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#2047 清水 vs G大阪、柏 vs 鳥栖、磐田 vs 横浜FM、町田 vs 徳島 (2018/9/23) | | |　

【J1：第27節】清水エスパルス vs ガンバ大阪 (IAIスタジアム日本平)

→　10位の清水と17位のG大阪という残留争いの直接対決は前半1分にFWファン・ウィジョがシュート。DF立田がクリアしきれずにオウンゴールとなってアウェイのG大阪が先制に成功すると前半26分にもMF倉田の折り返しからFWファン・ウィジョが決めて大きな追加点を奪った。2点を追う清水は後半31分にFWドウグラスのパスを受けたFW北川航が決めて1点差に迫ると、その後は清水が猛攻を仕掛けた。DF立田とMF村田和がバー直撃のシュートを放つなど圧倒的に攻め込んだが追いつくことは出来なかった。

苦しみながらも2対1で逃げ切ったG大阪は3連勝となった。暫定ながら、横浜FMと鳥栖と柏を追い抜いて14位まで浮上した。勝ち点「29」で並んでいた3チームはいずれも土曜日に試合が行われるので、G大阪は当面のターゲットとなる3チームに対して大きなプレッシャーをかけることができた。1点目はオウンゴールと記録されたが、限りなく、FWファン・ウィジョのゴールだった。実質、2ゴールのFWファン・ウィジョはG大阪の得点源として素晴らしい活躍を続けている。常にゴールを狙って貪欲にプレーしている。

G大阪は元日本代表のMF今野がスタメンに戻ってきてから3連勝。不在時も若手のMF高宇洋などが奮闘していたがツボを押さえたプレーができるベテランのMF今野が戻ってきたのは大きい。夏に山口から加入したMF小野瀬が右SHでポジションを確保しつつあるが、その他の選手は経験のある選手ばかり。クルピ監督はMF食野やMF中村敬など若手を積極的に起用したが、ここに来て経験のある選手に頼るようになって結果が出るようになってきた。高い経験値を持った選手の存在は今のG大阪の強みになっている。

敗れた清水にとっては痛恨の敗戦になった。G大阪に勝利していたら「残留はほぼ確実」と言えたが、敗れたことで残留争いのグループに巻き込まれた。いきなり先制ゴールを許して出鼻をくじかれてしまった。ただ、内容的にはまずまず良かった。特に後半は清水が一方的に攻め込む展開になった。早い段階で1点目が取れていたら試合展開は全然変わったと思うが、この日の清水はツキがなかった。後半の終了間際には決まっていてもおかしくないシュートが連続でポスト直撃。惜しいシーンはたくさんあった。

【J1：第27節】柏レイソル vs サガン鳥栖 (三協フロンテア柏スタジアム)

→　暫定17位の柏と暫定16位の鳥栖という残留争いの行方を大きく左右する大一番は前半40分にDF小池龍のグラウンダーのクロスをFW瀬川祐が押し込んでホームの柏が先制に成功する。1点を追う鳥栖は後半7分にDF三丸のCKからFW金崎がヘディングシュートを決めて1対1の同点に追いついた。FW金崎は移籍後2ゴール目となった。ホームで勝たないといけない柏は後半26分にMF江坂が決定的なヘディングシュートを放ったが絶好調のGK権田がビッグセーブで防いだ。試合は1対1のドローに終わった。

前日の試合でG大阪が勝利したので今度は勝ち点「30」で鳥栖と柏とG大阪が並ぶ形になった。J1の残留争いはかつてないほどの大混戦になっている。状況を考えると鳥栖にとっては決して悪くないドローと言える。先制ゴールを許したことを考えるとなおさらである。FWフェルナンド・トーレスはこの日もチャンスを生かせなかったが、CKからFW金崎が値千金の同点ゴールを決めて1対1の同点に追いついた。負けなかったことはポジティブに考えられる。ここに来て左SBのDF三丸のクロスが大きな武器になっている。

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◆　まとめ

　#2047 清水 vs G大阪、柏 vs 鳥栖、磐田 vs 横浜FM、町田 vs 徳島 (2018/9/23)

→　J1の残留争いの直接対決となった清水 vs G大阪など計4試合をクローズアップしました。フライデーナイトJリーグで金曜開催となった清水 vs G大阪は残留争いの行方を大きく左右する大一番でしたが、調子を上げてきたG大阪が2対1で勝利。大きな勝ち点「3」を獲得しました。好不調の波が激しい清水は一時は残留争いから抜け出しましたが、またしても下位グループの輪の中に引きずり込まれました。

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