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ヤゴ展準備始める

冬休み恒例となった「ヤゴ」展の材料集めで足摺に出向き、冬支度を始めたオオキンカメムシと「顔出し」が年々遅くなっているヤッコソウも見てきました。
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          オオキンカメムシ         ヤッコソウ

大陸系赤トンボの捜索を続けている行き着けの海浜は、連日の暖かさで大陸系どころかアキアカネやナツアカネすらポツリポツリといったところ。仕方なくツマグロヒョウモンと、この季節には珍しいウバタマムシを撮ってきました。
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          コノシメトンボ♀         アキアカネ♀
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        ツマグロヒョウモン交尾       ウバタマムシ

観察道の大規模補修が進むトンボ王国では、キトンボの生殖活動がピークを迎えています。
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補修が進む観察道    キトンボ交尾      産卵警護

保護区では、季節外れのカキツバタも楽しめるほか、「トンボ館」に整備したビオトープではノジギクが見ごろです。
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カキツバタ  ノジギク       クビキリギス  ウラギンシジミ

フィールドでの撮影が厳しくなってきたので、「さかな館」のアカメを撮影してみました。一番大きな個体は1mほどあります。80cmクラスもそれなりに貫禄がありますが、1mモノはさらに一枚一枚のウロコに刻まれた細かなシワが渋い光沢を放ち神秘的です。
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by 杉村光俊  at 16:10 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

ネタさがしの日々

久しぶりの大陸系赤トンボ確認に味を占め、その後も心当たりの水辺や浜辺を歩き回っています。その後に北風の吹き込みがない浜辺に2匹目のドジョウならぬ「3頭目の大陸系赤トンボ」の姿はなく、馴染みのトンボばかりと付き合っています。
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            ナツアカネ♂        ウスバキトンボ♀
_MG_2300アキアカネ♀+コノシ.gif _MG_2367カトリヤンマ♂縄張.gif _MG_2384カトリヤンマ♂縄張.gif
アキアカネ♀+コノシメトンボ♀     カトリヤンマ♂

そろそろと思い、本ブログのネタ作りを兼ね紅葉の名所「黒尊川の神殿橋」に出かけてみました。余りにも暖か過ぎる?今秋は、紅葉するまでに落葉が始まっているようで目の保養にもなりませんでした。
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2週間に最低3回更新のノルマ達成が怪しくなってきたので、「庭」でキトンボの産卵を狙うことにしました。結果は御覧のとおりです。
_MG_2341キトンボ連結産卵200.gif _MG_2351キトンボ連結産卵200.gif _MG_2322マユタテアカネ♂200.gif _MG_2289マユタテアカネ♀200.gif
         キトンボ連結産卵         マユタテアカネ♂     ♀

ついでながらトンボ王国の状況ですが(本当はこちらの方が本筋)、観察道の補修工事が順調に進展、トンボ王国スタッフはスイレンと帰化植物キショウブの除去に汗を流しています。本来初夏の風物詩であるはずのカキツバタが、この季節としては過去に例を見ないほど数多く開花しています。多くは品種改良の「四季咲き」ですが一部野生種も含まれています。
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by 杉村光俊  at 17:29 |  トンボ王国最新情報 |  comment (1)  |   |  page top ↑

北風の贈り物

夏の赤トンボ(ショウジョウトンボ)も見られるトンボ王国では、イノシシの数年間にわたる狼藉によってズタズタにされた観察道の本格的修復工事が始まりました。
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 キトンボ♂       ショウジョウトンボ♂  観察道補修

学遊館あきついお・とんぼ館ビオトープに植えつけているノジギクの開花が始まりました。ツワブキとミズオオバコも咲いています。
_MG_1932観察道補修2009・11.gif _MG_2061ノジギク2009・11・1.gif _MG_2062ツワブキ2009・11・1.gif _MG_2064ミズオオバコ2009・1.gif
 とんぼ館ビオトープ    ノジギク       ツワブキ    ミズオオバコ

この季節としては珍しく満水御礼の四万十川トンボ池、ベニトンボを始めまだ多くの赤トンボで賑わっています。
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 四万十川トンボ池    アキアカネ交尾     ベニトンボ♂

