■ 鹿児島は「勝ち組の1つ」鹿児島は「勝ち組の1つ」にカウントできる。FW馬場とDF水本勝が引退をしてMF枝本は契約満了になったが主力の流出はほぼ無かった。その上でDFジェルソン(FKリエパーヤ)、DFイヨハ・理・ヘンリー(FC岐阜)、FW山谷(水戸)、GK白坂(Honda FC)などを獲得できたので「戦力upに成功した」と言える。注目されるのは横浜FMでコーチをしていたパパス監督になる。横浜FMのようなサッカーを目指すのだろうか?
2020年の鹿児島はMF酒本やFW馬場など経験のある選手が中心になった。パスをつなぐサッカーを展開したが横浜FMのようなサッカーを志向するのであればメンバーがガラッと変わる可能性がある。9ゴールを挙げたMF米澤、横浜FMからの期限付き移籍となるGK白坂、同じく横浜FMから期限付き移籍のFW山谷、現時点では未更改のMF三宅、右SBのDFフォゲッチなどが中心を担うことも十分に考えられる。
期待の新戦力はDFジェルソンになる。オーストリアやルーマニアやラトビアなどでプレーした経験を持っているが186センチとサイズに恵まれている。跳ね返す能力の高い屈強なタイプのCBなので「鹿児島が必要としていたタイプのCB」である。DFイヨハ・理・ヘンリーとのCBコンビは相当に強力である。仮にハイラインのサッカーを志向するのであればDFイヨハ・理・ヘンリーの身体能力は鹿児島の武器になるだろう。
■ 若手主体のカマタマーレ讃岐降格3年目となる讃岐はベテランのGK清水健とMF永田亮が現役を引退した。特にGK清水健は2020年も25試合に出場しているので戦力的にかなり痛いが今オフも若手主体の補強になった。昨オフも若手主体の補強を行ってチームは大きく変わったが2年連続で大胆な変化を加えた結果、讃岐に入団して2年以内となる若手世代が一大勢力になった。北野体制のときはベテラン主体の構成だったが様変わりした。
主力で流出したのはMF森川(→長野)、MF池谷(→クリアソン新宿)など。右SBのDF柳田も契約満了になったがFW中村駿(山形)、MF西本(C大阪)、DF吉馴(C大阪)、DF池田航(SC相模原)、FW松岡ジョナタン(SC相模原)などを獲得した。期限付き移籍の選手が補強の中心になるがJ1の有力クラブで出場機会に恵まれない若手を獲得するというのが手っ取り早い強化の仕方である。ボランチのMF西本は完全移籍になる。
藤枝MYFCは石崎監督が就任した富山にFW吉平翼とMF姫野とMF安藤由を引き抜かれたが相変わらずの補強上手である。FW宮本拓(Y.S.C.C.横浜)、MF鈴木惇(福岡)、MF枝本(鹿児島)、FW押谷(徳島)、MF岩間(栃木SC)などネームバリューのある選手をたくさん獲得した。今シーズンも30歳を超えたベテラン主体のチームになると思うが実績のある選手をたくさん擁しており、2021年のJ3のダークホース的な存在である。
■ JFLから個人昇格を果たした選手一方、大失速して8位に終わった熊本はFW谷口海(→新潟)とMF中原輝(→山形)がW流出となった。この2人の穴を埋めるのはかなり難しいがFW谷口海やFW中原輝の穴を埋めることが出来そうな即戦力のJリーガーの補強は今のところはゼロである。今年も6人の大学生を獲得しているので1年目から主力として活躍する選手が2人くらいは出てこないと厳しい。ベテランのGK佐藤優(千葉)を獲得できたのは良かった。
初のJ2昇格にリーチをかけながら寸前のところでJ2昇格を逃した長野は難しいオフになった。エースのMF三田尚、大卒1年目ながら主力として大活躍したMF坪川の引き止めに成功したがFW吉田伊(→秋田)、DF浦上(→甲府)、GK小澤(→水戸)、GK立川(→湘南)などが流出した。ネームバリューのあるMF宮阪(群馬)とFW金園(甲府)を獲得できたのは良かったが「戦力はややダウンしている。」と言わざる得ない。
MF宮阪とFW金園以外で新たに獲得した選手というとMF山口和(FC琉球)、FW榊(栃木SC)、FW武田太(徳島)、MF森川(讃岐)、DF秋山拓(徳島)、GK田中謙(松本山雅)など。J3の中での長野の資金力やブランド力を考えると「もうワンランク上の選手たちを獲得したかった。」というのが正直なところである。命運を握るのは元・日本代表候補のFW金園になる。彼が大きな怪我をすることなくプレーできるようだと大きい。
興味深いのはJFLで活躍した選手を獲得するクラブが多かった点である。昨オフはFW安藤翼(ホンダロックSC→八戸)、MF杉田真(ソニー仙台→藤枝MYFC)、MF村瀬(奈良→八戸)、FW黒石(MIOびわこ滋賀→八戸)などが個人昇格を果たしたが今オフもMF瓜生(V大分→沼津)、GK横山卓(青森→八戸)、FW島田拓(奈良→八戸)、GK白坂(Honda FC→横浜FM→鹿児島)などがJリーグの舞台でプレーするチャンスを得た。
Jリーグの舞台への復帰を果たした元Jリーガーも何人かいる。MF堀研太(青森→藤枝MYFC)、MF神田(東京23FC→Y.S.C.C.横浜)など。やはり、一旦、地域リーグなどに落ちてしまうとJリーグの舞台に復帰するのは相当に難しい。彼らがJリーグの舞台で活躍できるようだと地域リーグなどでプレーする選手のモチベーションになるだろう。また、海外の4部リーグや5部リーグあたりでプレーしていた選手の加入も多い。
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(項目6) J3の全15クラブの順位を予想をしてください。
(項目7) その理由を簡潔にお書きください。
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