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暑過ぎ

 ミゾソバやツリフネソウが見頃を迎えたトンボ王国。

  IMG_9270ツユクサ2024・10・10 IMG_9367ミゾソバ2024・10・11 IMG_9224ホシホウジャク2024・10・9補正
   ツユクサ       ミゾソバ  ツリフネソウ&ホシホウジャク

 未だに真夏のような暑さが続いていますが、時期になったので来シーズンに向けた整備作業を始めています。

  IMG_8620水田様湿地保護区2024・10・4 IMG_0393池田川改修2024・10・14 IMG_0396池田川改修2024・10・14
  除草後の湿地保護区       池田川のリフォーム

 復活水田も関係しているのか、マコモを刈り取ったトンボ池で連日、ナツアカネの産卵が見られるようになりました。オマケに19年振り3例目となるアオビタイトンボも!
  IMG_9284ナツアカネ交尾2024・10・10 IMG_0352ナツアカネ連結産卵2024・10・13補正 IMG_0524ナツアカネ単独産卵2024・10・15
   ナツアカネ交尾   同 連結打空産卵  同 単独停止飛翔産卵

  IMG_0705ショウブ池2024・10・16 IMG_0723アオビタイトンボ♂2024・10・16 IMG_0741アオビタイトンボ♂2024・10・16
   ショウブ池          アオビタイトンボ♂

 キトンボも10頭ほど見られるようになりましたが、まだチョウトンボやコフキトンボなどが複数見られるなど、季節の推移は一月ほど遅れているように感じます。

  IMG_9634キトンボ♂2024・10・11 IMG_9662ナツアカネ♂2024・10・11 IMG_0458オオアオイトトンボ連結産卵2024・10・14
   キトンボ♂     ナツアカネ♂  オオアオイトトンボ連結産卵

  IMG_9266キイトトンボ♂2024・10・10 IMG_0385チョウトンボ♂2024・10・14 IMG_9672コフキトンボ♀2024・10・11
   キイトトンボ♂   チョウトンボ♂    コフキトンボ♀

  IMG_8614オオイトトンボ夏期型♂2024・10・4補正 IMG_9092アジアイトトンボ♂2024・10・9トリ IMG_0391オンブバッタ改修2024・10・14
   オオイトトンボ♂  アジアイトトンボ♂  オンブバッタ

 四万十川のトンボ池はノシメトンボの産卵が最盛期、アオイトトンボも日によって複数カップルの産卵が見られます。

  IMG_9611ノシメトンボ交尾2024・10・11トリ IMG_9528ノシメトンボ連結産卵2024・10・11 IMG_9611ノシメトンボ交尾2024・10・11トリ
   ノシメトンボ交尾  同 連結打空産卵   リスアカネ交尾

  IMG_8812アオイトトンボ連結産卵2024・10・6補正 IMG_9397ウスバキトンボ連結産卵2024・10・11 IMG_9166コノシメトンボ♂2024・10・9
 アオイトトンボ連結産卵 ウスバキトンボ連結産卵 コノシメトンボ♂

 去る12日、愛媛県でナニワトンボの産卵など撮ってきました。

  IMG_0083ナニワトンボ交尾2024・10・12北谷池 IMG_0099ナニワトンボ産卵前交尾飛翔2024・10・12トリ IMG_9892ナニワトンボ連結打空産卵2024・10・12北谷池
   ナニワトンボ交尾  同 産卵前交尾飛翔  同 連結打空産卵

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by 杉村光俊  at 16:38 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

お蔭様で今シーズンも60種

 命の危険を感じるほどではなくなってきたものの、10月入りしたと思えない暑さが続いています。それでも、夏のトンボは数少なくなり、水辺には秋の赤トンボの姿が目立つようになってきました。

  IMG_8298ヒガンバナ2024・10・1 IMG_8499ツリフネソウ2024・10・3 IMG_7038ウスバキトンボ群飛2024・9・20
   ヒガンバナ     ツリフネソウ   ウスバキトンボ摂食群飛

  IMG_8019モノサシトンボ♀2024・9・28 IMG_8608オオイトトンボ♂2024・10・3 IMG_8433コフキトンボ♀2024・10・2
   モノサシトンボ♀   オオイトトンボ♂   コフキトンボ♀