いい?北風に恵まれた15日、スナアカネの捜索を続けている海浜にオナガアカネの♂が現れました。やはり大陸系の赤トンボで、高知県内では1974年11月1日、1991年10月28日(共に1♂)に続く18年振り3例目の記録となります。かつ最遅の記録でもあり、さらに付け加えればこの時期としては不自然なほど新鮮な若い個体でした。翅の欠損も見当たりません。ともあれ今年は大陸系赤トンボの当たり年で、四国中からこの手の情報が届いています。
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黒潮町の海浜     ベニトンボ♂  アキアカネ♂
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オナガアカネ発見地    オナガアカネ♂(左右共同一個体)

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by 杉村光俊  at 17:38 |  トンボ王国最新情報 |  comment (1)  |   |  page top ↑

23年ぶり

5日、カトリヤンマの♂がパトロールを始めた四万十川のトンボ池でタイリクアキアカネを見つけました。ユーラシア大陸の北寄りに広く分布している本種が、日本の太平洋岸で発見されることは稀で、県内3例目となった1986年11月4日の1♂(採集)から実に23年ぶりの発見になります。多分、2日の木枯らし1号によってより北方の地域から吹き飛ばされてきたものでしょう。何度か撮影を試みましたがなかなか落ち着かず、目認記録だけというのも情けないので、2度目の上昇に入ったところでネットイン。ということで今回は生体標本写真でのご報告となりました。
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        カトリヤンマ♂     四万十市産タイリクアキアカネ♂(35mm.)

7日は、もう10年ほど続いているトンボ観察会講師として愛媛県内子町へ。好天に恵まれ、タイリクアカネやキトンボ産卵のほか、オオキトンボも見られました。
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 内子町のため池            タイリクアカネ♂
_MG_1721タイリクアカネ♂縄.gif _MG_1722タイリクアカネ連結.gif _MG_1730タイリクアカネ♂縄.gif
        タイリクアカネ連結産卵       オオキトンボ♂

スイレン抜き作業進むトンボ王国でも、シーズンのトリを飾る?キトンボの生殖活動が本格化してきました。写真はまだですが・・・
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スイレン抜き作業   作業を監督する?アキアカネ♀ ヒメアカネ交尾
        _MG_1809キトンボ2009・11・8.gif _MG_1546キトンボ♀2009・11.gif
           キトンボ♂           ♀

なお、スナアカネ狙いの海浜は風向きが今ひとつで、その後の動きはありません。
        _MG_1844海浜2009・11・8黒潮.gif _MG_1840ナツアカネ♂2009・1.gif
            海浜          ナツアカネ♂

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by 杉村光俊  at 13:03 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

初飛来

強い北風が吹き荒れた2日、赤トンボたちはやっぱり水辺で頑張っていました。
_MG_1384トンボ誘致池2009・1.gif _MG_1341アオイトトンボ連結.gif _MG_1327アキアカネ♂縄張り.gif
四万十川トンボ池   アオイトトンボ移精   アキアカネ縄張り飛翔
_MG_1336マイコアカネ連結&.gif _MG_1333ノシメトンボ♂+コ.gif _MG_1379ベニトンボ♀捕食200.gif
マイコアカネ交尾 ノシメトンボ♂+コノシメトンボ♀(左) ベニトンボ♀捕食

午後、近くの海浜には強風から逃れるように多くの赤トンボが集まっていました。その中に、お待ちかねのスナアカネ♂1頭。オオギンもアメイロも記録できていない、当地、今年初めての迷入トンボとなりました。ただ、松林の隙間から吹き込んでくる風に煽られなかなか落ち着かず、カメラの方はただの証拠写真に留まっています。
         _MG_1359海浜2009・11・2黒潮.gif _MG_1356スナアカネ♂2009・1.gif
         近くの海浜        スナアカネ♂ 

今月1日からトンボ王国内「四万十川学遊館あきついお」多目的ホールにて、第23回全日本トンボフォトコンテスト優秀作品展が始まりました。全国公募のトンボ生態写真の中から、先に開かれた審査会で選ばれた58点を掲示しています。産卵や縄張りなど、飛翔中の姿を捉えた作品が目立っています。29日までの会期中、見学者の人気投票で上位5点にトンボ王国特別賞が贈られます。
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             第23回全日本トンボフォトコンテスト


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by 杉村光俊  at 10:23 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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