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急転直下の冬到来

 少し前まで暑い、暑いと言っていたら、先日から暦通りの寒さがやってきました。それでもまだ、トンボ王国の紅葉狩りは健在です。

  IMG_5134イロハモミジ紅葉2024・12・12トンボ王国 IMG_5138イロハモミジ紅葉2024・12・12トンボ王国 IMG_5183ドウダンツツジ紅葉2024・12・13トンボ王国
     学遊館玄関前のイロハモミジ   保護区内のドウダンツツジ

 ただ、今シーズンの本格的赤トンボ撮りは今月1日、トンボ王国内でのヒメアカネ単独産卵と翌2日、松山市でのタイリクアカネ交尾をもって「強制終了」させられてしまったようです。

  IMG_4472ヒメアカネ単独産卵2024・12・1トンボ王国 IMG_4468ヒメアカネ単独産卵2024・12・1トンボ王国 IMG_4551タイリクアカネ交尾2024・12・2愛媛県松山市
      ヒメアカネ単独挿泥産卵      タイリクアカネ交尾
  
 トンボ王国の赤トンボたちもあっという間にその数を減じ、残るはいつもの寒さに強い4強だけなってしまいましたが、そんな中で16日、作業中の水辺にアオモンイトトンボがひょっこりと現れ驚きました。トンボ王国の歴史上、アオモンイトトンボを12月に見たことがなかったからです。しかも、もう師走半ば、これも温暖化進行の証なのでしょうか…

  IMG_5167アキアカネ♂2024・12・12トンボ王国 IMG_4799キトンボ♂2024・12・7トンボ王国 IMG_5294アオモンイトトンボ同色型♀2024・12・16
   アキアカネ♂     キトンボ♂   アオモンイトトンボ同色♀ 

 なお、整備作業は湿地保護区の除草と「深み」作りに文字通り、汗を流しています。

  IMG_5099深み作り②2024・12・11トンボ王国 IMG_5129深み作り③2024・12・11トンボ王国 IMG_5157深み作り2024・12・12トンボ王国
    モートンイトトンボ保護区の深み作り   進捗状況

 トンボ外の昆虫の姿もめっきり数少なくなった園内では、いやに人慣れしたダイサギがエサを求めて歩き回っています。

  IMG_5201ツマグロヒョウモン♀2024・12・13トンボ王国 IMG_5305ハネナガヒシバッタ2024・12・16トンボ王国 IMG_4644ダイサギ捕食2024・12・5トンボ王国
  ツマグロヒョウモン♀ ハネナガヒシバッタ 人懐っこいダイサギ

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by 杉村光俊  at 18:40 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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