さんへ。実は、ネーチャーフォト研究会のメンバーで高知ケーブルテレビにお勤めのKさんの御尽力で、同社制作の番組Kochi on TVに「あきついお通信」なるコーナーを設けて頂けることになり、トンボ王国内では当面、動画撮影に重きを置かざるを得なくなりました。初回はオオイトトンボの潜水産卵やタベサナエの打空産卵が放送され、大変好評だったとのこと。次回放送では今回のブログに登場しているモートンイトトンボが潜水する瞬間や、サラサヤンマの産卵管アップの場面などが紹介される予定で、同番組は高知県内のほか四国内、および大阪府の主要なケーブルテレビでも放送されるとのことです。

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by 杉村光俊  at 18:18 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

いのち華やぐ

 初夏のトンボが活動期を迎えたトンボ王国では、夏のトンボの羽化も始まりました。

_Q4A4656サラサヤンマ♂なわばり2014・5・14トンボ王国 _Q4A4652サラサヤンマ♂なわばり2014・5・14トンボ王国 _Q4A4707コシアキトンボ♀羽化2014・5・15トンボ王国 _Q4A4699コシアキトンボ♀羽化2014・5・15トンボ王国
      サラサヤンマ♂なわばり飛翔         コシアキトンボ♀羽化

_Q4A4380タベサナエ交尾2014・5・13トンボ王国 _Q4A4420タベサナエ交尾2014・5・13トンボ王国 _Q4A4504コヤマトンボ♂2014・5・13トンボ王国 _Q4A4647アサザ2014・5・14トンボ王国
         タベサナエ交尾            コヤマトンボ♂     アサザ

_Q4A4508クロアゲハ吸水2014・5・13トンボ王国 _Q4A4631キンモンガ+マルバウツギ2014・5・14トンボ王国 _Q4A4404ゴマダラチョウ2014・5・13トンボ王国 _Q4A4659クロセセリ+カキツバタ2014・5・14トンボ王国
 クロアゲハ吸水   キンモンガ+マルバウツギ  ゴマダラチョウ   クロセセリ

 とんぼ館中庭ビオトープでも各種の園芸スイレンが見ごろを迎えています。

_Q4A4635園芸スイレン2014・5・14トンボ王国あきついお _Q4A4636園芸スイレン2014・5・14トンボ王国あきついお _Q4A4643園芸スイレン2014・5・14トンボ王国あきついお _Q4A4641園芸スイレン2014・5・14トンボ王国あきついお
 中庭ビオトープ       園芸スイレン(マンカラ・ウボンほか)+オゼコウホネ

12日の大雨の後、近くの本流(中筋川)から遡上してきた数十尾のコイが、冠水した休耕田で集団産卵を見せてくれました。

   _Q4A4350コイ産卵2014・5・13トンボ王国  _Q4A4471コイ産卵2014・5・13トンボ王国  _Q4A4495コイ産卵2014・5・13トンボ王国
                     コイの産卵

 訃報も一つ。館前庭の桜で子育てしていたコゲラの巣が、何者か(多分イタチ)によって破壊されてしまいました。これも自然界ならではの「命の攻防」なのでしょう。

   _Q4A4523コゲラ巣破壊2014・5・13トンボ王国  _Q4A4633クサガメ2014・5・14トンボ王国  _Q4A4347コガクウツギ2014・5・13トンボ王国
    コゲラ残酷物語…     穴あきクサガメ      コガクウツギ

 底が抜けてしまった、とんぼ館下トンボ池に水を溜めるべく、近くの建設会社から頂いた田泥で畔を新設しています。ここに一定量の水を溜めることができれば、見学に訪れた方たちが駐車場から数歩進むだけで、その目に多くのトンボが飛び込んでくるようになるはずですが…

   _Q4A4220土入れ2014・5・11トンボ王国  _Q4A4219土入れ2014・5・11トンボ王国  _Q4A4010土入れ2014・5・10トンボ王国
        干上がった館下のトンボ池           修繕作業

 数年前に高知県下で開催された「花博」から続いている「花菖蒲まつり」。今年は月末31日に開催されます。少しでも美しい風景をと、スタッフ総出で(といっても毎回4~5名しかいませんが)除草に多くの時間を割いています。透き刈りの対象になるのはススキ、イグサ、アオゴウソなどですが、考えてみればトンボ王国のハナショウブは乾燥を嫌う主役たるトンボ類の「加湿器」になってもらうために導入しているもの。刈り倒されたススキたちは、「そんなことくらいなら、自分たちにもできるのに…」と言っているかもしれません。そうこうしている間に、早くもハナショウブの開花が始まってしまいました。作業を急がねば。

