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秋到来

 沈下橋を水没させた台風15号。通過後はめっきり涼しくなり、水辺は赤トンボで賑わってきました。ヒガンバナが満開となったトンボ王国では、とんぼ館ビオトープにウスバキトンボが群れ、マイコアカネも水辺に戻ってきました。

         IMG_1782沈下橋水没2011・9・.gif    IMG_1780沈下橋水没2011・9・.gif
            冠水した佐田の沈下橋・9月20日撮影

_MG_2018ヒガンバナ2011・9・.gif _MG_2264ナガサキアゲハ+ヒ.gif _MG_2054ホシホウジャク+ツリ.gif _MG_1950ジャブ池2011・9・21.gif
 ヒガンバナ ナガサキアゲハ♀ ホシホウジャク+ツリフネ 台風一過のジャブ池

   _MG_1958コフキヒメイトトン.gif  _MG_2281マユタテアカネ連結.gif  _MG_2414マイコアカネ♂2011.gif
   コフキヒメイトトンボ産卵 マユタテアカネ連結産卵  マイコアカネ♂

_MG_2089ハマカンゾウ2011・9.gif _MG_2138ウスバキトンボ♀201.gif _MG_1933オオイトトンボ♂201.gif _MG_1912ベニイトトンボ連結.gif
ハマカンゾウ ウスバキトンボ♀    オオイトトンボ♂   ベニイトトンボ連結産卵

 まだ冠水後の濁りが取れない四万十川トンボ池では、一時存続が危ぶまれていたアオイトトンボ多数が水辺に元気な姿を見せ、ナツアカネやコノシメトンボも山暮らしから戻ってきました。
_MG_2067四万十川トンボ池201.gif _MG_2316アオイトトンボ連結.gif _MG_2328ナツアカネ連結産卵2.gif _MG_2358コノシメトンボ♂201.gif
四万十川トンボ池 アオイトトンボ干渉 ナツアカネ連結産卵  コノシメトンボ♂

 トンボ観察会に招かれ、24日は愛媛県内子町、25日は日高村に出かけてきました。何れも主役は夏のトンボから秋のトンボへと移りつつありますが、新旧交代劇は必ずしも円満に進展しているわけではありません。これから生殖活動を始める若い赤トンボが、老いた夏のトンボに捕食されるという理不尽?な場面も少なくないのです。

_MG_2512ネキトンボ♂2011・9.gif _MG_2511ネキトンボ♂2011・9.gif _MG_2525リスアカネ連結産卵2.gif _MG_2653ギンヤンマ♂捕食(.gif
    内子町のネキトンボ♂   リスアカネ連結産卵 ギンヤンマ♂捕食(ネキ♀)


_MG_2745ミヤマアカネ♂2011.gif _MG_2787ミヤマアカネ♂2011.gif _MG_2720マユタテアカネ♂201.gif _MG_2748オニヤンマ産卵2011.gif
    日高村のミヤマアカネ♂    マユタテアカネ♂    オニヤンマ産卵


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by 杉村光俊  at 14:01 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

台風接近

 秋の花が咲き始めているトンボ王国は、台風15号接近で水浸しの様相に。
アゲハは降り止みを狙い強風にあおられながらヒガンバナで吸蜜、トンボたちは木陰に非難しています。
_MG_1770増水2011・9・20トン.gif _MG_1752ヒガンバナ2011・9・.gif _MG_1606ヒガンバナ2011・9・.gif _MG_1601ヒガンバナ(白花)2.gif
増水中のトンボ王国           ヒガンバナ      同 白花

   _MG_1749キアゲハ+ヒガンバナ.gif  _MG_1754ナガサキアゲハ♀+ヒ.gif  _MG_1759ヤマホトトギス2011.gif
    キアゲハ          ナガサキアゲハ♀    ヤマホトトギス

_MG_1433ツリフネソウ2011・9.gif _MG_1760キイトトンボ2011・9.gif _MG_1766モノサシトンボ♂201.gif _MG_1426オギノツメ2011・9・.gif
 ツリフネソウ       キイトトンボ♂      モノサシトンボ♂   オギノツメ

 とんぼ館中庭ビオトープでは、昨年より1ヶ月ほど遅れでミズアオイが開花、ハマナデシコやツリガネニンジンなども見ごろを迎えていますが、台風の通過コースが気がかりです。

