J1は6月25日(水)に再開する。
恒例の注目すべき20人をピックアップ。
J1リーグ・注目の選手(人) 20人 (2008年後半戦 Ver.) 第1位:城福浩(FC東京) → ストイコビッチ監督の躍進に隠れた感もあるが、前半戦終了時点でチームを3位に押し上げた新人監督。「ムービングサッカー」、「人もボールも動くサッカー」、「ラブリー」、「パッション」などなど、城福サッカーを示すキーワードはあるが、その実態は、実はなかなかつかみにくく、その難解なサッカーは大分のシャムスカのサッカーを連想させる。後半戦にどこまで上位に食らいつくことができるか。
第2位:中村直志(名古屋グランパス) → ここ数年は精彩を欠いていたが、ピクシーの元で復活を遂げた。ポジションはセントラルミッドフィールダーとなり、中盤のかなめとしてチームを統率。序盤戦は新しい役割に戸惑いを見せていたが、試合を重ねるごとにフィット。前半戦は、MVP級の働きを見せた。久々に日本代表候補にも復帰し、充実の時を迎える。
第3位:槙野智章(サンフレッチェ広島) → 驚異的な成長を見せる若手ディフェンダー。開幕から全試合でスタメンフル出場を続けており、すでに4ゴール。尽きることのない攻撃意欲でJ2で首位を走る広島の原動力となっている。両ストッパーも頻繁に攻撃に参加していくペトロビッチ監督の斬新な戦術が彼の良さを引き出している。逆転の五輪代表入りは難しいが、早期のフル代表入りの可能性も十分。
第4位:明神智和(ガンバ大阪) → アジア制覇を目指すチームの大黒柱。ボランチの位置からチームのために献身的なプレーを続ける。その安定感は抜群で、いかなる時にも頼りになる存在。5年ぶりの日本代表復帰も期待される。
第5位:小松塁(セレッソ大阪) → 187cmの大型ストライカー。抜群のスピードとフィジカルの強さで自らゴールに突進するエースストライカー。同ポジションのFW森島康仁とFWカレカを差し置いてポジションを獲得し、5試合連続を含む7ゴール。悲願のJ1復帰には彼のゴールが不可欠である。
第6位:島田裕介(ザスパ草津) → 20節終了時点で4位のベガルタ仙台との勝ち点差が「1」とチーム史上最高の成績を残すザスパ草津の大黒柱。1年ぶりにザスパ草津に復帰した今シーズンは、リーグ戦で全試合に先発フル出場。マジカルな左足を武器にファンタジーを巻き起こす。。
第7位:阿部翔平(名古屋グランパス) → 左サイドからゲームを組み立て異質のサイドバック。その左足には高精度のキックを備えるが、前線までかけ上がってクロスを供給するタイプというよりは、左サイドの後方からボールを展開するゲームメーカータイプ。171cmと小柄だが身体的な能力は高く、空中戦にも負けない。
第8位:谷口博之(川崎フロンターレ) → 高畠監督になって以降、本来のボランチではなくトップ下に近い位置でプレーすることが多くなった五輪代表MF。豊富な運動量とフィジカルの強さを武器に前線から守備で貢献し、さらには天性の得点感覚を生かしてゴールに迫る。今シーズンもすでに4ゴールを挙げている。
第9位:田中達也(浦和レッズ) → ここ数年は怪我に苦しんでいるが、ドリブルのキレとシュートへの意欲は衰えず、得点力には磨きがかかっている。今シーズンは、FW高原とFWエジミウソンという実績のある2人のストライカーが加入したが、なかなか機能しきれていない。運動量豊富で前線をかき回すことのできるFW田中の完全復活が待ち望まれる。
第10位:巻誠一郎(ジェフ千葉) → ミラー・沢入体制になってからの5試合は、怪我と代表招集の影響でスタメン出場はない。4勝1分という好成績をおさめるチームは、FWレイナウドとFW新居の2トップで固定されており、ともに2ゴールをマークしている。ミラー監督の戦術の元では、FWレイナウドのキープ力とFW新居の運動量と決定力が不可欠の要素になっているが、FW巻の特性を考えると同様の役割を求めるのは酷で、今後、FW巻をどういう風に起用していくのかは、大きなポイントになりそうだ。
第11位:菅野孝憲(柏レイソル) → 第10節以降、柏の絶対的守護神と言われたGK南雄太からポジションを奪取。以後の7試合で、わずかに3失点のみと、鉄壁の守備を見せている。横浜FC時代から定評のあった抜群の反射神経の良さは健在で、このままのパフォーマンスが続けば代表入りも見えてくる。
