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【アウォーズ】「Jリーグの優秀選手賞に選ばれても良かったのでは？」と思う選手(8名)を挙げてみた。 (2017年版) | | |　

■　優秀選手(33名)の選出方法は・・・。

12月4日(月)に2017年のJリーグの優秀選手(33名)が発表された。この33人の中からMVPやベストイレブンが選出されることになるがたくさんいるJリーガーの中から33人に絞る作業はなかなか大変である。「優秀選手がどのように選出されるのか？」はあまり知られていないが

〔選者(投票者)〕

　・J1の18クラブの監督および選手
　・選手は33節終了時点での投票。J1で17試合以上に出場していることが資格条件。

〔優秀選手賞の概要〕

　・上記選者による「ベストイレブン」の投票結果を基に各ポジションの投票数の上位選手からチェアマンが選出する。

となるので選手ならびに監督が投票を行ってその投票結果を基にチェアマンが33名の優秀選手を選出することになる。ポジション別の人数が決まっているわけではないので最後の数名を選ぶのは大変だと思われる。ギリギリのところで落選した選手が何人かいると思うが(選手の場合は)33節を終えた時点で投票を行うので今シーズンでいうと「この時点で首位を走っていた鹿島の選手」は評価の面で少し有利である。

逆にこの時点では2位だった川崎Fの選手は評価の面で少し不利である。当然、個人のパフォーマンスを評価する賞になるがチーム成績は無視できない。最終節にこういう結末が待っているとは知らずに投票を行っているのでその点を考慮する必要がある。33名のうちわけは鹿島の選手が8名で最多となる。続くのは川崎Fの選手で7名となる。上位2チームで約半数を占めているので「偏りはかなり大きい。」と言える。

■　優秀選手(33名)に選出されても良かった選手は・・・。

毎年の話であるが、「なぜ○○は優秀選手に選出されなかったのか？」と感じる選手は必ず出てくる。言うまでもなく100人いたら100通りのリスト(33名)が出来上がるので異論が出るのは当たり前。「なぜ○○が優秀選手に選出されているのに××は選ばれていないのか？」とあれこれと議論するのが毎年恒例になっているが「今シーズン、優秀選手に選ばれても良かったのでは？」と思うのは以下の8名である。

　・GK チョン・ソンリョン (川崎フロンターレ)
　・DF 福森晃斗 (コンサドーレ札幌)
　・DF 丸橋祐介 (セレッソ大阪)
　・MF 川辺駿 (ジュビロ磐田)
　・MF ムサエフ (ジュビロ磐田)
　・MF 原川力 (サガン鳥栖)
　・MF 三田啓貴 (ベガルタ仙台)
　・MF 天野純 (横浜Fマリノス)

当然、優秀監督賞には人数の制限があるので誰かを入れようと思ったら誰かを外さないといけないが、今回、Jリーグの優秀選手(33名)に選出された選手の中で選出されたのが意外に思ったのは

　・GK 曽ヶ端準 (鹿島アントラーズ)
　・FW イバルボ (サガン鳥栖)

の2人である。この2人に関しては「今年の優秀選手(33名)に選出されるのは誰なのか？」を考えたときに大枠の候補にも名前が浮かんでこなかったのでサプライズだった。さらに

　・DF 槙野智章 (浦和レッズ)
　・FW ラファエル・シルバ (浦和レッズ)
　・DF 山本脩斗 (鹿島アントラーズ)

の3人もやや意外な選出だった。もちろん、「優秀選手(33名)に入ってくる可能性はある。」と考えていたがいろいろな点を考慮して「外れる可能性が高い。」と認識していた。Jリーグのアウォーズなので、当然、「J1の試合+ルヴァン杯の活躍具合」が評価の対象にならなければいけないが浦和の場合はACLのインパクトが大きかった。浦和の選手が4人も選出されたのは明らかにACL優勝の効果と考えられる。

■　上位チームの選手が優遇されすぎている？？？

外国人キーパーの活躍が目立った今シーズンは過去にないほどキーパー陣の競争がハイレベルだったがGK曽ヶ端(鹿島)よりもGKチョン・ソンリョン(川崎F)が優秀選手(33名)にふさわしいと思う。GK曽ヶ端はJ１では23試合にしか出場していない点が引っかかる。GKチョン・ソンリョンのビッグセーブに川崎Fは何度も助けられたことを考えるとGKチョン・ソンリョンは優秀選手(33名)に選ばれるべきだったと思う。

DF福森晃(札幌)とMF天野純(横浜FM)とDF丸橋(C大阪)の3人はいずれも左利きになるがラストパスの本数はDF福森晃が60本で4位タイ。MF天野純(横浜FM)は59本で6位、DF丸橋(C大阪)は58本で7位。いずれもJ1屈指の数字を残している。精度の高いキックで多くのチャンスを演出した3人なので優秀選手(33名)に選出されてもおかしくなかった。DF福森晃に至ってはCBでこの数字なので驚きである。

ボランチは有力者が多いので絞るのは相当に難しかったと思うがMF川辺(磐田)、MFムサエフ(磐田)、MF原川(鳥栖)、MF三田(仙台)の4人は優秀選手(33名)に選出されても不思議はなかった。鳥栖からはFWイバルボが優秀選手(33名)に選出されているが札幌や仙台の選手はゼロ。1位の川崎F、2位の鹿島の選手で約半数を占めたことからも分かる通り、「チームの順位の重み」が大きすぎるようにも感じる。

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