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【J1：順位予想】優勝候補の筆頭・横浜Fマリノスは「不吉なジンクス」を打ち破ることが出来るか？ | | |　

■　本命は横浜Fマリノス

J1の開幕戦まであと10日を切った。ACLのGLもスタートしてサッカーシーズンが本格的に到来しつつあるが「順位予想バトル(J1編)」の参加者数が200名を超えた。参加者数がかなり多くなってきたが「200名の順位予想」をまとめると表1のようになる。18クラブの中で最も高い評価を得ているのはリーグ2連覇を目指す王者の横浜FMになる。平均予想順位は3.00位。「2020年のJ1の本命は横浜FM」と言える。

2番手は川崎Fで3.83位、3番手は鹿島で3.96位となる。この2チームの差はわずかである。鹿島は1月28日(火)に行われたACLのプレーオフのメルボルン戦に敗れて本大会出場を逃した。「過密日程にはならない。」という点が評価の上で有利に働くかに思えたが「新戦力がまだ十分に機能していないこと」や「ACLがなくなって厚すぎる戦力層がマイナスに作用する可能性がある点」などが心配材料に挙げられる。

上位3チームとそれ以外のチームとの差は大きいので「2020年のJ1は横浜FM・川崎F・鹿島の3強が優勝争いの中心になる可能性が高い。」と言える。第2グループはC大阪・神戸・FC東京・柏の4チームになる。C大阪を1位に予想した人は20名になる。第3グループは広島・G大阪・札幌の3チームで、第4グループが名古屋・大分・仙台・浦和になる。最後の第5グループは清水・鳥栖・湘南・横浜FCの4チームになる。

表1. 順位予想バトルの途中経過 (200名分)

ランク	クラブ名	平均予想順位	1位	2位	3位	4位	5位	6位	7位	8位	9位	10位	11位	12位	13位	14位	15位	16位	17位	18位
1	横浜Fマリノス	3.00	51	45	36	28	19	13	3	2	2	1	0	0	0	0	0	0	0	0
2	川崎フロンターレ	3.83	37	40	34	19	29	12	10	5	10	0	1	0	1	1	1	0	0	0
3	鹿島アントラーズ	3.96	35	38	41	24	15	16	9	7	2	5	3	1	2	0	1	0	1	0
4	セレッソ大阪	5.67	20	20	19	27	14	22	20	23	9	8	5	8	2	2	0	1	0	0
5	ヴィッセル神戸	6.10	12	14	15	24	29	24	21	18	13	10	9	5	4	1	0	0	1	0
6	FC東京	6.32	11	9	12	18	23	30	36	20	16	12	6	4	1	2	0	0	0	0
7	柏レイソル	6.40	12	17	15	23	20	23	13	21	15	13	14	5	5	4	0	0	0	0
8	サンフレッチェ広島	8.34	3	4	7	15	15	13	15	35	25	18	18	12	8	2	5	3	1	1
9	ガンバ大阪	8.46	7	7	9	6	11	10	28	14	24	28	21	12	11	3	4	4	1	0
10	コンサドーレ札幌	8.96	3	3	7	8	6	21	15	18	27	18	30	21	12	6	1	3	1	0
11	名古屋グランパス	11.22	5	1	2	2	3	2	4	11	19	25	17	38	27	17	13	8	4	2
12	大分トリニータ	11.62	1	1	2	1	4	5	12	10	8	18	23	28	27	23	17	14	5	1
13	ベガルタ仙台	11.65	2	0	1	4	5	2	7	8	13	14	20	30	35	31	21	2	4	1
14	浦和レッズ	12.55	1	0	0	1	4	4	6	6	10	16	15	18	30	33	25	18	9	4
15	清水エスパルス	14.63	0	0	0	0	2	2	1	0	3	10	6	8	12	35	41	32	29	19
16	サガン鳥栖	15.68	0	1	0	0	0	1	0	1	2	2	5	4	8	16	28	50	45	37
17	湘南ベルマーレ	16.27	0	0	0	0	0	0	0	0	1	2	4	2	7	9	25	37	61	52
18	横浜FC	16.38	0	0	0	0	1	0	0	1	1	0	3	4	8	15	18	28	38	83

■　選手層の厚さは驚異的

先日、行われたゼロックス・スーパーカップの神戸戦はPK戦の末に敗れたが決定機の数は横浜FMの方がはるかに多かった。上位候補の神戸を相手にあれだけのチャンスを作れたことを考えると「横浜FMの仕上がりは順調」と言える。古巣対決となるGK飯倉の活躍もあって3ゴールにとどまったが5点くらいを奪っていても不思議はないほどの破壊力を見せた。充実した戦力なので「本命視されるのは当然」と言えるだろう。

層の厚さは群を抜いている。ゼロックスのときは新戦力のFWオナイウ阿道がスタメン起用された。FWエジガル・ジュニオ、MF水沼、MF遠藤渓、MF大津祐などがベンチスタート。MF仙頭やDF山本義やMF渡辺皓やMF杉本竜やDF高野やDF前貴之などがベンチ外となった。怪我を抱えている選手がいるかもしれないが「ベンチ外になった選手も相当に豪華」である。リーグ戦とACLの両立は問題なく可能と言えるだろう。

期待の新戦力がほとんど貢献できなかった点は懸念材料と言える。FWオナイウ阿道はあまりプレーに関与できずに前半のみでベンチに下がっており、MF仙頭やDF山本義やMF杉本竜やDF前貴之はベンチ外だった。プラスαをもたらすことを期待されて獲得した選手が力を発揮できなかった点は気になるが新戦力を計算に入れなくても何とでもなるほど選手層が厚い。年齢的に若い選手が多い点も横浜FMの武器となる。

