■ 浦和のサポーターの横断幕J1の13節の浦和 vs 広島は唯一の金曜開催となった。大きな注目が集まったがスコアレスドロー。雨の中でともにたくさんのチャンスを作ったので「なかなかの好ゲームになった。」と言えるがまたしても場外の部分で揉めている。試合前に浦和のサポーターが出した『フットボールに情熱を戻す決断は誰の責務?PRIDEを奪われたサポーターを無視して忖度を続けた結果失ったものは何?』が話題になっている。
「コロナ禍で声を出しての応援が禁止されていること」への苛立ちの思いが書かれた横断幕と言えるが「コロナ禍」では禁止されているブーイングなどルール違反を何度も犯している浦和のサポーターからの発信となると説得力は皆無になる。基本的なルールをそれなり以上のレベルで守って来たサポーター集団が出した横断幕であれば政府やJリーグの関係者の心にも響いたと思うが本件はそのケースとは程遠い。
主張のタイミングとしても適切ではなかった。広島戦(H)の試合前に出すために数日前から横断幕は作られていたのかもしれないが浦和 vs 広島の当日の朝に「Jの声出し応援、6月実証実験 緩和へ向け検討」というニュースが流れた。規制緩和のために次のステージに向かおうとしている中でのJリーグなどへの批判的な横断幕である。「今日、それを出すのは不適当では?」という声は仲間内から出なかったのか?