_Q4A4693透き刈り2014・5・15トンボ王国 _Q4A4695アオゴウソ刈られ2014・5・15トンボ王国 _Q4A4344ハナショウブ2014・5・13トンボ王国 _Q4A4342ハナショウブ2014・5・13トンボ王国
 透き刈り     刈られたアオゴウソ      咲き始めたハナショウブ   

 あちこちの渓流に小型のサナエが目立ち始め、中流ではグンバイイトトンボが産卵を始めました。

   _Q4A4743ダビドサナエ♂2014・5・15四万十市森沢  _Q4A4950ダビドサナエ♀捕食2014・5・16中ノ島  _Q4A4926ヒメクロサナエ2014・5・16大正杓子峠
    ダビドサナエ♂        同 ♀捕食        ヒメクロサナエ♂

_Q4A4952シラン2014・5・16中ノ島 _Q4A4957グンバイトンボ交尾2014・5・16中ノ島 _Q4A4962グンバイトンボ連結産卵2014・5・16中ノ島 _Q4A4975トサシモツケ2014・5・16中ノ島
 梼原川          グンバイトンボ交尾と連結産卵   トサシモツケ

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by 杉村光俊  at 18:17 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

生還続々

 昨夏の大渇水では、大小80個以上あるトンボ王国のトンボ池が次々と干上がってしまいました。そのため、モートンイトトンボを始め、セスジイトトンボ、キイロサナエ、ウチワヤンマ、オオヤマトンボ、コフキトンボなど多くのトンボが存続の危機に。これらのうち、最も希少なモートンイトトンボについては、すでにご報告の通り生存の確認ができ肩の荷を下ろせたわけですが、四万十市内にあるもう1ヶ所の生息地では、去る5月6日の調査でも生存が確認できず厳しい状況が続いています。ひょっとすると、このトンボにとって、トンボ王国が高知県内最後の生息地になった可能性もあります。
また、これも温暖化の影響なのでしょうか、当地方では数年前から春季の降雨が異常に少ない状況が続いており、カキツバタなど成長し始めた水生植物が突然枯死してしまう現象があちこちで発生しています。特に、生長が速くカキツバタなどを駆逐してしまう温帯スイレンやイグサなどを間引きした場所で多く見受けられ、今後の管理計画の見直しを余儀なくされそうです。濃縮された富栄養化物質が、粗食に慣れた国産植物に過食死を誘発させている感じ、と言えばご理解願えるでしょうか。

   _Q4A3915カキツバタ2014・5・10トンボ王国  _Q4A3914カキツバタ枯死2014・5・10トンボ王国  _Q4A3945トンボ学生服池2014・5・10トンボ王国
   健全なカキツバタ群落 枯死が目立つカキツバタ 干上がったトンボ学生服池

そんな中でも、春のトンボは、生殖活動に余念ありません。

   _Q4A3946タベサナエ三連結2014・5・10トンボ王国  _Q4A3996タベサナエ交尾くずれ2014・5・10トンボ王国  _Q4A3811タベサナエ産卵2014・5・9トンボ王国
    タベサナエ三連結     同 交尾くずれ      同 空中産卵

_Q4A3911ヨツボシトンボ♂+ショウジョウトンボ♂2014・5・10トンボ王国 _Q4A3293ヨツボシトンボ産卵2014・5・6トンボ王国 _Q4A4015シオヤトンボ♂+キショウブ2014・5・10トンボ王国 _Q4A3937シオヤトンボ産卵2014・5・10トンボ王国
ヨツボシ♂+ショウジョウ♂ ヨツボシトンボ産卵 シオヤトンボ♂  同 産卵

 初夏のトンボもポツポツと水辺入りしており、やはり個体数自体は少なめながら、10日までにセスジイトトンボ、オオヤマトンボ、コフキトンボの生存も確認できました。

   _Q4A3287オオヤマトンボ産卵2014・5・6トンボ王国  _Q4A3805キイトトンボ羽化直後♂2014・5・9トンボ王国(白ヶ谷)  _Q4A3722コフキトンボ未熟♀2014・5・9トンボ王国
    オオヤマトンボ産卵   キイトトンボ羽化後♂   コフキトンボ未熟♀

