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【J1】第5節 (総評・ベストゴール・ベストイレブンなど) ～MVPは飯倉大樹、ベストゴールは中村俊輔～ | | |　

総評 (1stステージの第5節)

→　4月1日(金)と4月2日(土)に行われたJ1の5節でもっとも注目を集めた首位の川崎F vs 3位の鹿島の上位対決は1対1のドロー。前日の金曜日に行われた浦和 vs 甲府は2対1でホームの浦和が勝利したので4勝1敗の浦和が首位に浮上して川崎Fは2位に転落。鹿島は3位で横浜FMが4位に浮上した。アウェイでG大阪を下した横浜FMはこれでリーグ戦は3連勝。同点の直接FKを決めたMF中村俊の活躍が目立っている。

アウェイで湘南に2対1で勝利した神戸が5位に浮上して、ホームで名古屋に競り勝ったFC東京が6位に浮上したが、ここまでの5チームが「3勝以上」をマークしており、ホームで仙台に3対0で快勝した広島が7位に浮上した。広島はこれで2勝1敗2分け。序盤は波に乗れなかったがここにきてACLでも結果を残しており、1stステージの優勝争いに絡んできた。一方で3敗目を喫したG大阪の状態の悪さは気になるところ。

1勝のみなのは鳥栖と甲府。ともに開幕戦で勝利した後、4試合勝ちなしと苦しんでいる。5試合を終えた時点で未勝利なのは柏・湘南・福岡の3チーム。柏と湘南はいずれも後半のアディショナルタイムに同点弾を食らってドローに終わった試合が2つあることを考えると福岡は頑張らないと置いて行かれる可能性がある。ナビスコカップを含めると公式戦は4連敗となる名古屋にも危険な雰囲気が出てきた。

ベストゴール (1stステージの第5節)

　5位： FW 平山相太 (FC東京)
　4位： MF 菊池大介 (湘南ベルマーレ)
　3位： DF 森脇良太 (浦和レッズ)
　2位： MF カイオ(鹿島アントラーズ)　
　1位： MF 中村俊輔 (横浜Fマリノス)　・・・　直接FK

→　今節の総ゴール数は「24」。平均程度のゴール数が記録されたと言える。この中で1位に選んだのはMF中村俊(横浜FM)の直接FK。またしても日本代表のGK東口から直接FKでゴールを奪った。ちょっと距離のある位置だったのでスピードも必要だったがイメージした軌道に近いシュートを蹴ることができたのではないか。ここまではG大阪がペースを握っていたがこの一発で試合の流れが大きく変わった。

2位はMFカイオ(鹿島)のダイレクトシュート。相手のクリアミスがゴール方向に飛んできたが躊躇することなく思い切って放ったシュートがあっという間にネットに突き刺さった。3位はDF森脇(浦和)のミドルシュート。4位は(クロスのつもりだったと思うが)不規則な軌道を描いてゴールに吸い込まれたMF菊池大(湘南)のシュート。5位はFW平山(FC東京)の復活ゴール。MF小林祐(磐田)の右足のシュートも良かった。

表1. J3+(選定)の各節のベストゴール (1位から5位まで)

