※ 2022年9月9日(金)の時点。
大宮アルディージャ→ J2は34節が終了した。残りは8節となったが大宮は7勝16敗10分けで勝ち点「31」。20位と苦しんでいる。21位の岩手との差は「1」のみ、19位の群馬とは同じ勝ち点になる。22位のFC琉球との差も「2」なので「初のJ3降格」の危機を迎えている。2017年のJ1で18位になって2度目のJ2降格となった後、2018年は5位、2019年は3位。ともにプレーオフに出場したが1回戦で敗れた。早期のJ1復帰を逃した。
最初の2年間はJ2で上位だったが2020年は15位、2021年は16位、2022年はここまで20位。3年連続で下位に沈んでいる。2021年度のJ2の全22クラブの営業収益を見ると31.15億円の大宮はJ2で2位となる。この年にJ2優勝を達成した磐田は31.08億円なのでほとんど同じ。大宮と磐田の2チームが図抜けていた。大宮のクラブ規模を考えると「3年連続でJ2の下位グループにいる。」というのはあり得ない話である。
2022年の途中に原博実氏を招聘して抜本的な改革に取り組んでいる最中だと思うが霜田監督から相馬監督へのバトンタッチはあまり成功しなかった。霜田体制の成績は18試合で4勝9敗5分け、相馬体制の成績は15試合で3勝7敗5分けとなる。1試合平均の勝ち点は霜田体制が0.94、相馬体制が0.93なので、むしろ、わずかな差ではあるが成績は悪化している。相馬監督でも立て直すことは出来なかった。