   _Q4A3838セスジイトトンボ交尾2014・5・9トンボ王国  _Q4A3817セスジイトトンボ連結産卵2014・5・9トンボ王国  _Q4A4208サラサヤンマ交尾2014・5・11トンボ王国
        セスジイトトンボ交尾と連結産卵       サラサヤンマ交尾

_Q4A3746アサヒナカワトンボ生息地2014・5・9トンボ王国(本谷奥) _Q4A3743ムサシアブミ2014・5・9トンボ王国(本谷奥) _Q4A3799アサヒナカワトンボ橙色翅型♂2014・5・9トンボ王国(本谷奥) _Q4A3758アサヒナカワトンボ産卵警護2014・5・9トンボ王国(本谷奥)
 本谷奥        ムサシアブミ アサヒナカワトンボ♂   同 産卵警護

   _Q4A3738アサヒナカワトンボ橙色翅型♂2014・5・9トンボ王国(本谷奥)  _Q4A3765アサヒナカワトンボ産卵2014・5・9トンボ王国(本谷奥)  _Q4A3766アサヒナカワトンボ産卵2014・5・9トンボ王国(本谷奥)
アサヒナカワトンボ♂産卵警護            同 産卵

   _Q4A3299コガクウツギ2014・5・6トンボ王国  _Q4A3942キンモンガ2014・5・10トンボ王国  _Q4A3920タヌキ2014・5・10トンボ王国ロウ
    コガクウツギ        キンモンガ        ホンドタヌキ

 去る5月7日、本会主力メンバー数人と共に、環境省による種の保存法指定を受けているベッコウトンボ国内有数の保護地視察で、大分県某所に出向いてきました。我がトンボ王国をより魅力的なトンボ保護区にするための勉強会というわけです。早朝、3年前の観察では簡単に二ケタ見つけられた休眠中のベッコウトンボでしたが、今回はやっとオス1頭に遭遇できただけでした。前日が強風だったということで、日が昇れば物陰に潜んでいた個体がわらわらと出てくるのではと期待していましたが、今ひとつでした。結局、いつもの水辺に姿を見せてくれたオスは多くて30頭止まり、交尾は1例のみで産卵は見られず、周辺の草原にはやや老熟も含めメスが5~6頭、未熟個体は皆無でした。シーズンがまだ早めだったのかもしれませんが、ハラビロやクロスジギン、トラフなど同時に見られる他種も余り見られず、トンボ生息地としての環境にやや陰りすら感じられました。その一方でヨツボシトンボだけはよく目立ってきており、湿性遷移による日照不足から池の富栄養化が進行しているのではないか、と案じられます。かつて、高知県内にベッコウトンボ生息地があった時も、ヨツボシトンボの増加に反比例してベッコウトンボが減少した記憶があり、これは幼虫の生活様式が異なっているためと考えています。

   _Q4A3414ベッコウトンボ生息地2014・5・7大分県中津市野依新池  _Q4A3407ベッコウトンボ♂休眠2014・5・7大分県中津市野依新池  _Q4A3485ベッコウトンボ♂なわばり飛翔2014・5・7大分県中津市野依新池
   ベッコウトンボ生息地    休眠中の♂        探雌飛翔する♂
   
 1990年代に初めてこの地を訪れた時、おびただしい数のベッコウトンボが一面に広がったヒメガマ群落の中を行き来していましたが、今回その場所はヒメガマに代わってヨシが繁茂、一部はすでにベッコウトンボが潜り込めないほどの密生振りでした。その一方で、十文字型に切り開かれた水路(のように見えました)が印象的でした。多分人手による除草が行われているのだと思いますが、高知での経験ではベッコウトンボが一番好む環境は枯れ草が混じったヒメガマが、空き過ぎず、茂りすぎずといった感じであったと記憶しています。今回、観察させて頂いた大分県のベッコウトンボもやはり同じような環境を好むようでした。

    _Q4A3530ベッコウトンボ♂なわばり2014・5・7大分県中津市野依新池  _Q4A3496ベッコウトンボ♂+ヨツボシトンボ♀異種間連結2014・5・7大分県中津市野依新池  _Q4A3541ベッコウトンボ♀2014・5・7大分県中津市野依新池
なわばりを見張るベッコウトンボ♂ ヨツボシ♀との連結  草原で休止中の♀ 

