大宮アルディージャ→ 大宮は「1年でのJ1復帰」を目指したが苦しいシーズンになっている。開幕前は「優勝候補の筆頭」に挙げられたが開幕からなかなかエンジンがかからなかった。それでも16節から8試合負けなし。上位争いに浮上してきたが、その後は勝ち点が伸び悩んだ。35節を終えた時点では17勝12敗6分けで勝ち点「57」。2位の大分との差は「6」なので自動昇格を果たすためには1つも落とせない状況になってきた。
3位の町田との差は「4」なのでプレーオフ出場は十分に可能といえるがJ1に復帰できるかどうかは微妙。J2残留も覚悟しなければいけない状況になりつつあるが誤算の多いシーズンだった。得点源になることが期待された199センチのFWシモビッチは22試合で6ゴール。ここ最近はずっと控えに回っている。能力的にはJ2屈指のストライカーであることは間違いないので彼の良さを引き出せなかった印象になる。
MFマテウス34試合で9ゴール8アシスト。孤軍奮闘した昨シーズンの後半戦の活躍を考えると「もっと上のレベルの活躍ができる選手」だと思うが、最低限の結果は残している。MFマテウスは及第点と言えるが、FWマルセロ・トスカーノは15試合でノーゴール。途中出場するケースが多かったが期待に応える働きは出来なかった。夏に新潟に期限付き移籍となったMFカウエに至っては1試合も出場機会を得られなかった。