ボランチ→ アジア大会ではMF松本泰(広島)がボランチの軸になった。昌平高から加入してプロ2年目。広島のトップチームの試合にはほとんど絡めていないのでJリーグでの実績は皆無に近いがルーキーイヤーだった2017年に広島を指揮していたのが森保監督になる。テクニックがあって判断が正確でミスが少ない堅実なボランチである。森保監督のサッカーに慣れているのは強みとなる。監督の信頼を勝ち取っている。
パートナーにはMF渡辺皓(東京V)が起用された。所属の東京Vではインサイドハーフでプレーする機会が多くなっているが運動量が豊富で攻守両面でチームに貢献することができる。典型的なダイナモである。J2で28試合で2ゴール9アシストを記録。今シーズンはゴールに絡む機会が多くなってワンランク上の選手になった。1対0で勝利したアジア大会の準決勝のUAE戦のパフォーマンスは圧巻だった。
MF神谷(愛媛FC)も森保JAPANの常連になっている。アジア大会では力を出し切れなかったがテクニックがあってアグレッシブなプレーが出来るのが魅力となる。期限付き移籍先の愛媛FCではボランチだけでなく2列目やフォワードで起用されることもある。メンタルが強くてチームを引っ張ることが出来る選手なので五輪代表ではキャプテンマークを託されるときもある。精神的に強い点が大きな武器になっている。