 それにしても、水路状に開かれた水面を人力で維持するための労力は並大抵のことではないと拝察します。同種同士とはいえ地域によって好みの生息環境が異なっていることもありますし、今回は前日も晴天であったということでしたから、あるいは大半の個体は休養日になっていたのかもしれません。ベッコウトンボについて、現地で保護活動に関係されている方と出会えたら(というより、シーズン中の活動時間には密漁の取り締まりも兼ねてパトロールの人がおられるのが当然と思っていました)、色々なことをお尋ねしたいと思っていましたが、活動状況を把握するためには絶好のお天気でありながら、お昼前までの滞在中、それらしき方はどなたもお見えになられませんでした。ちなみにこの日、思いがけず毎年松山市のオオキトンボでお会いする山口県の昆虫愛好家の方に出会いました。山口県には数ヶ所のベッコウトンボ多産地が知られているのでお尋ねしたところ、山口県では草原化等でほとんど見られなくなってしまったとのこと。なおさら、シーズン中の生態調査を密にされる中で現地における最適環境を特定され、地域の財産でもあるベッコウトンボの保護増殖について、関係されている方々の御健闘を切にお願いしたいと思います。

なお当日、数年続きで空振りしているオグマサナエとニホンカワトンボの淡橙色型オスの撮影もでき、幸いでした。

   _Q4A3452オグマサナエ♂2014・5・7大分県中津市野依新池  _Q4A3585ニホンカワトンボ淡橙色翅型♀捕食2014・5・7大分県中津市三光小袋(大)  _Q4A3650ニホンカワトンボ淡橙色翅型♂2014・5・7大分県中津市三光小袋(小)
    オグマサナエ♂    ニホンカワトンボ淡橙色翅♂    同 淡橙色翅♀

 ついでに帰路、アサヒナカワトンボの褐色羽タイプの新?産地も見つけました。

   _Q4A3656アサヒナカワトンボ茶翅型♂生息地2014・5・7大分県大分市  _Q4A3681アサヒナカワトンボ茶翅型未熟♂2014・5・7大分県大分市 _Q4A3689アサヒナカワトンボ茶翅型未熟♂2014・5・7大分県大分市
    大分市内の小流   アサヒナカワトンボ褐色翅♂   同 未熟♂

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by 杉村光俊  at 11:53 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

アオイトトンボつながる

 トンボ王国のモートンイトトンボに続き、四万十川トンボ池のアオイトトンボも史上最大のピンチを脱しつつあります。昨年5月、梅雨入り前の渇水で池が干上がり、4個体の羽化しか確認できず、秋季の産卵活動も全く同数だけの観察に終わっていましたが、今シーズンは2日より羽化が始まり、4日までに12個体の羽化が確認できました。羽化はまだ続くはずですが、今年も梅雨前の少雨で、このままだと池は後1週間ほどでまた干上がってしまいそうです。それまでに、どの程度の数が羽化してくるのか、近日中にまとまった降雨があるのか、さらには復活したアメリカザリガニによる食害など、気になること山積です。

_Q4A2783四万十川トンボ池2014・5・2四万十市四万十町四万十川トンボ池 _Q4A2746アオイトトンボ♂羽化2014・5・2四万十市四万十町四万十川トンボ池 _Q4A2806アオイトトンボ♂羽化2014・5・2四万十市四万十町四万十川トンボ池 _Q4A2735アオイトトンボ羽化後♀2014・5・2四万十市四万十町四万十川トンボ池
 四万十川トンボ池       アオイトトンボ♂羽化      同 羽化直後♀

 例年に比べると激減ながら、成虫越冬イトトンボ2種の産卵も見られます。

_Q4A2742ホソミイトトンボ交尾2014・5・2四万十市四万十町四万十川トンボ池 _Q4A2789ホソミイトトンボ連結産卵2014・5・2四万十市四万十町四万十川トンボ池 _Q4A2754ホソミオツネントンボ移精2014・5・2四万十市四万十町四万十川トンボ池 _Q4A2770ホソミオツネントンボ交尾2014・5・2四万十市四万十町四万十川トンボ池
ホソミイトトンボ越冬型交尾&連結産卵  ホソミオツネントンボ移精&交尾