■　不吉なジンクス

「選手層の厚さなどを踏まえると横浜FMの総合力がJ1最高」と言えるのは間違いないが横浜FMにとって極めて不吉なジンクスを挙げると順位予想バトル(J1編)がスタートした2007年から「1番手評価を受けたチームは1度もリーグ優勝を達成していない。」という点になる。言い換えると「2007年～2019年までの13年間、開幕前にJ1で本命視されたチームの中でリーグ制覇を達成したチームは1つもない。」となる。

各年度の1番手評価を受けたチームを書き出すと

　2007　→　G大阪
　2008　→　浦和
　2009　→　G大阪
　2010　→　鹿島
　2011　→　鹿島
　2012　→　名古屋
　2013　→　浦和
　2014　→　広島
　2015　→　G大阪
　2016　→　G大阪
　2017　→　鹿島
　2018　→　鹿島
　2019　→　川崎F

となるが「年間順位で2位になったのも2015年のG大阪と2017年の鹿島の2チームのみ」である。それ以外のチームは本命視されながら3位以下に沈んでいる。理由としては

　・J1の上位候補の数クラブは戦力的に拮抗していること。
　・J1には戦力的に飛び抜けたチームが存在しない点。
　・前年度の覇者はACLで好成績を残すことも期待される点。

あたりになる。ブンデスリーガやリーグ・アンやオーストリアリーグなど国内に絶対的な王者がいるリーグではまずありえない話であり、「Jリーグならではのジンクス」、「Jリーグらしいジンクス」と言える。「ジンクスを打ち破ってリーグ制覇を達成するチームがいつ出てくるのか？」という点にここ数年はずっと注目しているがなかなか出てこない。横浜FMは不吉なジンクスを打ち破ることが出来るだろうか？

表2. 開幕前の評価と最終成績 (2007年～2019年)

前評判(ランク)	平均順位(最終)	残留	降格	2007年	2008年	2009年		2010年	2011年	2012年	2013年	2014年	2015年	2016年	2017年	2018年	2019年
1番手	4.54	13	0	3	7	3		4	6	7	6	8	2	4	2	3	4
2番手	4.38	13	0	2	2	1		5	2	6	10	2	3	2	7	1	14
3番手	5.08	12	1	1	8	2		2	3	17	5	6	5	6	1	7	3
4番手	6.62	13	0	4	1	7		1	15	11	11	4	6	1	13	5	7
5番手	9.15	10	3	9	5	9		16	11	10	1	17	4	3	9	17	8
6番手	8.54	13	0	5	11	5		10	7	4	13	1	10	9	10	16	10
7番手	9.85	12	1	12	9	6		6	12	16	2	7	9	10	15	12	12
8番手	8.08	12	1	11	10	17		7	5	3	8	9	1	8	4	9	13
9番手	7.92	11	2	16	16	4		3	1	2	3	3	12	13	18	10	2
10番手	9.08	13	0	14	13	10		11	10	9	4	12	11	5	3	15	1
11番手	9.23	13	0	13	3	12		8	13	8	9	5	15	7	8	14	5
12番手	11.31	11	2	6	14	18		15	14	14	17	15	7	11	6	4	6
13番手	10.31	11	2	7	6	16		12	8	12	12	10	8	16	5	6	16
14番手	11.23	12	1	10	4	14		14	4	13	14	11	14	17	14	2	15
15番手	11.43	11	3	8	17	8	13	13	16	1	7	14	17	12	12	11	11
16番手	15.58	7	5	15	15			17	18	15	15	16	13	15	17	13	18
17番手	12.92	8	5	18	12	11		9	9	18	16	13	16	18	11	8	9
18番手	16.08	3	10	17	18	15		18	17	5	18	18	18	14	16	18	17

受付期間(J1編)　・・・　新シーズンの予想の受付を開始しました。

　2020年1月7日(火)～2020年2月20日(木)まで

　　　→　J1の開幕戦(2月21日)の前日までです。
　　　→　不公平が生じるので、それ以後は受け付けません。
　　　→　順位決定方式やポイントの計算方式等のルールはこれまでと全く同じです。
　　　→　同ポイントで並んだときは投稿時期が早かった人が上の順位になります。

　　　→　早い時期に投稿した方がいい順位(いい成績)になる可能性が高まります。
　　　→　誤字・脱字・抜け・漏れにはくれぐれもご注意ください。
　　　→　たくさんの予想が集まった方が面白いので気軽に参加してください。

【質問内容】

　(項目1) ハンドル名
　(項目2) 年代
　(項目3) 性別
　(項目4) 地域
　(項目5) 好きなJリーグのチームはどこですか？ (複数選択可)
　(項目6) J1の全18クラブの順位を予想をしてください。
　(項目7) その理由を簡潔にお書きください。
　(項目8) 2020年のJ1で注目するクラブとその理由をお書きください。(好きなクラブ以外で)
　(項目9) 2020年のJ1で注目する選手とその理由をお書きください。
　(項目10) 2020年のJ1でブレイクすると思う若手選手は誰ですか？
　(項目11) 好きな選手(好きだった選手)とその理由を教えてください。 (省略可)

　・投稿用フォーム (J1編)　→　https://form1ssl.fc2.com/form/?id=d891dd2db0db8597
　・投稿用フォーム (J2編)　→　https://form1ssl.fc2.com/form/?id=1d0624440ac55df6
　・投稿用フォーム (J3編)　→　https://form1ssl.fc2.com/form/?id=855132f3d67e69b7