好きな人も、自分の父親も
楽しかった場所もすべて失った少年切嗣。
彼の血まみれの人生はここから始まったのです。今回のメインキャスト4人の配役が
同じニトロプラス/虚淵玄さん原作のアニメ
Phantom ~Requiem for the Phantom~
とほぼ一緒だったのが面白かったです。
感想南国の島のような情景から物語はスタート。
どうやら切嗣の少年時代の回想のようです。
少年時代の切嗣さん。
表情からみるに快活明朗な少年であることが伺えます。
あと、切嗣は言いにくいそうなので「ケリー(キリー)」と呼ばれています。
切嗣の父親の助手をしているシャーレイ。仲が良さそうです。
またこのシーンでは車のガラスに風景が映り込んでいる描写を見て
「ufotable」は本当に撮影に拘りぬいているなぁと感心。
切嗣のお父さん、不死の研究を行っているようです。
シャーレイは好感をもって描かれていますね。
「ずっと君の隣にいるから」シャーレイはどんな大人になりたいかまだわからない切嗣に向かってこういいます。
シャーレイが切嗣に惹かれている事を端的に示したセリフですね。
そんな切嗣の方もシャーレイには恋焦がれていたようです。
この時期の少年は、大人になりたいという衝動が強いせいか
大人っぽい女性に憧れるというパターンがありますが
切嗣も包容力ある彼女に惹かれたのでしょう。
とこのように、ここまでは切嗣達の幸せそうな光景が描かれていました。
全てを失った切嗣さん
「部屋から出るな」とお父さんから言われた切嗣ですが、
好奇心旺盛な少年はやはり村の事が気になるようです。
ちなみに、このシーンでは透き通った冊子の表現が気になりました。
上でも言いましたが、fate/zeroは画面効果のこだわりが凄い。
そんな切嗣が見てしまったのは、シャーレイがおかしくなっている姿。
鶏の血を求め、噛み付いている姿です。
切嗣にとっては余りの衝撃だったのでしょう。
好きだった人が、あんなに自分の近くにいた人がこんな姿に…
「殺して」とシャーレイは言いますが、切嗣はその場から逃げだしてしまったようです。
教会で身を隠していた切嗣。神父が村に知らせをと言いますが
すでに周りはおかしくなっている人でいっぱいのようです。
周りをおかしい人に囲まれた切嗣を助けてくれたのがナタリアさん。
これが師匠である彼女との初めての出会い。
ナタリアによると、誰かが不死の研究をしていた事によって吸血鬼を生んでしまい
しまいには村の人全員が吸血鬼になってしまった。
そして二つのそれぞれの勢力によって、村は燃やされ、吸血鬼は退治されたようです。
結局、切嗣のお父さんの研究によって、
シャーレイが研究を進めたいという善意によって吸血鬼になってしまい
結局、村全員が吸血鬼になってしまったようです。
切嗣は自分の家に戻り、父親と話します。
村が全滅になった事もシャーレイが吸血鬼になった事にも、他人事のように無関心。
どうも「根源」を目指す魔術師であるお父さんにとっては些細な事のよう。
不死の研究も全ては「根源」を目指す為の行為であったようです。
切嗣はお父さんを許せなかったのでしょう。
ただ、大元の吸血鬼を生んでしまったのは父親であれど
シャーレイに止めを刺せず、逃げてしまった事によって
村全体に被害が及んだ点は、切嗣が止められた面もあります。
ただ少年に恋焦がれた人を殺せるかという面では、ハードルが高いですし
この点に関しては切嗣は無理だったのではないかと。
つまり切嗣は自分達親子がもたらしてしまった、村の全滅に対して
贖罪しなければならないという気持ちで父親を殺したのでしょう。
また切嗣がナタリアにいったように「違う場所で同じ研究をするのを防ぐ」という面もあるでしょう。
こうして全てを失った切嗣はナタリアと一緒に行動します。
まとめ
切嗣さんが、今のようになってしまった「根源」を描いた回想でした。
ここ数回は切嗣がいかにひどい考えの持ち主かをこれでもかと描いてきたわけですが
今回は、こんなにひどい切嗣がどうしてこうなってのかを説明する回想回でした。
それにしても、私からすると父親をほぼ躊躇わずに殺すという決断をした点において
切嗣は最初から天性としてのイカレ具合が高かったように見えます。
ナタリアからも「殺す理由としては下の下」とも言われましたし。
ここのポイントはシャーレイを殺せなかったために村は全滅したという点ですね。
切嗣が一人の犠牲を躊躇してしまった為に、全てを失った。
この事件による後悔が、切嗣の考え方の根本を形成していったのでしょう。
あとは、死徒とか吸血鬼とか根源とか、型月作品にはお馴染みの用語が多かったですね。
特に吸血鬼回りに関しては月姫で描かれてきた内容であり
月姫をプレイしていたのが、理解を容易にしてくれたので助かりました。
最後に今回の配役
少年切嗣=入野自由。シャーレイ=高垣彩陽。衛宮矩賢=千葉一伸。ナタリア=渡辺明乃
この配役はええと
「Phantom ~Requiem for the Phantom~」でした。
アイン=高垣彩陽。ツヴァイ=入野自由。サイス=マスター=千葉一伸。リズィ=渡辺明乃
