10位 : GK ク・ソンユン (コンサドーレ札幌)→ 2016年のJ2制覇に大きく貢献した韓国人キーパーはJ1の舞台でも大きな存在感を発揮している。195センチという恵まれた体格を誇るが身体的な能力も高い。最近は韓国のフル代表にも選出されている。Jリーグでプレーする他の韓国人プレーヤーと比較すると年齢的に若いのも魅力と言える。年齢とポテンシャルを考慮すると「Jリーグでプレーするキーパーの中で最も市場価値が高いキーパー」と言える。
9位 : GK 曽ヶ端準 (鹿島アントラーズ)→ Kリーグで3年連続ベストイレブンに輝いているGKクォン・スンテ(鹿島)が加入。「これまで多くのライバルを退けて鹿島の正キーパーの座を守ってきたGK曽ヶ端もさすがに厳しいだろう。」というのが大方の予想だったがここまでの試合数はGK曽ヶ端が20試合、GKクォン・スンテが12試合。韓国代表経験のあるGKクォン・スンテとの競争も今シーズンは勝利した。「驚異のベテラン」と言うしかない。
8位 : GK 東口順昭 (ガンバ大阪)→ 長谷川監督の退任が正式に決まってからG大阪は勝てなくなった。トンネルの出口が見つからない状況がずっと続いているが日本代表のGK東口は数少ない「高確率で好パフォーマンスを披露している選手」と言える。信じられないことに1試合平均の被シュート数は11.97本のG大阪がリーグ最多。広島や大宮や新潟よりも多くのシュートを打たれているが、GK東口の活躍で何とか失点を最小限にとどめている。
7位 : GK キム・ジンヒョン (セレッソ大阪)→ 3位とACL圏内に位置するC大阪はクラブ史上3度目となるACLの出場権獲得の大きなチャンスを迎えている。ルヴァン杯も決勝進出、天皇杯もベスト4入りが確定。つい先日まで数字上は「3冠の達成」すらあった。DFマテイ・ヨニッチの加入で守備が安定したのが快進撃の大きな理由と言えるがGKキム・ジンヒョンのプレーは今シーズンも安定している。守備が安定しているので彼が目立つ試合は意外と少ないが・・・。
6位 : GK 権田修一 (サガン鳥栖)→ 2月上旬に鳥栖に電撃移籍したGK権田は守護神として素晴らしい活躍を見せている。注目度の高いFC東京を飛び出して欧州に渡って今シーズンはスポットライトが当たりにくい鳥栖でプレーしているのでFC東京時代と比べると存在感はかなり薄いがここ最近のパフォーマンスは特に見事である。外国人キーパーの活躍が目立つ中、日本人キーパーとして最高レベルのパフォーマンスを続けている。
5位 : GK キム・スンギュ (ヴィッセル神戸)→ 今シーズンのJリーグはたくさんの外国人キーパーがプレーしている。特に韓国人キーパーの活躍が目立っており、韓国代表クラスのキーパーのほとんどがJリーグでプレーする状況になっているが韓国代表ではGKキム・スンギュが正キーパーとして君臨している。韓国人キーパーのレベルは非常に高いが総合力ではやはりGKキム・スンギュが1番上と言えるだろう。ロシアW杯出場が有力視されている。
4位 : GK チョン・ソンリョン (川崎フロンターレ)→ ケガで何度か戦線を離脱しているが今シーズンも安定したプレーを見せている。川崎Fというと攻撃型のチームなので前がかりになった裏を突かれて大ピンチを招く場面は少なくないチームであるがGKチョン・ソンリョンの神がかり的なセーブに救われる場面が非常に多くなっている。昨シーズンのプレーも素晴らしかったが今シーズンはさらに上のプレーを見せている。失点の少なさに大きく貢献している。
3位 : GK 飯倉大樹 (横浜Fマリノス)→ 31試合で30失点。失点数はリーグ2位の少なさとなる。昨シーズンは途中でベテランのGK榎本哲にポジションを奪われて後半戦はサブに回ったがオフにGK榎本哲が退団。再度、正キーパーの座をつかんだが31節が終了した時点で4位と上位につける横浜FMの守護神として見事な活躍を見せている。1失点当たりの被シュート数はリーグ1位となる11.23本。2位の磐田の9.83本を大きく引き離している。
2位 : GK カミンスキー (ジュビロ磐田)→ 31試合で29失点のみ。31節終了時点で磐田がリーグ最少失点となる。守備面でも貢献できるFW川又の加入やボール奪取力の高いMFムサエフの加入も大きかったが守護神のGKカミンスキーの活躍も光っている。爆発力と安定感を兼ね備えたキーパーである。パフォーマンスにムラが無いのもGKカミンスキーの大きな武器になっている。彼の活躍によって欧州出身のキーパーの価値が見直されつつある。
1位 : GK 中村航輔 (柏レイソル)→ 最新の日本代表からは漏れてしまったがJリーグで素晴らしいプレーを見せてロシアW杯出場が狙えるところまで評価を高めてきた。シーズンを通して安定したプレーを続けているが特に7節~14節にかけて8連勝を達成した時期のパフォーマンスは圧巻だった。失点数は31試合で33失点でリーグ5位と優秀。Jリーグは外国人キーパーが一気に増えたが、日本人屈指のキーパーとして存在感を発揮している。