第12位:アレッサンドロ(アルビレックス新潟) → 開幕から5試合ノーゴールと出遅れたが、その後の8試合で7ゴールと量産した新しいエースストライカー。177cm67Kgと体格は並であるが、しなやかなボールタッチとポジショニングセンスに冴えを見せる。新潟が浮上するためには、彼の爆発は欠かせない。得点王候補の1人。
第13位:ディエゴ(東京ヴェルディ) → FWフッキとMFレアンドロの去就が微妙の状況で、MFディエゴにかかる期待はこれまで以上に大きい。能力的には疑いようはないが、後半戦はチームを勝利に導くスーパーな活躍が求められる。そうでないと、降格の危険性も膨らんでくる。
第14位:太田圭輔(柏レイソル) → 右のサイドアタッカーながら、日本人では2位タイの5ゴールを挙げている。昨シーズンの後半に柏に加入すると、瞬く間にチームに欠かせない存在となった。今シーズンは右サイドに張っているだけでなく、機を見て中央に侵入するなど、ゴールに直結する動きが多くなった。
第15位:アウグスト(アルビレックス新潟) → 退団したMFダヴィに代わる新戦力MF。横浜FCを昇格に導いた立役者で、左足を駆使したドリブルとパスは魅力十分。ただ、ボールを持ちすぎる傾向があるので、チームのリズムを壊す危険性もある。中盤の核であるMFマルシオ・リシャルデスといい関係が築けるかが注目される。
第16位:古賀誠司(ヴィッセル神戸) → 昨シーズンの後半に福岡から神戸に移籍を果たすと、左サイドハーフで欠かせない存在となった。リーグ有数のクロッサーで、左足のキックはトップクラス。サイドのスペシャリストとしての地位を固める。神戸が上位進出を果たすには、彼の活躍が欠かせない。
第17位:ダヴィ(コンサドーレ札幌) → 前半戦は4ゴール。ダイナミックなプレーは十分にJ1でも通用することを証明したが、決定機を逃すシーンも少なくなかった。押し込まれる展開の多いチームにおいて、カウンターからのFWダヴィの突破は大きな武器であり、彼の出来がチームの成績に直結するだろう。
第18位:増嶋竜也(京都サンガ) → 層の厚いCBのポジションで完全にレギュラーポジションを獲得。特徴的なロングスローが武器で、京都の得点源となっている。継続して試合に出続けることで、ディフェンダーとして大きな成長を見せている。最低限の目標である残留を果たすためには、その活躍が不可欠。
第19位:ブルーノ・クアドロス(FC東京) → 期待の新戦力もリーグ戦はわずかに1試合に出場しただけ。しかしながら、直近のナビスコカップでは3試合連続でスタメン出場を果たし2ゴール。ポジションは本来のCBではなくボランチがメインで、新しい可能性を感じさせた。MF梶山が五輪代表で欠ける可能性が高いだけに、ブルーノ・クロドロスにかかる期待は大きい。
第20位:高橋泰(ロアッソ熊本) → J2の得点ランキング2位を走る熊本のエースストライカー。174cmと小柄ではあるがヘディングにも強く、ゴールセンスは抜群。アクロバチックなゴールが少なくない。現在、最下位に沈むチームを救えるか。
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目指すは世界のノーゴーラー元日本代表鹿島枠DFW鈴木隆行師匠!
「裕希の動きがあるから、周りが本当に助かっているところもある」と同じ鹿島閥の利害関係者・FW平瀬も大絶賛し、“柳沢二世”と言われるゴール前での抜群の動き出しで敵DFを置き去りにしてゴールを量産するのが持ち味で、現在J2得点ランキング上位で日本代表FW佐藤寿人との得点王争いが注目される、ベガルタ仙台不動の鹿島枠情実出場エースストライカー・伝説のノーゴーラー中島裕希師匠に期待したいです。
何人か肩入れしている選手はいるのですが、ここは大分サポーターとして金崎夢生選手を推したいと思います。
梅崎の移籍、家長の故障でトップ下にコンバートされてから、期待以上に頑張ってくれている若干19歳。
ボランチからのコンバートという点では、8位の川崎F谷口選手と同じ経緯ですね。
大分は堅守身上のチームなので、復帰後の家長との併用が上手くいけば攻撃のバリエーションも増えて、勝ちきれないゲームで3ポイントを拾ってくれるんじゃないかと期待しています。
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