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【日本人限定】 Jリーグ全体の歴代ベストイレブンを考える。 (1993年-2017年) | | |　

■　Jリーグの歴代ベストイレブンはどうなるか？

2017年にJ1に所属する18チームの歴代ベストイレブンは以下のリンク先のとおりとなった。どのクラブも結構な豪華メンバーになったが最後にJリーグ全体の歴代ベストイレブンを考えてみたいと思う。Jリーグの歴代ベストイレブンを考えるので、出来る限り、日本代表での活躍具合は加味しない。なので、早い時期に欧州に渡って欧州リーグを主戦場に戦ってきたMF本田圭やMF香川などは候補からは外している。

ただし、似たような立場の選手の中でもJリーグで実績を積み上げてから欧州に渡った選手は候補に入れている。例えばDF内田篤は2007年～2009年の鹿島の3連覇に大きく貢献。2008年と2009年にはJリーグのベストイレブンに選ばれている。一方のDF長友も2009年にベストイレブンに選ばれている。この2人については代表のイメージを完全に除外したとしてもベストイレブンに入れるだけの実績をJリーグで残した。

優秀な選手がたくさん輩出されてきたが、日本人と外国人を並列に扱うのは難しいので、今回は日本人のみを対象とした。外国人選手の場合、突出した活躍を見せた選手でも3・4年で日本を離れることがほとんど。プレーヤーとしてのピークの時期あるいはピークを少し過ぎたあたりの時期にJリーグでプレーした選手とJリーグが主戦場となる日本人選手の活躍度合いを正確にジャッジするのは不可能である。

■　鉄板と言えるのはMF遠藤やDF闘莉王やDF中澤

なので、日本人を対象とした歴代ベストイレブンを考えてみたいと思うが、「誰がどう考えてもベストイレブンに選ばれる。」という選手が多数いるのですらすらと決まる。歴代最多となる12回もJリーグのベストイレブンに選ばれているMF遠藤(G大阪など)、歴代2位となる9度のJリーグのベストイレブンに選ばれているDF闘莉王(名古屋など)、J1ならびにJリーグの最多出場を誇るGK楢崎(横浜Fなど)は鉄板と言える。

他にも2004年のJリーグMVPのDF中澤(横浜FMなど)、2009年のJリーグMVPのMF小笠原(鹿島)、2016年のJリーグMVPのMF中村憲(川崎F)も絶対に外せない選手で、欧州でプレーした期間は長かったが2000年と2013年のJリーグのMVPに選出されているMF中村俊(横浜FMなど)も当確である。彼らは30代後半になってもトップレベルを維持している。所属クラブはもちろんのこと、Jリーグ全体のレジェンド選手である。

フォワードはJ1における歴代最多ゴール数を記録しているFW大久保(川崎Fなど)も外すことはできない。J1では393試合に出場して178ゴールを挙げている。フォワードは候補が多いので絞るのは大変であるが、やはり、Jリーグの顔であり、Jリーグの申し子と言えるFW三浦知(V川崎など)を外すことはできない。初代のJリーグMVPであり、2017年になった今も現役としてプレーし続けている「生きるレジェンド」である。

■　3人目はF佐藤寿なのか？FW中山なのか？

3人目のフォワードはFW佐藤寿(広島など)が有力候補に挙げられる。J1では395試合で161ゴール。これはFW大久保に次いで歴代2位となる。さらにMF佐藤寿はJ2でも116試合で54ゴールをマーク。J2での歴代ゴール数も25位タイなので上位に位置する。結局、Jリーグでの通算ゴール数は161+54=215。大台の200ゴールを超えている。FW大久保はJ1で178ゴール、J2で18ゴール。合計すると196ゴールとなる。

対抗馬はFW中山(磐田など)。J1では355試合で157ゴール。歴代3位となる。1998年と2000年にはJリーグの得点王に輝いており、1998年には27試合で36ゴール。異次元の数字を叩き出している。FW佐藤寿とFW中山については甲乙つけがたい活躍を見せたが、J3+ではFW中山を歴代ベストイレブンに選出した。FW三浦知に匹敵する日本サッカー界ならびJリーグの顔としてピッチ内外で活躍してきた。

最後の1枠に選んだのはDF井原(横浜Mなど)。1993年～1997年まで5年連続でJリーグのベストイレブンに選ばれている。日本代表でもキャプテンとして1998年のフランスW杯を経験しているが草創期のJリーグを代表するCBである。高さがあって統率力があってフィード力が高くて1対1にも強い。(表向きは)クリーンな選手としても知られており、CBとしては理想的な選手だった。日本サッカー史上屈指のCBである。

ということで以下のような11人をJリーグの歴代ベストイレブンに選んだが、守備的なポジションの選手ではGK川口(横浜Mなど)、DF駒野(広島など)、DF相馬(鹿島など)、DF秋田(鹿島など)あたりはベストイレブンに入っても不思議はない活躍を見せた。中盤の選手ではMF名波とMF藤田俊とMF福西という黄金時代の磐田を支えた選手が落選している。特に中盤から前目のポジションに関しては様々な選択肢がある。

J3+が選んだJリーグの歴代ベストイレブン (1993年-2017年)

　GK 楢崎正剛
　DF 中澤佑二
　DF 井原正巳
　DF 田中マルクス闘莉王
　MF 小笠原満男
　MF 遠藤保仁
　MF 中村俊輔
　MF 中村憲剛
　FW 大久保嘉人
　FW 中山雅史
　FW 三浦知良

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