■ 1990年生まれの世代が黄金世代Jリーグで屈指のビッグクラブでありながら「ユースから有望な選手がなかなか出てこない。」という点は浦和というクラブの積年の悩みだったが1990年生まれのMF山田直やDF濱田やDF永田拓などの世代が黄金世代と呼ばれて高校年代の全国大会で大きな存在感を発揮した。彼らの1つ下の学年にはMF原口もいたがこのあたりの時期を境に浦和ユースから優れた素材が定期的に出てくるようになってきた。
その後、MF関根貴がトップチームに昇格してくるとプロ1年目の2014年から主力として活躍。右WBの位置で起用されて「J1屈指のサイドアタッカー」と呼ばれるような選手になった。なかなかユースから有望株が出てこない時代が続いたのでMF山田直、MF原口、MF関根貴の3人はサポーターから大いに愛されている。MF山田直は4年ぶりの浦和復帰となるがサポーターにとっては特別な存在である。
今オフもMFマルティノスやDF岩波を獲得したが資金力があってブランド力もあるチームなので毎オフのようにJ1でも上位クラスの選手がチームに加入してくる。ユース上がりの選手にとっては非常にタフな環境であることは確かである。先のとおり、MF関根貴は1年目から出場機会を得ることが出来たがMF山田直は自身のケガの影響もあって浦和のトップチームではなかなか出場機会を得ることができなかった。