  _MG_1455ギボウシ2011・9・15.gif  _MG_1445ミズアオイ2011・9・.gif  _MG_1454ハマナデシコ2011・9.gif  _MG_1448ツリガネニンジン201.gif  _MG_1775キベニイトトンボ♂2.gif
 ギボウシ  ミズアオイ  ハマナデシコ ツリガネニンジン ベニイトトンボ♂

 四万十川のトンボ池でも、多くのトンボが降り止みを狙って活動しています。アオイトトンボも水辺に戻ってきました。

   _MG_1616四万十川トンボ池201.gif  _MG_1662ギンヤンマ連結産卵2.gif  _MG_1618アオイトトンボ♂201.gif 
    四万十川トンボ池    ギンヤンマ連結産卵    アオイトトンボ♂

 増水前、行き着けの川を覗いてみたところ、ボウズハゼとユゴイが群れていました。

   _MG_1461ユゴイ2011・9・15黒.gif  _MG_1484ユゴイ2011・9・15黒.gif  _MG_1493ボウズハゼ2011・9・.gif
               ユゴイ               ボウズハゼ



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by 杉村光俊  at 11:45 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

間もなく主役交代

 赤トンボたちが水辺で主役の座に就くのも間近、トンボ王国では夏のトンボたちが慌しく動き回っています。

_MG_0444スイレン池2011・9・.gif _MG_0842オニヤンマ♂2011・9.gif _MG_0823キイトトンボ♂探雌.gif _MG_0456キイトトンボ交尾201.gif
スイレン池  オニヤンマ♂探雌パトロール キイトトンボ♂探雌パトロール 同 交尾

  _MG_0579リスアカネ♂2011・9.gif  _MG_0717ヤブヤンマ産卵2011.gif  _MG_0725ホシウスバカゲロウ2.gif
   リスアカネ♂        ヤブヤンマ産卵     ホシウスバカゲロウ

  _MG_0595コフキトンボ産卵201.gif  _MG_0919コシアキトンボ産卵2.gif  _MG_0607ギンヤンマ摂食群飛2.gif
    コフキトンボ産卵    コシアキトンボ産卵    ギンヤンマ黄昏群飛

 川砂利の喪失が大問題となっている四万十川では、相次ぐ台風による増水などで干潟の泥がどんどん流失、トビハゼなど干潟で暮らしてきた動物の将来に暗雲が垂れ込めている感じです。

  _MG_0700トビハゼ2011・9・11.gif  _MG_0704トビハゼ2011・9・11.gif  _MG_0696トビハゼ2011・9・11.gif
              狭まる干潟に群れるトビハゼたち

 地元のトンボが中休みになっていることもあり、14日、徳島県のルリボシヤンマを見に行ってきました。ちょうど最盛期のようで交尾も3回観察できました。ただ、数年前から激減しているアキアカネは今年も不発、オマケに毎年そこそこ見られていたミヤマアカネも1ペアのみでした。

   _MG_1254ルリボシヤンマ♂探.gif  _MG_1201ルリボシヤンマ交尾2.gif _MG_1189ルリボシヤンマ交尾2.gif  _MG_1218ルリボシヤンマ産卵2.gif
  ルリボシヤンマ♂探雌飛翔           同 交尾       同 産卵

   _MG_1242タカネトンボ♂探雌.gif  _MG_1250タカネトンボ産卵201.gif  _MG_1306ニッポントビナナフ.gif
  タカネトンボ♂探雌飛翔     同 産卵  落下してきたニホントビナナフシ


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by 杉村光俊  at 16:22 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

赤トンボ登場

 ツリフネソウが咲き始め、いよいよ赤トンボ・シーズンの開幕。オニヤンマとイノシシも林の外で活動を始めました。イトトンボもシーズン末期の追い込みに入ったようです。

_MG_0400ツリフネソウ2011・9.gif _MG_0283オニヤンマ♂パトロ.gif _MG_0005オニヤンマ♂争い201.gif _MG_0041オニヤンマ産卵2011.gif
ツリフネソウ オニヤンマ♂パトロール  同 争い     オニヤンマ 産卵

_MG_9539マユタテアカネ♂201.gif _MG_9569マイコアカネ♂2011.gif _MG_0103モノサシトンボ♂+ヤ.gif _MG_9614イチモンジセセリ+ミ.gif
 マユタテアカネ♂    マイコアカネ♂  モノサシトンボ♂+ヤブラン  ミソハギ

