■ ファン投票で選出された夢のイレブン新潟は2004年からずっとJ1の舞台で戦い続けているが今シーズンはJ2降格の危機を迎えている。クラブ史上最大の危機と言えるが、J1の18クラブの中で「J2降格」の経験が一度もないのは鹿島・横浜FM・新潟・鳥栖の4クラブのみ。新潟はこれまでに何度もJ2降格の危機を迎えたが全て乗り切ってきた歴史がある。今の状況から見事にJ1残留を勝ち取ることができれば「奇跡の残留」ということが出来るが・・・。
非常に厳しい状況にあるのは間違いないが、今から3年半ほど前、J1に所属して10年目のシーズンとなることを記念して新潟日報の紙面上で「俺たちの夢のイレブン」が募集されてその投票結果が2014年1月4日に発表された。11人の顔触れは以下の通りだった。監督には反町監督が選出されているが、J3+が考える新潟の歴代ベストイレブンと比べて大きな差はない。かなり妥当なメンツになっていると言える。
新潟の歴代ベストイレブンのオートマチックチョイスと言えるのはMF本間、MFレオ・シルバ、MFマルシオ・リシャルデス、FW川又、FWエジミウソンの5人である。2014年の途中から2016年の末まで栃木SCでプレーして昨オフに新潟に戻ってきたボランチのMF本間はJ2時代の2000年に新潟に加入。2014年の途中まで新潟で主力として活躍してきた。チームの象徴で「ミスターアルビレックス」と呼ばれている。
昨オフに鹿島に移籍したMFレオ・シルバは「Jリーグ史上でも屈指の優良助っ人」と言われている。今シーズンの新潟は低迷しているが、やはり、MFレオ・シルバの抜けた穴は大きすぎた。抜群の精度を誇る右足のキックが武器となるMFマルシオ・リシャルデスは2010年にJ1で26試合に出場して16ゴールを記録。「Jリーグ史上最高のプレイスキッカーの1人」と言われるほどプレイスキッカーとして優秀だった。
ファン投票で選出された夢のイレブン(2014年1月4日:発表) GK 東口順昭
DF 内田潤
DF 酒井高徳
DF 鈴木大輔
DF キム・ジンス
MF 本間勲
MF レオ・シルバ
MF 田中亜土夢
MF マルシオ・リシャルデス
FW 川又堅碁
FW エジミウソン