■ 何とか「J2残留」が見えてきた。J2に昇格して4年目となるカマタマーレ讃岐は苦しいシーズンになっている。開幕からなかなか白星を手にすることができなくて折り返しの21節を終えた時点では2勝12敗7分けで勝ち点「13」。20位だった。北野監督の解任論も飛び出したが夏に幾多のJクラブを渡り歩いたベテランの左SBのDFアレックスの獲得に成功すると26節からクラブ新記録を大きく更新する5連勝。この時期に一気に勝ち点を積み上げた。
ひとまず安全圏に突入したが31節以降は7試合で1勝3敗3分け。一時は追い抜いた金沢と熊本に抜かれて20位に再転落したが残り5試合となった時点で22位の群馬との差は「16」。21位以内は確定した。さらに21位の山口との差は「7」。山口に追い抜かれなければ「J2残留」が確定する。紆余曲折ありながらも何とかJ2残留への道筋が見えてきたので一日でも早く「J2残留」を確定させて精神的に落ち着きたい。
昨オフの入れ替えは最小限にとどまった。FWミゲル、DF藤井航、DF小澤が抜けたが、DF市村、DF李栄直、FW原一樹を獲得。北九州でゴールを量産したFW原一樹の活躍に期待がかかったがなかなかコンディションが上がらずに苦しんだ。夏場に入ってからようやく調子を上げてきて大事なところでゴールを決めてチームの勝利に貢献するようにあったが27試合で7ゴールというのは実力からすると不本意である。