_MG_9624セスジイトトンボ交.gif _MG_9635セスジイトトンボ連.gif _MG_0047チャワンバス2011・9.gif _MG_9946クサキリ2011・9・7.gif
 セスジイトトンボ交尾  同 連結産卵    チャワンバス   クサキリ

_MG_9632サルスベリ20211・9.gif _MG_0067アオバハゴロモ2011.gif _MG_9808ホシホウジャク+アベ.gif _MG_9944イノシシ荒らし2011.gif
 サルスベリ        アオバハゴロモ    ホシホウジャク   イノシシ荒らし

 周辺の水辺にも、各種の赤トンボたちが集まり始めています。

_MG_9753四万十川トンボ池201.gif _MG_9751ノシメトンボ♂2011.gif _MG_9637ムスジイトトンボ交.gif _MG_9755ショウジョウトンボ.gif
四万十川トンボ池  ノシメトンボ♂  ムスジイトトンボ交尾 ショウジョウ+ウスバキ

   _MG_0329ミズオオバコ2011・9.gif  _MG_0324ミズオオバコ2011・9.gif  _MG_0322リスアカネ♂2011・9.gif
    ダム湖のビオトープ    ミズオオバコ       リスアカネ♂

   _MG_9596コノシメトンボ♀201.gif  _MG_0094ミヤマアカネ♂(顔.gif  _MG_0375オナガサナエ♀2011.gif
   コノシメトンボ♀      ミヤマアカネ♂      オナガサナエ♀



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by 杉村光俊  at 12:54 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

青いヤンマ、再び

 なぜか、林探訪が好調です。前回8月29日に続き、30日にも全く同じ場所でまたマルタンヤンマの♂が翅を休めていました。翌31日には今シーズン数少ない、ネアカヨシヤンマの♂が2頭。両日は、このほかにもミルンヤンマやマルタンヤンマ♀も見られました。

_MG_8750マルタンヤンマ♂201.gif  _MG_8736マルタンヤンマ♂201.gif _MG_8989ネアカヨシヤンマ♂2.gif _MG_9014ネアカヨシヤンマ♂2.gif
       マルタンヤンマ♂      ネアカヨシヤンマ♂(左右・別個体)

 夕方には、四万十川学遊館裏の湿地上でこれらの摂食飛翔も。トンボ王国生まれのアメイロトンボもポツポツと出てきます。ここにきて、チャワンバスの花も連日の開花となっています。

   _MG_9166チャワンバス2011・9.gif  _MG_8536ヤブヤンマ♀2011・8.gif  _MG_8546マルタンヤンマ♂摂.gif
    チャワンバス        ヤブヤンマ♀       マルタンヤンマ♂

   _MG_9042コフキヒメイトトン.gif  _MG_8771アメイロトンボ未熟.gif  _MG_8787アメイロトンボ未熟.gif
  コフキヒメイトトンボ♂捕食  アメイロトンボ未熟♀   同 未熟♂

 愛知県からの来客たってのご希望で31日、季節外れのシコクトゲオを求め愛媛県宇和島市の滑床渓谷に。幸い7~8頭が出迎えてくれ、遊離性静止産卵まで見ることができました。

_MG_8945シコクトゲオトンボ.gif _MG_8886ニホンザル2011・8・.gif _MG_8893シコクトゲオトンボ.gif _MG_8898シコクトゲオトンボ.gif
滑床渓谷  ニホンザル       シコクトゲオトンボ♂    同 移精

_MG_8918シコクトゲオトンボ.gif _MG_8928シコクトゲオトンボ.gif _MG_8936シコクトゲオトンボ.gif _MG_8952ナツアカネ♂2011・8.gif
   シコクトゲオトンボ交尾     同 遊離性静止産卵   ナツアカネ♂

 その他、ここ数日間に四万十川で出合ったトンボたちです。

_MG_8667ハグロトンボ産卵201.gif _MG_8669ベニトンボ♂2011・8.gif _MG_9101ハネビロエゾトンボ.gif _MG_9111オナガサナエ産卵201.gif
 ハグロトンボ産卵  ベニトンボ♂  ハネビロエゾトンボ♂  オナガサナエ産卵

_MG_9129四万十川トンボ池201.gif _MG_9120リスアカネ♂2011・9.gif _MG_9133アオモンイトトンボ.gif _MG_9127ツクツクボウシ♀201.gif
 四万十川トンボ池  リスアカネ♂  アオモンイトトンボ♀捕食 ツクツクボウシ♀


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by 杉村光俊  at 13:20 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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