2022年1月15日(土)の夜の時点 → 76名分の集計結果
6番手評価 : 名古屋グランパス ・・・ 平均予想順位 : 6.41位
→ ルヴァン杯を制覇したものの、フィッカデンティ監督が退任するなど慌ただしいオフになった名古屋の平均予想順位は6.41位。6番手評価なのでまずまずと言える。クラブ内部がごたごたした割にはなかなか高い評価を受けていると言える。電撃的な監督交代もそこまで大きなマイナス評価にはつながっていない。ただ、名古屋を3位以内と予想したのは6名のみ。4位や5位や6位や7位に予想する人が多くなっている。
2021年はACLもないので鹿島やFC東京などと同様で「リーグ戦に専念できる。」というのはプラスに考えられる。気になるのはドーピング問題が浮上したFWシュヴィルツォクの動向になる。FW山崎凌(→京都)もチームを離れたので彼の代わりになれるCFはいない。出場停止などの処分が下されるようだと大打撃である。「数か月の出場停止」となった場合は上位争いに絡むのは難しくなる。続報が待たれる。
5番手評価 : ヴィッセル神戸 ・・・ 平均予想順位 : 5.17位
→ 例年と比べるとかなり静かなオフになった。選手の入れ替えも少なくて良くも悪くもオフの移籍市場での存在感はほとんどなかった。MF扇原(横浜FM)とDF槙野(浦和)とMF汰木(浦和)を獲得してDFフェルマーレン(→未定)が退団したが基本的なメンバーは変わらない見込み。さらに上のJ1制覇を達成するためにはMF郷家、DF小林友、DF初瀬、DF山川、GK前川など若手のさらなる成長が不可欠と言える。
ACLもあるので選手層の厚みも大事になってくるが神戸を3位以内と予想した人は22名。29.3%に相当する。川崎F→浦和→横浜FM→鹿島に次いで5番目に多い人数になるが1位と予想した人は1名だけ。2位は8名、3名なので「優勝すると予想した人はほとんどいないが2位や3位と予想した人はたくさんいる。」と言える。MFイニエスタの年齢などを考えると今の体制の神戸に残された時間はそこまで長くない。
4番手評価 : 鹿島アントラーズ ・・・ 平均予想順位 : 4.65位
→ スイス国籍のレネ・ヴァイラー監督を招聘した鹿島の平均予想順位は4.65位となる。4番手評価となるが1位予想の人数に注目すると川崎Fが38名、横浜FMが13名、鹿島が10名、浦和が8名。それ以外の14チームを1位と予想した人は極めて少ないことを考えると「2022年のJ1を制覇する可能性があるのは川崎F・横浜FM・鹿島・浦和の4チーム」と言える。当然のことながら、鹿島は「優勝候補の一角」に挙げられる。
誤算はオミクロン株の影響でレネ・ヴァイラー監督が来日できていない点になる。広島のスキッべ監督も同様に来日できていないが大きなハンディになる。就任2年目や就任3年目の監督であっても監督不在の影響は大きい。鹿島や広島のように就任1年目の監督となるとなおさらである。欧州から新監督を招聘して全く新しいサッカーに取り組むと思われたが監督不在の中、どういう風にチームを作っていくのか?
3番手評価 : 横浜Fマリノス ・・・ 平均予想順位 : 3.87位
→ 「2022年のJ1は川崎Fと横浜FMの2強の争いになる。」という前評判になるかに思えたがたくさんの有望株ならびに即戦力を獲得した浦和の評価がオフ期間中に急上昇して横浜FMをわずかに上回った。ただ、平均予想順位は2番手評価の浦和が3.82位、3番手評価の横浜FMが3.87位。その差はわずかである。したがって、「優勝候補の筆頭は川崎F。追う2番手グループは浦和ならびに横浜FM」という構図になる。
FW前田大(→セルティック)、DFティーラトン(→ブリーラムU)、MF扇原(→神戸)、MF和田拓(→横浜FC)などが抜けた穴は小さくない。特に絶対的なストロングポイントだったFW前田大の穴を埋め切るのはなかなか難しい。この点を不安視する声は多くなっている。新加入のFW西村拓(仙台)、昨夏に加入した元・日本代表のFW宮市亮、2019年のJ1のMVP&得点王のFW仲川あたりにファンの期待が集まるが・・・。
2番手評価 : 浦和レッズ ・・・ 平均予想順位 : 3.82位
→ 横浜FMをわずかに上回って2番手評価となったがオフの補強は積極的だった。ただ、1月15日(土)の夜の時点ではフォワードのみ不足している。FW登録の選手はFWキャスパー・ユンカー以外では高卒ルーキーのFW木原(京都橘高)のみ。FW江坂は1トップでもプレーできるが2人のフォワードだけでシーズンを戦うのは難しい。水面下で動いていることを西野努TDが示唆したがどんなフォワードを獲得できるか?
怪我がちなFWキャスパー・ユンカーがほぼフル稼働できる or これから加入するはずの3人目のフォワードが期待通りに活躍するようだと「悲願のJ1優勝」も見えてくる。今オフの補強によってフォワード以外のポジションはとんでもなく充実した。ほぼ隙のない布陣になったので高く評価されるのも当然と言える。川崎FはMF田中碧、MF三笘、MF旗手が抜けて最盛期と比べると戦力はDOWNしている。チャンスはある。
1番手評価 : 川崎フロンターレ ・・・ 平均予想順位 : 1.84位
→ やはりと言うべきか、2022年のJ1も川崎Fが大本命になる。平均予想順位は驚異の1.84位。2番手評価の浦和が3.82位であることを考えるとダントツの優勝候補と言える。ちょうど半分となる38名が川崎Fを1位と予想しており、92.0%に相当する69名が川崎Fを3位以内と予想している。MF旗手(→セルティック)が流出してDFジェジエウが長期離脱するなど不安要素は少なくないが高い評価であることは変わらない。
2007年~2021年まで15年間で今年の川崎Fの1.84位よりも低い数字になったのは2012年の名古屋(=1.53位)、2007年のG大阪(=1.63位)、2019年の川崎F(=1.64位)、2021年の川崎F(=1.78位)の4チームしかない。2021年と比べると少しだけ平均予想順位は悪くなったるがそれでも1.84位なので図抜けた存在である。2007年~2009年の鹿島以来で史上2チーム目となる3連覇の可能性はまあまあ高いといえる。
表1. J1編の途中経過・76名分 (上位グループ)
ランク | クラブ名 | 平均予想順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 |
1 | 川崎F | 1.84 | 38 | 20 | 11 | 4 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2 | 浦和 | 3.82 | 8 | 23 | 17 | 10 | 4 | 1 | 2 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 |
3 | 横浜FM | 3.87 | 13 | 10 | 12 | 14 | 9 | 12 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
4 | 鹿島 | 4.65 | 10 | 5 | 11 | 9 | 15 | 11 | 7 | 3 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
5 | 神戸 | 5.17 | 1 | 8 | 13 | 15 | 12 | 6 | 7 | 3 | 4 | 1 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
6 | 名古屋 | 6.41 | 1 | 5 | 0 | 10 | 15 | 8 | 16 | 4 | 7 | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
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