浦和レッズ→ ACLは準優勝に輝いたがJ1のリーグ戦は14位と低迷した。獲得した勝ち点「37」だったので『自動降格となっていても全く不思議はない成績だった。』と言える。まず注目されたのは大槻監督の去就だったが「続投」が正式に発表された。ACLで結果を残した点は評価できるが監督交代後の成績は21試合で4勝9敗8分けと低調だったことを考えるとクエスチョンマークを付けざる得ない。否定的な意見は多い。
2017年のACLを制覇して堀監督が続投となったものの翌2018年に開幕から低迷して早々に監督交代になったときとイメージが重なるが誰が監督になっても今の浦和を立て直すのは難しいと言える。ペトロヴィッチ時代の中心選手が軒並み30歳を超えており、プレーヤーとしてのピークは過ぎている。ここ2・3年で獲得した新戦力の多くがチームにフィットしきれておらず、世代交代が全く上手く進んでいない。
転換期を迎えているので長い目で見守る必要があるがJ1屈指の人気クラブなので常に結果を求められる状況には変わりはない。難易度の高い仕事なので優秀な監督を招聘しようとしても簡単にはOKをもらえないだろう。「消去法的な続投」だと思われるがJ2で得点王に輝いたFWレオナルド(新潟)の獲得が濃厚になっており、J1の大分で2桁ゴールを記録したFWオナイウ阿道(大分)の復帰も有力となった。
「FW興梠への依存度が高すぎる。」というのが今シーズンの浦和の大きな問題点だったがFWレオナルドであれば高確率で浦和のサッカーにもハマるだろう。周りを使うプレーも巧みなので「FWレオナルドを生かせない。」という状況になることは考えにくい。噂どおりでFWレオナルドを獲得できるのであれば相当に大きい。ただ、CFだけでなくほとんどのポジションが補強ポイントなので極めて忙しいオフになるだろう。