■ J1屈指のストロングヘッダーと言えるFW豊田(鳥栖)空中戦に強いフォワードとして真っ先に名前が挙がるのはやはりFW豊田(鳥栖)になる。2016年の敵陣での空中戦回数は436回でJ1最多。敵陣での空中戦勝率も50.7%でリーグ11位と優秀だった。185センチの高さに加えて跳躍力があって身体的な強さも持っている。単に競り勝つだけでなく空中戦を制して自らゴールを奪うことができるのが何よりの魅力と言える。Jリーグ屈指のストロングヘッダーと言える。
2016年のJ1で敵陣での空中戦回数が2位だったFWウェリントン(福岡)も極めて空中戦に強い選手である。188センチ/90キロという恵まれた体格でイーブンなボールに対しても高確率で競り勝つことが出来る。各種の数字を見ると明らかであるがJ1と比べるとJ2の方がはるかにロングボールを使うチームが多くて肉弾戦になりやすい。絶対的な高さと強さを誇るFWウェリントンは特にJ2においては規格外の選手である。
スウェーデン出身のFWシモビッチ(名古屋)は199センチという絶対的な高さを誇る。ほとんどジャンプをしなくても競り勝つことができるほどの高さがある。昨シーズンの敵陣での空中戦勝率は60.3%。これは1位のFWジェイ(磐田)、2位のFWパトリック(G大阪)に次いでJ1で3番目の数字。「風間サッカーにフィットできるのか?」が注目されていたが、徐々に出場時間が増えており、欠かせない選手になっている。
■ CFとしては理想的な選手と言えるFW前田遼(FC東京)FW豊田(鳥栖)以外の日本人フォワードで空中戦に強い選手の名前を挙げるとFW前田遼(FC東京)、FW小林悠(川崎F)、FW鈴木優(鹿島)、FW平山(仙台)の4人の名前を挙げることが出来る。各々の2016年の敵陣での空中戦勝率はFW前田遼(FC東京)が58.1%、FW小林悠(川崎F)が52.3%、FW鈴木優(鹿島)が52.0%、FW平山(当時:FC東京)は55.6%。敵陣での空中戦勝率は50%を超えると文句なしで優秀と言える。
FW前田遼(FC東京)は磐田時代から前線でタフに戦える選手として評価されてきたので大きな驚きではないだろう。空中戦に強くて、運動量も多くて、シュート技術も高くて、ポストワークも巧み。CFとしては理想的な選手と言える。一方、FW平山(仙台)については「身長が高い割には空中戦に強くない。」というイメージを持つ人は多いが実際に数字を見ると誤解であることが良く分かる。空中戦に強い選手である。
FW小林悠(川崎F)は身長が177センチ。Jリーガーとしては標準的なサイズであるがジャンプ力があって飛びタイミングも優れているので空中戦に強いフォワードの1人に挙げられる。実際にヘディングシュートでのゴールはたくさんある。FW鈴木優(鹿島)は182センチとサイズに恵まれており、かつ、力強さもあるのでゴール前で競り勝つ場面は多い。得点力の高さが注目を集めているが多彩な能力を持った選手である。
■ 64.8%と驚異の空中戦勝率を記録したFW都倉(札幌)2016年にJ2でプレーしたフォワードの中で空中戦に強い選手というとやはりFW都倉(札幌)とFW鄭大世(清水)の2人である。FW都倉の敵陣での空中戦勝率は64.8%。身体的な能力が高くて相手CBの頭の上からゴールを決めることができる。FW鄭大世(清水)も56.8%と高確率。パワーに関してはJリーガーの中でも1・2を争うレベルなのでポジショニングの勝負で負けることはほぼ無い。ヘディングでのゴールは多い。
その他ではFW高崎(松本山雅)、FW三島康(松本山雅)、FW巻(熊本)なども空中戦の強さに定評のある選手である。中でもFW三島康は水戸時代から多くのゴールをヘディングで決めてきた空中戦のスペシャリストである。身長は183センチなのでCFとしてはそこまで大きいわけではないが空中戦においては無類の強さを発揮する。試合の終盤にパワープレー要因として投入されると相手チームは非常に厄介である。
先の通り、J2はロングボールを多用するチームが多いので空中戦に強いフォワードの重要性はJ1よりもはるかに高い。他にもFW大久保哲哉(横浜FC)やFW 赤嶺真吾 (ファジアーノ岡山)あたりも空中戦において大きな存在感を発揮することができる。また、今シーズンはJ3でプレーするFW水永(北九州)も空中戦に強い選手である。タフさとパワフルさを持った選手で180センチの身長とは思えないほど空中戦に強い。
こうして見ていくと名前が挙がった選手の大半はベテラン選手である。空中戦を制するためには駆け引きも重要になって来るので若手から中堅世代のフォワードで空中戦に強い選手は少ない。20歳のFW鈴木優(鹿島)は例外中の例外と言えるが、24歳のFW杉本健(C大阪)は2016年の敵陣での空中戦勝率が55.9%と高確率。187センチとサイズがあって身体能力も高いのでスペシャリストになり得る素材と言える。
「空中戦に強いJリーガー(フォワード限定」というと・・・。 ・FW 豊田陽平 (サガン鳥栖)
・FW ウェリントン (アビスパ福岡)
・FW シモビッチ (名古屋グランパス)
・FW 前田遼一 (FC東京)
・FW 平山相太 (ベガルタ仙台)
・FW 小林悠 (川崎フロンターレ)
・FW 鈴木優磨 (鹿島アントラーズ)
・FW 都倉賢 (コンサドーレ札幌)
・FW 鄭大世 (清水エスパルス)
・FW 高崎寛之 (松本山雅)
・FW 巻誠一郎 (ロアッソ熊本)
・FW 水永翔馬 (ギラヴァンツ北九州)
・FW 杉本健勇 (セレッソ大阪)
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