ミッドフィールダー部門→ ボランチの選手でベストイレブンの有力候補に挙げられるのはMF矢島慎(岡山)、MF庄司(山口)、MF宮澤裕(札幌)、MFソウザ(C大阪)、MF岩間(松本山雅)の5人。続くのはMF河井(清水)、MF山村和(C大阪)、MF岩尾(徳島)、MFアランダ(千葉)、MFアンドレイ(京都)、MF深井一(札幌)ら。MF藤田息(愛媛FC)、MF竹内涼(清水)、MF李漢宰(町田)、MF佐藤謙(横浜FC)、MF松下裕(群馬)なども活躍が目立った。
他のポジションとの人数バランスを十分に考慮した上でボランチの選手でベストイレブンに選んだMF矢島慎(岡山)とMF庄司(山口)の2人。初のJ1昇格まであと一歩に迫った岡山を引っ張るMF矢島慎は浦和や手倉森JAPANのときは2列目でプレーすることが多かったが下がり目の位置で新境地を開拓した。短いパスでも長いパスでも決定機を演出できる点は大きな武器であり、タフさも身に付けつつある。
一方のMF庄司はとにかくたくさんボールに触ってチャンスの起点になった。パス数がJ2の中で断トツの1位。味方からの信頼度は抜群でMF庄司のところにボールが集まってくる。2012年から2015年までの4年間の成績は(J2とJ3とJFLを全て合わせると)118試合に出場しているがゴールなし。得点力の低さが課題とされていたが今シーズンは4ゴールを記録。今シーズンのJ2で最高のゲームメーカーだったと言える。
攻撃的MFの選手でベストイレブンの有力候補に挙げられるのはMF杉本健(C大阪)、MF白崎(清水)、MF工藤浩(松本山雅)、MFレオ・ミネイロ(FC岐阜)、MFジュリーニョ(札幌)の5人。続くのはMF高橋駿(群馬)、MF福満(山口)、MF村田和(清水)、MF堀米勇(京都)、MF町田(千葉)、MF瀬沼(愛媛FC)、MF押谷(岡山)、MF豊川(岡山)、MF伊藤大(岡山)など。MF島屋(山口)、MF高木善(東京V)、MF中村祐(町田)らの活躍も光った。