   _Q4A2805ホソミオツネントンボ連結産卵2014・5・2四万十市四万十町四万十川トンボ池  _Q4A2747ホソミオツネントンボ産卵2014・5・2四万十市四万十町四万十川トンボ池  _Q4A2776アオモンイトトンボ交尾2014・5・2四万十市四万十町四万十川トンボ池
     ホソミオツネントンボ連結産卵&単独産卵   アオモンイトトンボ交尾

 行楽客で賑わうトンボ王国では、春のトンボが最盛期を迎えています。林縁ではギンリョウソウが神秘的な姿を見せ始めました。

_Q4A2722白スイレン池2014・5・2トンボ王国 _Q4A2720トンボ池2014・5・2トンボ王国 _Q4A2703タニウツギ2014・5・2トンボ王国 _Q4A2704コマルハナバチ+タニウツギ2014・5・2トンボ王国
 白スイレン池     ウツギ通り横のトンボ池  タニウツギとコマルハナバチ

_Q4A3077トラフトンボ♂2014・5・4トンボ王国 _Q4A2817ヨツボシトンボ♂+カキツバタ2014・5・2トンボ王国 _Q4A2712ヨツボシトンボ♂2014・5・2トンボ王国 _Q4A3104ショウジョウトンボ♂+ヨツボシトンボ♂2014・5・4トンボ王国
 トラフトンボ♂       カキツバタ池とヨツボシトンボ♂ +ショウジョウトンボ♂

_Q4A3003トンボ池2014・5・3トンボ王国 _Q4A3054トンボ池2014・5・4トンボ王国 _Q4A2729コフキヒメイトトンボ未熟♀2014・5・2トンボ王国 _Q4A3067ヤマサナエ未熟♀2014・5・4トンボ王国
 ハナショウブ池   WWFジャパン池横 コフキヒメイト未熟♀ ヤマサナエ未熟♀

_Q4A3006ギンリョウソウ2014・5・3トンボ王国 _Q4A2937タベサナエ♂+白花カキツバタ2014・5・3トンボ王国 _Q4A3066タベサナエ♂捕食2014・5・4トンボ王国 _Q4A3207タベサナエ♂2014・5・4トンボ王国
ギンリョウソウ  タベサナエ♂+白花カキツバタ  同 ♂捕食   同 探雌飛翔

   _Q4A3082ベニイトトンボ♀羽化ミス2014・5・4トンボ王国  _Q4A273ハラビロトンボ交尾2014・5・2トンボ王国  _Q4A3073シオヤ交尾トンボ池2014・5・4トンボ王国
  ベニイトトンボ♀羽化ミス   ハラビロトンボ交尾   シオヤトンボ交尾

_Q4A3107オオイトトンボ連結産卵2014・5・4トンボ王国 _Q4A3153オオイトトンボ連結潜水産卵2014・5・4トンボ王国 _Q4A3179オオイトトンボ単独潜水産卵2014・5・4トンボ王国 _Q4A3193オオイトトンボ潜水産卵+ヒメコウホネ2014・5・4トンボ王国
オオイトトンボ連結産卵  同 連結潜水産卵 同 単独潜水産卵  同 ♂警護

 四万十市内のムカシトンボは、見納めの時が近付いています。
   _Q4A2830ムカシトンボ♂探雌飛翔2014・5・2四万十市竹屋敷掃除谷  _Q4A2884ムカシトンボ♂探雌飛翔2014・5・2四万十市竹屋敷掃除谷  _Q4A2919アサヒナカワトンボ橙色翅♂探雌飛翔2014・5・2四万十市竹屋敷掃除谷
        竹屋敷のムカシトンボ♂         アサヒナカワトンボ橙色翅♂

 行きつけの磯も、大分魚影が濃くなり、近くの溜池では、早くもキイトトンボの羽化が始まりました。

   _Q4A2973タカノハダイ2014・5・3黒潮町大方浮津  _Q4A2988カゴカキダイ2014・5・3黒潮町大方浮津  _Q4A2991メジナ2014・5・3黒潮町大方浮津
    タカノハダイ        カゴカキダイ        メジナ

   _Q4A2967カエルウオ2014・5・3黒潮町大方浮津  _Q4A2958クモハゼ2014・5・3黒潮町大方浮津  _Q4A2956キタマクラ2014・5・3黒潮町大方浮津
    カエルウオ         クモハゼ          キタマクラ

   _Q4A2951調整池2014・5・3黒潮町大方浮津  _Q4A2954キイトトンボ未熟♂2014・5・3黒潮町大方浮津  _Q4A2955キイトトンボ未熟♀2014・5・3黒潮町大方浮津
    黒潮町の池         キイトトンボ未熟♂     同 未熟♀

