■ 新たな遺恨カードと言える大宮 vs 川崎F2月25日(土)に2017年シーズンのJ1が開幕した。鹿島 vs FC東京、横浜FM vs 浦和、C大阪 vs 磐田あたりには全国的な注目が集まったが、NACK5スタジアムで行われた大宮 vs 川崎Fの試合も因縁対決として注目を集めた。両チームはともに2005年にJ1に昇格しているのでJ2時代からしのぎを削って来た間柄。もともと関係の深いクラブだったが昨オフには大宮の大黒柱だったMF家長が川崎Fへの移籍を決断した。
MF家長を巡って新たな因縁が生まれたが、2016年の12月末に行われた天皇杯の準決勝では同カードが実現。1対0で川崎Fが勝利している。大宮にとっては夢の舞台への道を阻まれた相手になる。そして昨年の9月に熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた試合は荒れに荒れた。前半に川崎FのFW大久保が暴力行為で退場になった以外にもイザコザが続出。試合後には両チームのサポーターが場外で激突した。
Jリーグは開幕カードに一般の人も関心を寄せそうな因縁カードをピックアップすることが多いので大宮 vs 川崎Fの対戦になったことは納得できる。ある程度は予想が出来た対戦カードと言える。昨シーズンは大宮が5位で、川崎Fは3位。ともにタイトルが射程圏内にあるチームなので期待値は高かったが当日のNACK5スタジアムには多くのサポーターが集結して盛り上がった。普通の雰囲気ではなかったと言える。