■ MIP(Most Improved Player Award)MIP(Most Improved Player Award)は、北米プロバスケットボールリーグ(NBA)において、前年度の成績と今年度の成績を比較して最も成長した選手に贈られる個人賞のことである。2007年-2008年シーズンは、トルコ人のフォワードであるヒディエット・ターコルーが選ばれている。
当サイトでは、これに習って、今シーズンのMIP(Most Improved Player)を考える。まずは、J1編から。独断と偏見で選んだ候補選手は、とりあえず以下の20名とする。
① FW:ダヴィ(コンサドーレ札幌) → 2007年にJ2でグッドフォワードだったFWダヴィがJ1でブレーク。シーズン途中に退団騒動もあったが、コンスタントにゴールを重ねて得点ランキングでも上位につける。この活躍で、J1のビッグクラブがこぞって獲得を希望するオフの目玉選手となった。
② FW:興梠慎三(鹿島アントラーズ) → シーズン途中で、東アジア選手権の日本代表だったFW田代有三からポジションを奪取。がむしゃらなプレースタイルがチームを勢いづけた。10月に行われたUAEとの親善試合では、日本代表にも選ばれて、Aマッチ出場を果たした。
③ MF:相馬崇人(浦和レッズ) → ザルツブルグから復帰したMF三都主アレサンドロが怪我のためシーズンを棒に振ったが、その穴を確実に埋めた。左サイドから積極的に仕掛けて、攻撃の中心となった。以前と比べると実効的なプレーが多くなって、苦しむチームを支えた。
④ GK:岡本昌弘(ジェフ千葉) → 突如として不安定なプレーを見せることもあるが、シーズン途中でGK立石からポジションを奪い返し、クラブの巻き返しの原動力となった。波に乗ったときの集中力は凄まじいものがあり、ビッグセーブを連発した。
⑤ DF:青木良太(ジェフ千葉) → 一部で、日本代表入りも期待される左サイドバック。もともと、センターバックの選手だが、ミラー監督が左サイドバックで固定し、躍進の原動力となった。181cmの高さは従来の左サイドバックには無い武器であり、思い切りのドリブルも魅力。
⑥ MF:谷澤達也(ジェフ千葉) → 柏から移籍して1年目で、早くもチームにとって欠かせない選手となった。独特のリズムを持つドリブルと熱い闘志がサポーターの共感を呼んだ。ロスタイムに決勝ゴールをマークした25節のコンサドーレ札幌戦は、今シーズンのハイライトの1つ。
⑦ MF:菅沼実(柏レイソル) → シーズン前半はベンチ暮らしが長かったが、中盤戦からレギュラーに返り咲いた。左サイドからの仕掛けの鋭さと決定力は、サイドプレーヤーとしては出色。リーグ戦で8ゴールをマークしている。
⑧ DF:佐原秀樹(FC東京) → オフに川崎Fからレンタルで加入。CBの層の薄いFC東京でディフェンスの中心となって、キャプテンマークを任されることもあった。184cmの高さと闘志溢れるプレーがサポーターの心をつかんだ。
⑨ FW:赤嶺真吾(FC東京) → リーグ戦で11ゴール。FWカボレやFW平山相太を押しのけて、チームのトップスコアラーとなった。ゴール前での得点感覚の鋭さで泥臭いゴールを多く生み出した。日本代表候補にも選ばれた。
⑩ FW:鄭大世(川崎フロンターレ) → ポストプレーの精度が著しく成長したことで、完全にセンターフォワードのポジションをつかんだ。得点力も高く、北朝鮮代表でも絶対的な存在となった。リーグ戦では11ゴールをマークしている。
⑪ MF:狩野健太(横浜Fマリノス) → 木村監督就任後、飛躍的に出場機会を増したアタッカー。精度の高いキックはJ1でもトップクラスで、中盤戦以降、彼のセットプレーから多くのゴールが生まれた。
⑫ MF:枝村匠馬(清水エスパルス) → 後半戦、MFフェルナンジーニョが抜けたトップ下のポジションでチームを引っ張った。天性の得点センスを生かし、再ブレーク。巻き返しの主役となり、クラブは残留争いからあっさりと抜け出した。
⑬ FW:岡崎慎司(清水エスパルス) → 失意の五輪を経て、シーズン後半から大ブレーク。リーグ戦で8ゴールを奪い、チームのトップスコアラーとなった。泥臭いプレーが認められて、日本代表キャップもつかんだ。
⑭ MF:小川佳純(名古屋グランパス) → 開幕から安定したプレーを続けて、チームを引っ張る新星アタッカー。得点力に加えてアシストのセンスも備える。ミドルシュートの威力は、Jリーグでも屈指。ここまで9ゴール9アシスト。
⑮ DF:竹内彬(名古屋グランパス) → 開幕から不慣れな右サイドバックに起用されて、誰もが驚くパフォーマンスを見せた。シーズンが進むにつれて、やや失速したが、素晴らしい印象を残した。
⑯ DF:阿部翔平(名古屋グランパス) → MF小川と並んで、ピクシー体制を象徴する存在。開幕からチームに不可欠な存在となって、左サイドバックを守った。ポジションは左サイドバックではあるが、そのプレースタイルはプレーメーカーそのものであり、新種のサイドバックである。
⑰ DF:中澤聡太(ガンバ大阪) → 日本代表のDF水本や大分から獲得したDF福元を押しのけてセンターバックでポジションをつかんだ。まだ、潜在能力が完全に開花されているわけでは無いが、高さの無いチームにとって188cmは貴重である。
⑱ DF:石櫃洋祐(ヴィッセル神戸) → 爆発的なキック力を誇る右サイドバック。運動量も豊富で、積極的にサイドを駆け上がる。強烈なミドルシュートも大きな武器で、プロ入り3年目で、チームにとって欠かせない選手となった。
⑲ MF:金崎夢生(大分トリニータ) → 19歳とは思えない落ち着きでトップ下に君臨したアタッカー。ナビスコカップ決勝では2アシストで初タイトルに貢献した。身体の使い方がうまく、キープ力が高い。イマジネーションも豊かである。
⑳ DF:森重真人(大分トリニータ) → 大分の3バックシステムの中で、探し求めていたラストピース。攻守全般にわたって、中央を安心して任せられる。パス出しも安定していて、ユーティリティー性も高いが、3バックの中央で固定されたことが自身の飛躍につながった。
それでは、投票をお願いします。ノミネートされていない選手を選びたいときは、「上記以外の選手」に投票し、コメント欄に選手名を記入してください。
Q1. 今シーズンのJ1でもっとも成長を遂げた選手は誰だと思いますか? → 現投票数 294票
・ダヴィ(コンサドーレ札幌)
・興梠慎三(鹿島アントラーズ)
・相馬崇人(浦和レッズ
・岡本昌弘(ジェフ千葉)
・青木良太(ジェフ千葉)
・谷澤達也(ジェフ千葉)
・菅沼実(柏レイソル
・佐原秀樹(FC東京)
・赤嶺真吾(FC東京)
・鄭大世(川崎フロンターレ)
・狩野健太(横浜Fマリノス)
・枝村匠馬(清水エスパルス
・岡崎慎司(清水エスパルス)
・小川佳純(名古屋グランパス)
・竹内彬(名古屋グランパス)
・阿部翔平(名古屋グランパス)
・中澤聡太(ガンバ大阪)
・石櫃洋祐(ヴィッセル神戸)
・金崎夢生(大分トリニータ)
・森重真人(大分トリニータ)
・上記以外の選手
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