1節	1位	FW 伊藤優汰 (アルビレックス新潟)	vs 湘南ベルマーレ
	2位	FW シモビッチ (名古屋グランパス)	vs ジュビロ磐田
	3位	MF クリスティアーノ (ヴァンフォーレ甲府)　・・・　自身2点目	vs ヴィッセル神戸
	4位	FW 鈴木優磨 (鹿島アントラーズ)	vs ガンバ大阪
	5位	MF 三田啓貴 (ベガルタ仙台)	vs 横浜Fマリノス
2節	1位	DF 岡本拓也 (湘南ベルマーレ)	vs 川崎フロンターレ
	2位	FW 小林悠 (川崎フロンターレ)	vs 湘南ベルマーレ
	3位	FW ムルジャ (大宮アルディージャ)　・・・　自身2点目	vs 柏レイソル
	4位	MF 中村俊輔 (横浜Fマリノス)	vs アビスパ福岡
	5位	DF 相馬崇人 (ヴィッセル神戸)　・・・　自身1点目	vs アルビレックス新潟
3節	1位	MF パウリーニョ (湘南ベルマーレ)	vs サンフレッチェ広島
	2位	MF 中村憲剛 (川崎フロンターレ)	vs 名古屋グランパス
	3位	MF 阿部浩之 (ガンバ大阪)	vs 大宮アルディージャ
	4位	MF 永井謙佑 (名古屋グランパス)	vs 川崎フロンターレ
	5位	MF エウシーニョ (川崎フロンターレ)	vs 名古屋グランパス
4節	1位	MF 中村憲剛 (川崎フロンターレ)　・・・　自身1点目	vs ヴァンフォーレ甲府
	2位	FW 興梠慎三 (浦和レッズ)	vs 湘南ベルマーレ
	3位	MF 中村憲剛 (川崎フロンターレ)　・・・　自身2点目	vs ヴァンフォーレ甲府
	4位	FW 金崎夢生 (鹿島アントラーズ)　・・・　自身2点目	vs FC東京
	5位	MF 中町公祐 (横浜Fマリノス)	vs サガン鳥栖
5節	1位	MF 中村俊輔 (横浜Fマリノス)	vs ガンバ大阪
	2位	MF カイオ(鹿島アントラーズ)	vs 川崎フロンターレ
	3位	DF 森脇良太 (浦和レッズ)	vs 湘南ベルマーレ
	4位	MF 菊池大介 (湘南ベルマーレ)	vs ヴィッセル神戸
	5位	FW 平山相太 (FC東京)	vs 名古屋グランパス

ベストイレブン (1stステージの第5節)

　GK 飯倉大樹 (横浜Fマリノス)　・・・　MVP
　DF 森脇良太 (浦和レッズ)　
　DF 森重真人 (FC東京)
　DF 菊地光将 (大宮アルディージャ)
　DF 塩谷司 (サンフレッチェ広島)
　MF 茶島雄介 (サンフレッチェ広島)　
　MF 田中達也 (アルビレックス新潟)
　MF マルティノス (横浜Fマリノス)
　MF 中村俊輔 (横浜Fマリノス)
　FW ピーター・ウタカ (サンフレッチェ広島)
　FW ペドロ・ジュニオール (ヴィッセル神戸)

→　J1の1stステージの5節のMVPに選んだのは後半のアディショナルタイムにMF遠藤のPKを止めてチームを勝利に導いたGK飯倉(横浜FM)で決まり。同じく後半の終了間際に逆転ゴールとなる(はずだった)FWエデルソン(柏)のPKを止めたGK林彰洋(鳥栖)も良かったが勝利に大貢献したGK飯倉の方が上と判断した。他にキーパーではGK河田(甲府)、GKイ・ボムヨン(福岡)、GKカミンスキー(磐田)を評価した。

最終ラインの選手ではDF遠藤航(浦和)、DF中山雄(柏)、DF伊東純(柏)、DF中谷(柏)、DF藤田優(鳥栖)、DF三丸(鳥栖)、DF増田(新潟)、DF大野(新潟)、DF亀川(福岡)、DF岩波(神戸)、DFファビオ(横浜FM)、DF中澤(横浜FM)、DF矢野貴(名古屋)を評価した。PKを含む2ゴールを挙げたDF森重(FC東京)は貴重な決勝ゴールを奪っている。最後のレッドカードがなければMVPに挙げられてもおかしくないプレーを見せた。

中盤ではMF柴崎晃(広島)、MF青山敏(広島)、MF藤村(仙台)、MF李忠成(浦和)、MF稲垣(甲府)、MFエウシーニョ(川崎F)、MFカイオ(鹿島)、MF中村憲(川崎F)、MF武富(柏)、MF小塚(新潟)、MF小林祐(磐田)、MFアダイウトン(磐田)、MF江坂(大宮)、MF泉澤(大宮)、MF横谷(大宮)、MF菊池大(湘南)、MF藤田直(神戸)、MF渡邉千(神戸)、MFアデミウソン(G大阪)、MF齋藤学(横浜FM)、MF橋本拳(FC東京)を評価した。

フォワードではFW興梠(浦和)、FW吉野峻(甲府)、FW小林悠(川崎F)、FW土居(鹿島)、FW豊田(鳥栖)、FW大津祐(柏)、FW指宿(新潟)、FWムルジャ(大宮)、FWレアンドロ(神戸)、FWパトリック(G大阪)、FW野田(名古屋)、FW平山(FC東京)を評価した。逆転ゴールを決めたFW平山は2014年7月以来のゴールなので久々のゴールだった。持ちすぎてしまった感もあったがうまくシュートコースを作ってゴールを奪った。

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