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by 杉村光俊  at 18:06 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

風薫る

 ゴールデンウイークも、いよいよ本番入り。風薫る季節を迎えたトンボ王国ではカキツバタがそこここで咲き誇り、ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)も真っ盛りです。

_Q4A2409カキツバタ2014・4・30トンボ王国 _Q4A2632カキツバタ2014・5・1トンボ王国 _Q4A2548ヒトツバタゴ2014・5・30トンボ王国 _Q4A2550ヒトツバタゴ2014・5・30トンボ王国
          カキツバタ               ヒトツバタゴ

ノアザミの花にも、多くの蝶が訪れています。

_Q4A2614アオスジアゲハ+ノアザミ2014・5・1トンボ王国 _Q4A2618アオスジアゲハ+ノアザミ2014・5・1トンボ王国 _Q4A2620オオスカシバ+ノアザミ2014・5・1トンボ王国 _Q4A2543ヒメウラナミジャノメ+ウマノアシガタ2014・5・1トンボ王国白ヶ谷
        アオスジアゲハ+ノアザミ     オオスカシバ ヒメウラナミジャノメ

 水辺ではトンボ王国最小種コフキヒメイトトンボが次々と羽化してくる中、史上最大のピンチを脱したモートンイトトンボの生殖活動も始まりました。

   _Q4A2206コマルハナバチ+マルバウツギ2014・4・28トンボ王国  _Q4A2208コフキヒメイトトンボ未熟♂2014・4・28トンボ王国  _Q4A2407トラフトンボ産卵2014・4・30トンボ王国
コマルハナバチ+マルバウツギ コフキヒメイトトンボ♂  トラフトンボ産卵

_Q4A2540モートンイトトンボ生息地2014・5・1トンボ王国白ヶ谷 _Q4A2520モートンイトトンボ♂2014・5・1トンボ王国白ヶ谷 _Q4A2521モートンイトトンボ♀2014・5・1トンボ王国白ヶ谷 _Q4A2524モートンイトトンボ交尾2014・5・1トンボ王国白ヶ谷
モートンイトトンボ保護区 モートンイトトンボ♂  同 ♀          同 交尾  

 「生きた化石」ムカシトンボの撮影スタジオは、四万十市北部の渓流に移っています。

_Q4A2147ムカシトンボ生息地2014・4・27四万十市竹屋敷掃除谷 _Q4A2150ムカシトンボ♂なわばり飛翔2014・4・27四万十市竹屋敷掃除谷 _Q4A2146ムカシトンボ産卵(ジャゴケ)2014・4・27四万十市竹屋敷掃除谷 _Q4A2143ムカシトンボ産卵(ジャゴケ)2014・4・27四万十市竹屋敷掃除谷
竹屋敷 ムカシトンボ♂なわばり飛翔         同 産卵(ジャゴケ)

 足摺岬のトンボビオトープでは、クロスジギンヤンマが楽しめます。オオキンカメムシは、旅だちに向けて秒読み段階に入っているようです。

   _Q4A2474クロスジギンヤンマ♂探雌飛翔2014・4・30土佐清水市足摺半島大戸ビオトープ  _Q4A2416クロスジギンヤンマ♂探雌飛翔2014・4・30土佐清水市足摺半島大戸ビオトープ  _Q4A2464クロスジギンヤンマ産卵2014・4・30土佐清水市足摺半島大戸ビオトープ
        クロスジギンヤンマ♂探雌飛翔        同 産卵

   _Q4A2301クロスジギンヤンマ連結2014・4・29土佐清水市足摺半島大戸ビオトープロウ加工  _Q4A2433モンシロチョウ2014・4・30土佐清水市足摺半島大戸ビオトープ  _Q4A2271シュレーゲルアオガエル2014・4・29土佐清水市足摺半島大戸ビオトープ
  クロスジギンヤンマ連結   モンシロチョウ   シュレーゲルアオガエル交尾

   _Q4A2318ニホンイタチ2014・4・29土佐清水市足摺半島大戸ビオトープロウ加工  _Q4A2326オオキンカメムシ2014・4・29土佐清水市足摺岬  _Q4A2331オオキンカメムシ2014・4・29土佐清水市足摺岬
    ニホンイタチ               オオキンカメムシ


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by 杉村光俊  at 18:08 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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