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#2003 米国×日本、日本×ブラジル、新潟×千葉、京都×東京V (2018/7/31) | | |　

【女子サッカー】アメリカ×日本 (Children’s Mercy Park)

→　FIFAランキングが6位の日本と1位のアメリカの試合は前半18分にFWモーガンのゴールでアメリカが先制に成功するが直後の前半20分にMF長谷川のスルーパスからFW田中美が決めてすぐさま同点に追いついた。しかし、前半26分にFWモーガンに決められて勝ち越しを許すと後半11分にもFWモーガンに決められて1対3となる。後半21分にはFWラピノのゴールでアメリカが突き放した。後半31分にDF阪口萌のファインゴールで1点を返したが反撃はここまで。4対2でアメリカが勝利して白星スタートを切った。

国際Aマッチは142試合で86ゴールを挙げているアメリカのFWモーガンはハットトリックの活躍だった。スピードがあって決定力もあるのでなでしこジャパンはFWモーガンにやられるケースが多い。スピードのある選手が不足しているのでスピードのあるフォワードをなでしこジャパンは苦手にしている。スタジアムは18,467人の観衆で埋まったが女子サッカーの試合でここまでスタンドが埋まるのは珍しい。アウェイの洗礼を受ける結果になったがいい経験になっただろう。チケットはソールドアウトだったという。

なでしこジャパンは後半の途中まではほとんどシュートチャンスを作れず。ずっと「放ったシュートはFW田中美のゴールシーンのときに放ったシュートの1本だけ」という時間帯が続いたがFW菅澤、FW横山久、MF川澄、MF増矢を投入すると流れが良くなっていい形を作るようになった。4点目を奪ったアメリカがメンバーを大きく入れ替えたことも大きく関係していると思うが1対4になった後の戦いぶりは悪くなかった。後半24分にはFW菅澤、後半25分にはFW横山久が決定機を迎えるなど日本が押し込む展開になった。

今大会はDF熊谷、DF宇津木、MF阪口が不在。新しい選手をたくさん試したい大会になるが新潟レディースのDF阪口萌が代表2試合目で初ゴールを決めた。本来はボランチの選手であるがこの日は左SBでプレー。守備面で苦戦する場面はいくつかあったが素晴らしいゴールを決めた。経験豊富なDF鮫島はCBで起用されており、左SBを固定できていないのがなでしこジャパンの問題点になっているがいいアピールが出来た。ボランチで起用されたMF三浦、途中出場したMF増矢なども一定の存在感を発揮した。

【女子サッカー】ブラジル×日本 (Pratt & Whitney Stadium)

→　Tournament of Nationsの2試合目。FIFAランキングが7位のブラジルと対戦した日本は6人の選手を入れ替えてきた。FW横山久やMF隅田などをスタメンで起用してきたがほぼ互角の展開になった。どちらに転んでもおかしくない展開になったが後半31分にDF鮫島のボールコントロールのミスからFWマルタに決められて失点すると後半45分にはFWベアトリースに決められて0対2となる。後半48分に左SBのDF阪口萌のクロスから途中出場のMF増矢がヘディングシュートを決めたが時すでに遅し。1対2で敗れた。

日本はこれで2連敗となった。後半の終盤まで0対0で進んだが自分たちのミスから先制ゴールを奪われた。それまでの時間帯にもいくつか自分たちの繋ぎのミスからピンチを招いていたがさすがにそう何度もブラジルは見逃してくれない。ブラジルのエースのFWマルタにシュートを決められてしまった。FIFAランキングは日本が6位、ブラジルが7位。日本の方が上になるが「力的にはブラジルの方が少し上なのでは？」と感じる試合になった。日本が普通に戦ったら負ける可能性の方が高い相手と言えるのではないか。

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◆　まとめ

　#2003 米国×日本、日本×ブラジル、新潟×千葉、京都×東京V (2018/7/31)

→　女子の米国×日本など計4試合をクローズアップしました。世界屈指の強豪チームである米国と対戦した日本でしたが力の差を見せつけられる展開になりました。天敵とも言えるFWモーガンにハットトリックを決められるなど計4失点。「守備の要」として活躍するDF熊谷を欠く最終ラインは安定感を欠きました。攻撃陣ではFW横山久やFW菅澤やMF増矢といった途中出場した選手の頑張りは目立ちました。

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