  IMG_7900ヒメアカネ♂2024・9・27 IMG_8045マイコアカネ♂2024・9・28 IMG_8503アキアカネ♀2024・10・3
   ヒメアカネ♂     マイコアカネ♂    アキアカネ♀

 さて、2005年から続いているトンボ王国1シーズン60種以上のトンボ類確認ですが、本日午後、除草作業中の水田様湿地保護区で今シーズン60種目となるアオイトトンボ2オスの帰還を確認しました。今後、まだ当地での定着は確認できていませんが、ネキトンボやハネビロトンボなども見つかると思います。

  IMG_8611中央湿地保護区2024・10・3 IMG_8593アオイトトンボ♂2024・10・3 IMG_7738ノシメトンボ♂2024・9・28 
   水田様湿地保護区   アオイトトンボ♂   ノシメトンボ♂

 ただ、館周辺はベニトンボだらけで温暖化の進行を感じずにはいられません。

  IMG_7797ベニトンボ♂2024・9・27 IMG_7835ベニトンボ♂2024・9・27 IMG_7867ベニトンボ♀2024・9・28
         ベニトンボ♂         同 ♀

 作業中、体色がオレンジのミナミメダカが複数生まれていることに気付きました。次世代もオレンジ色になるのか気になったので、一部を捕獲し学遊館のさかな館で飼育展示しています。まだ小さいので、結果は来春に判明すると思います。

  IMG_8289色素欠乏メダカ&ノーマル・メダカ2024・10・1 IMG_7702リュウキュウムラサキ♂2024・9・27 IMG_7091カナヘビ2024・9・20
 色変わりミナミメダカ リュウキュウムラサキ  カナヘビ

 先月28日と29日は四万十川河川敷のトンボ池周辺も除草作業してきました。すると早速ノシメトンボやネキトンボなどが活動を始めました。

  IMG_7958除草作業2024・9・28 IMG_8112ネキトンボ♂2024・9・30 IMG_8136ギンヤンマ諍い20249・30
   除草風景      ネキトンボ♂   ギンヤンマ2♂の♀争奪戦

  IMG_8450ノシメトンボ連結産卵2024・10・2 IMG_8465ノシメトンボ遊離性静止産卵2024・10・2 IMG_8451ノシメトンボ単独産卵2024・10・2
ノシメトンボ連結打空産卵 同 連結遊離性静止産卵 同 単独停止飛翔産卵

 上記に先立つ、先月22日と26日の2回、愛媛県のオオルリボシヤンマを見てきましたが、両日とも高山とは思えない暑さで、本種を含めトンボ類は全般に少なめでした。これが、暑さのせいだけだったらいいのですが…

  IMG_7225オオルリ♂探雌パトロール2024・9・22 IMG_7642オオルリボシヤンマ産卵2024・9・26 IMG_7491オオルリボシヤンマ交尾2024・9・26
オオルリボシヤンマ♂探雌飛翔 同 黄緑色型♀産卵 同 青色型♀交尾

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by 杉村光俊  at 17:04 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

【AIトンボ先生・実証実験】

目的:トンボと自然の知識を持った語り部を、現代のAI技術を活かして実現可能かどうかを実証実験します。

内容:トンボと自然の知識を有する本会(公益社団法人トンボと自然を考える会)杉村光俊常務理事に似せた容姿と音声のAIアバターが、本人の著作を知識として、ユーザー(質問者)とリアルタイムで会話を行います。

期間:2025年3月2日(日)~30日(日)

設置場所:トンボ王国内四万十川学遊館あきついお内
料金:無料。ただし、四万十川学遊館あきついお入館料が必要
協賛:本実験は、株式会社STNet(香川県高松市)と株式会社AICLUDE(大韓民国ソウル特別市)による共同研究として実施するものです。

【春の生きもの写真展】

目的:羽化するタベサナエや群れるミナミメダカなど、春のトンボ王国で見られる動植物の生態写真を通し、生物多様性環境の楽しさを伝えること」。

内容:トンボなどの昆虫を中心に、春にしか見られない生物や生態を捉えた写真A-3サイズ64点を展示。
期間:2025年3月1日(土)~2025年6月1日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【春の生きものクイズ】

内容:春の生きもの写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。

希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとシオヤトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。
年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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