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ダーリン・イン・ザ・フランキス 6話の演出-性別ごとの表情の見せ方 

ダリフラにはある規則性があることに気づいた。

それはフランクスの稼動時・戦闘中では女性キャラの顔を見せないこと。
男性キャラの表情はカットインで見せること。

よくよく考えると、各フランクスの顔は女性キャラの表情を投影したもの。
コクピット内の女性キャラの顔まで見せるとダブってしまいムダなわけだ。

次のキャプを見るとわかりやすい。

darihura6.jpg

darihura6-2.jpg

darihura6-3.jpg

上から

・イチゴ(フランクス) ゴロー(生身・カットイン)
・イチゴ・ゼロツー(フランクス) ヒロ(生身・カットイン)
・ゼロツー(フランクス) ヒロ(生身)

一番下は違う見せ方でヒロと生身のゼロツーを映す会話は成立しそう。
だがあえてストレリチアからのゼロツーとヒロで語らせている。

本作がロボットアニメなら搭乗する女性キャラの表情はロボットに投影。
同乗する男のパイロットの会話はカットイン等。
こうした手法は自分が知らない見せ方だった。


だからコクピット内の女性キャラの表情が見られるとき。
それはフランクスが表情を失い、何らかの異常をきたした場合だ。

darihura6-12.jpg

ヒロが死んだと思いイチゴが激しく動揺してる時。
イチゴが動揺してフランクスの接続がNGな時。
イチゴの顔が映される。

そんな性別ごとのキャラの表情の規則性を効果的に見せたのがゼロツー。

darihura6-4.jpg

darihura6-7.jpg

戦闘中、生身のゼロツーの表情はわからず。
実はコクピット内のゼロツーの表情はこうでしたというのが6話。
実の顔を見せなかっただけにこの見せ方は効果的だ。

ヒロが倒れた後、一人で叫竜と戦おうとするゼロツーの表情。
人から離れ鬼気迫るものがある。
ヒロも知らなければ視聴者も知らない表情。
(ヒロと視聴者がお互い納得する瞬間)

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孤独なゼロツーの翼になると決心しゼロツーに寄り添うヒロ。
(青い血は消えていく=人化)
ヒロに抱きしめられ人としての形を戻しつつあるゼロツー。

人になるとは男性と女性が交わることで成立するものなのか。
人もフランクス(ロボット)も人に造られた点で同じ。変わりがない。
そんな事を思わせる性別ごとの表情の使い方。

ダリフラの戦闘シーンはセックス的である事を自覚しているなぁとも思う。

<余談>

darihura6-9.jpg

イチゴは可愛い。
本作では一番感情の揺れ幅が大きいキャラな点。
負けヒロインの道をひたすら突っ走るので判官びいきしてしまう点にある。

darihura6-10.jpgokure.jpg

コード090。ヒロがあだ名をつけたらオクレになるだろうと思った。
オクレといえば、吉本興業のMr.オクレ。(髪型が似ている)
090は大人になったらオクレ兄さんになると想像しながら見ると面白い。
 
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イチゴのヒロイン力高いですね&hellip;でも負ける予感しかしない。 ヒロは3回目のジンクスをどう克服するのか?主人公だから死なないだろうと思っていたので気になっていたのはここです。 未確認の目標をベータと呼称。なんて縁起の悪い名前&hellip;「マヴラヴオルタネイティヴ」的な意味で。 連携は良いけれど&hellip;。26部隊のフランクスはホントに同型なんですね。顔と一緒で個性がないけ...

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