【J1】 2017年の優秀選手に選出されるのは誰だと思いますか? (GK編) → 105票
【J1】 2017年の優秀選手に選出されるのは誰だと思いますか? (DF編) → 37票
【J1】 2017年の優秀選手に選出されるのは誰だと思いますか? (MF編) → 29票
【J1】 2017年の優秀選手に選出されるのは誰だと思いますか? (FW編) → 30票
表1. キーパー陣の成績 (31節終了時点)
名前 | 所属 | 出場試合数 | 出場時間(分) | パスCBP | 守備CBP | セーブCBP |
90分換算 | 順位 | 90分換算 | 順位 | 90分換算 | 順位 |
中村 航輔 | 柏レイソル | 31 | 2,986 | 0.228 | 20 | 4.098 | 4 | 0.428 | 8 |
キム スンギュ | ヴィッセル神戸 | 31 | 2,976 | 0.300 | 13 | 3.372 | 8 | 0.367 | 12 |
六反 勇治 | 清水エスパルス | 31 | 2,981 | 0.262 | 17 | 3.602 | 6 | 0.338 | 15 |
飯倉 大樹 | 横浜Fマリノス | 31 | 2,999 | 0.373 | 6 | 2.680 | 19 | 0.330 | 18 |
西川 周作 | 浦和レッズ | 31 | 2,994 | 0.569 | 1 | 2.805 | 16 | 0.309 | 20 |
東口 順昭 | ガンバ大阪 | 30 | 2,886 | 0.319 | 11 | 2.598 | 20 | 0.482 | 5 |
権田 修一 | サガン鳥栖 | 30 | 2,806 | 0.398 | 5 | 2.974 | 12 | 0.435 | 6 |
チョン ソンリョン | 川崎フロンターレ | 30 | 2,795 | 0.226 | 21 | 2.812 | 14 | 0.430 | 7 |
ク ソンユン | コンサドーレ札幌 | 30 | 2,825 | 0.271 | 16 | 2.807 | 15 | 0.400 | 9 |
カミンスキー | ジュビロ磐田 | 30 | 2,813 | 0.329 | 9 | 2.964 | 13 | 0.289 | 21 |
キム ジンヒョン | セレッソ大阪 | 28 | 2,705 | 0.406 | 4 | 3.319 | 9 | 0.258 | 22 |
林 彰洋 | FC東京 | 26 | 2,510 | 0.321 | 10 | 2.263 | 22 | 0.507 | 2 |
岡 大生 | ヴァンフォーレ甲府 | 23 | 2,220 | 0.288 | 14 | 4.336 | 2 | 0.486 | 4 |
シュミット ダニエル | ベガルタ仙台 | 20 | 1,932 | 0.411 | 3 | 2.779 | 17 | 0.358 | 13 |
大谷 幸輝 | アルビレックス新潟 | 20 | 1,932 | 0.261 | 18 | 4.118 | 3 | 0.337 | 16 |
曽ヶ端 準 | 鹿島アントラーズ | 20 | 1,887 | 0.256 | 19 | 3.522 | 7 | 0.321 | 19 |
加藤 順大 | 大宮アルディージャ | 18 | 1,708 | 0.273 | 15 | 3.120 | 10 | 0.522 | 1 |
林 卓人 | サンフレッチェ広島 | 16 | 1,543 | 0.470 | 2 | 1.995 | 23 | 0.337 | 17 |
中林 洋次 | サンフレッチェ広島 | 14 | 1,350 | 0.364 | 7 | 3.029 | 11 | 0.493 | 3 |
クォン スンテ | 鹿島アントラーズ | 12 | 1,114 | 0.338 | 8 | 2.444 | 21 | 0.251 | 23 |
関 憲太郎 | ベガルタ仙台 | 11 | 1,062 | 0.305 | 12 | 3.792 | 5 | 0.377 | 10 |
守田 達弥 | アルビレックス新潟 | 10 | 965 | 0.213 | 23 | 2.734 | 18 | 0.372 | 11 |
塩田 仁史 | 大宮アルディージャ | 9 | 796 | 0.198 | 24 | 1.528 | 24 | 0.347 | 14 |
河田 晃兵 | ヴァンフォーレ甲府 | 8 | 776 | 0.222 | 22 | 4.477 | 1 | 0.230 | 24 |
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