という意味で。虚淵さん的に合わせた配役でした。
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感想南国の島のような情景から物語はスタート。
どうやら切嗣の少年時代の回想のようです。
少年時代の切嗣さん。
表情からみるに快活明朗な少年であることが伺えます。
あと、切嗣は言いにくいそうなので「ケリー(キリー)」と呼ばれています。
切嗣の父親の助手をしているシャーレイ。仲が良さそうです。
またこのシーンでは車のガラスに風景が映り込んでいる描写を見て
「ufotable」は本当に撮影に拘りぬいているなぁと感心。
切嗣のお父さん、不死の研究を行っているようです。
シャーレイは好感をもって描かれていますね。
「ずっと君の隣にいるから」シャーレイはどんな大人になりたいかまだわからない切嗣に向かってこういいます。
シャーレイが切嗣に惹かれている事を端的に示したセリフですね。
そんな切嗣の方もシャーレイには恋焦がれていたようです。
この時期の少年は、大人になりたいという衝動が強いせいか
大人っぽい女性に憧れるというパターンがありますが
切嗣も包容力ある彼女に惹かれたのでしょう。
とこのように、ここまでは切嗣達の幸せそうな光景が描かれていました。
全てを失った切嗣さん
「部屋から出るな」とお父さんから言われた切嗣ですが、
好奇心旺盛な少年はやはり村の事が気になるようです。
ちなみに、このシーンでは透き通った冊子の表現が気になりました。
上でも言いましたが、fate/zeroは画面効果のこだわりが凄い。
そんな切嗣が見てしまったのは、シャーレイがおかしくなっている姿。
鶏の血を求め、噛み付いている姿です。
切嗣にとっては余りの衝撃だったのでしょう。
好きだった人が、あんなに自分の近くにいた人がこんな姿に…
「殺して」とシャーレイは言いますが、切嗣はその場から逃げだしてしまったようです。
教会で身を隠していた切嗣。神父が村に知らせをと言いますが
すでに周りはおかしくなっている人でいっぱいのようです。
周りをおかしい人に囲まれた切嗣を助けてくれたのがナタリアさん。
これが師匠である彼女との初めての出会い。
ナタリアによると、誰かが不死の研究をしていた事によって吸血鬼を生んでしまい
しまいには村の人全員が吸血鬼になってしまった。
そして二つのそれぞれの勢力によって、村は燃やされ、吸血鬼は退治されたようです。
結局、切嗣のお父さんの研究によって、
シャーレイが研究を進めたいという善意によって吸血鬼になってしまい
結局、村全員が吸血鬼になってしまったようです。
切嗣は自分の家に戻り、父親と話します。
村が全滅になった事もシャーレイが吸血鬼になった事にも、他人事のように無関心。
どうも「根源」を目指す魔術師であるお父さんにとっては些細な事のよう。
不死の研究も全ては「根源」を目指す為の行為であったようです。
切嗣はお父さんを許せなかったのでしょう。
ただ、大元の吸血鬼を生んでしまったのは父親であれど
シャーレイに止めを刺せず、逃げてしまった事によって
村全体に被害が及んだ点は、切嗣が止められた面もあります。
ただ少年に恋焦がれた人を殺せるかという面では、ハードルが高いですし
この点に関しては切嗣は無理だったのではないかと。
つまり切嗣は自分達親子がもたらしてしまった、村の全滅に対して
贖罪しなければならないという気持ちで父親を殺したのでしょう。
また切嗣がナタリアにいったように「違う場所で同じ研究をするのを防ぐ」という面もあるでしょう。
こうして全てを失った切嗣はナタリアと一緒に行動します。
まとめ
切嗣さんが、今のようになってしまった「根源」を描いた回想でした。
ここ数回は切嗣がいかにひどい考えの持ち主かをこれでもかと描いてきたわけですが
今回は、こんなにひどい切嗣がどうしてこうなってのかを説明する回想回でした。
それにしても、私からすると父親をほぼ躊躇わずに殺すという決断をした点において
切嗣は最初から天性としてのイカレ具合が高かったように見えます。
ナタリアからも「殺す理由としては下の下」とも言われましたし。
ここのポイントはシャーレイを殺せなかったために村は全滅したという点ですね。
切嗣が一人の犠牲を躊躇してしまった為に、全てを失った。
この事件による後悔が、切嗣の考え方の根本を形成していったのでしょう。
あとは、死徒とか吸血鬼とか根源とか、型月作品にはお馴染みの用語が多かったですね。
特に吸血鬼回りに関しては月姫で描かれてきた内容であり
月姫をプレイしていたのが、理解を容易にしてくれたので助かりました。
最後に今回の配役
少年切嗣=入野自由。シャーレイ=高垣彩陽。衛宮矩賢=千葉一伸。ナタリア=渡辺明乃
この配役はええと
「Phantom ~Requiem for the Phantom~」でした。
アイン=高垣彩陽。ツヴァイ=入野自由。サイス=マスター=千葉一伸。リズィ=渡辺明乃
という意味で。虚淵さん的に合わせた配役でした。
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