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#2084 FC琉球 vs 群馬、松本山雅 vs 東京V、沼津 vs 長野、日本 vs サウジアラビア (2018/11/8) | | |　

【J3：第30節】 FC琉球 vs ザスパクサツ群馬 (沖縄県総合運動公園陸上競技場)

→　首位のFC琉球と3位の群馬の上位対決は「(FC琉球が)引き分け以上でJ3制覇&J2昇格が確定する。」という大注目の試合だったが前半2分にFKからMF中川風が決めて先制に成功すると前半17分にはMF富樫のクロスからFW和田凌が決めて追加点を奪った。2点リードのFC琉球は後半4分にもMF富樫が決めて３点目を奪った。群馬はFW山崎雅とMF風間宏希のゴールで2点を返したが4対2でFC琉球が勝利。「悲願のJ2昇格」を達成した。FC琉球は大一番でも自慢の攻撃陣が爆発して大量4ゴールを奪った。

注目の一戦だったがFC琉球が制した。FC琉球は終盤に上位対決がいくつか組まれたが鹿児島に大勝して、鳥取との試合は逆転勝利。群馬との試合も完勝だったので、「今年のFC琉球は強くて勝負強い。」という印象を残す結果になった。MF中川風はこの日も2ゴールを挙げる活躍で、MF富樫も1ゴール1アシスト。MVP争いを繰り広げている2人は優勝を決める試合でも躍動した。FWレオナルド(鳥取)を含めた3人の争いになっているがこれだけレベルの高い競争になるのは珍しい。こうなると「誰を選ぶべきか？」は迷う。

群馬はこの試合で勝てば2位に浮上することができた。引き分けの場合でも2位の鹿児島に勝ち点で並ぶことができたが立ち上がりから劣勢の展開になった。首位を相手に意地を見せたかったがほとんど良さを出せなかった。幸いにして4位の沼津が翌日の試合で敗れたので3位はキープしたが2位争いは熾烈。鹿児島と沼津がここにきて一気に調子を落としているので「群馬がやや有利」だと思うが、得点力の高いチームではないので勝負所で勝ち切れるのか？は微妙。いずれのチームも決め手には欠ける。

残りは4試合となったが次節は鳥取戦(H)になる。破壊力を持った鳥取との試合は群馬にとって難しい試合になるだろう。ラスト3つは北九州(H)→藤枝MYFC(A)→YS横浜(H)なので下位との対戦が続く。次の鳥取戦(H)が山場と言える。相手は勝つしかない状態なので静かな展開に持ち込みたい。厳しい試合になったが後半41分に生まれたMF風間宏希のループシュートは鮮やかだった。GK朴一圭が前に出ていた隙をついて見事な軌道を描くループシュートになった。MF風間宏希のキックの精度の高さが光った。

【J2：第40節】松本山雅 vs 東京ヴェルディ (アルウィン)

→　2位の松本山雅と5位の東京Vの上位対決は前半36分にFKから相手のオウンゴールを誘ってホームの松本山雅が先制に成功する。東京Vの左SBのDF香川勇に当たってゴールインとなった。負けると自動昇格が難しくなる東京VはFWレアンドロとMF李栄直を投入。終盤になるとMF李栄直の高さを生かした攻撃からチャンスを作ろうとしたがなかなか決定機を作ることは出来なかった。1対0で逃げ切った松本山雅は首位に再浮上した。2位の大分との差が「5」の東京Vの自動昇格はかなり難しくなったと言える。

勝利した松本山雅は2位の大分ならびに3位の町田との差が「1」。J2は残り2試合なので次節にもJ2優勝ならびにJ1復帰が確定する状況に持ち込んだ。2度目のJ1昇格まであと一歩に迫ったが41節は栃木SC戦(A)、42節は徳島戦(H)。まったく油断はできないがJ1に大きく前進する結果になった。得意のセットプレーからゴールを奪ったが立ち上がりから松本山雅が優勢だった。後半の途中まで東京Vはほとんどチャンスを作れなかったので松本山雅の順当勝ちと言える。東京Vはアウェイの松本山雅戦を苦手にしている。

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◆　まとめ

　#2084 FC琉球 vs 群馬、松本山雅 vs 東京V、沼津 vs 長野、日本 vs サウジアラビア (2018/11/8)

→　J3のFC琉球 vs 群馬の上位対決は「首位のFC琉球のJ3制覇」がかかった大一番でしたが持ち前の攻撃陣が爆発して大勝。見事にJ3優勝ならびにJ2昇格を確定させました。ここ最近は粘り強い戦いを続けてきた群馬でしたが大量失点で敗戦。難しい展開になりました。FC琉球は沖縄県のチームとしては初のJ2昇格を決めましたが攻撃的なサッカーがJ2の舞台でどこまで通用するのか？は興味深いところです。

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