■ W杯の2次予選がスタートカタールW杯のアジア2次予選は9月5日(木)にスタートした。日本の入ったF組はタジキスタン vs キルギス、モンゴル vs ミャンマーの2試合が行われる。日本は1節はお休み。2節から登場するが初戦のミャンマー戦(A)を前に県立カシマサッカースタジアムでパラグアイと対戦した。FIFAランキングは日本が33位、パラグアイは39位となる。W杯直前の2018年の6月に対戦したときは日本が4対2で勝利している。
日本は「4-2-3-1」。GK権田(ポルティモネンセ)。DF酒井宏(マルセイユ)、DF冨安(ボローニャ)、DF吉田(サウサンプトン)、DF長友(ガラタサライ)。MF橋本拳(FC東京)、MF柴崎岳(ラ・コルーニャ)、MF堂安(PSV)、MF南野(ザルツブルク)、MF中島翔(FCポルト)。FW大迫(ブレーメン)。スタメン11人の中で海外組が10人。MF橋本拳のみがJリーガーとなる。MF橋本拳は国際Aマッチ出場は3試合目となる。
ベンチスタートになったのはGK川島(ストラスブール)、GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)、DF植田直(セルクル・ブルージュ)、DF畠中(横浜FM)、DF安西(ポルティモネンセ)、MF原口(ハノーファー)、MF遠藤航(シュツットガルト)、MF板倉(フローニンゲン)、MF久保建(マジョルカ)、MF伊東純(ゲンク)、FW永井謙(FC東京)、FW鈴木武蔵(札幌)の12名。23名の中でJリーガーは4人のみ。過去最少となった。
■ 2対0で日本が完勝試合は立ち上がりから日本ペースで進んでいく。前の4人が良い距離間でプレーをして連動した攻撃からチャンスを作っていく。前半23分にはMF堂安が上手く中央に入ってきて攻撃の起点になると左サイドをDF長友がオーバーラップ。フリーのDF長友のクロスをニアのFW大迫が合わせて日本が先制に成功する。エースのFW大迫は森保体制になってからは最多となる7ゴール目。代表通算15ゴール目となった。
前半25分には鮮やかなカウンターを繰り出すと最後はフリーで抜け出したMF堂安が左足でシュートを放ったがキーパーに止められてしまう。大チャンスを逃した日本だったが前半30分にはMF中島翔のスルーパスから右サイドを駆け上がったDF酒井宏が中央の動きをよく見てMF南野にパス。ドフリーになっていたMF南野が難なく合わせて追加点を奪った。MF南野は代表通算6ゴール目。18試合で6ゴールとなった。
2対0で迎えた後半開始からMF原口、MF久保建、DF植田直の3人を投入。代表通算5試合目の出場となる18才のMF久保建に注目が集まった。後半5分と後半18分にはゴール右寄りの位置で得たFKでキッカーを務めたが決められず。後半13分と後半24分にも決定機を迎えたが決められなかった。期待されたMF久保建の代表初ゴール&最年少ゴール記録の更新はならなかったが2対0で逃げ切った日本が勝利した。
■ スタメンの中では唯一のJリーガーいよいよカタールW杯に向けた日本代表の戦いがスタートする。2次予選の組み合わせには恵まれたので苦戦する可能性は低いとは思うが何が起こるか分からないのがW杯予選である。特に初戦のミャンマー戦はアウェイなので難しい試合になる可能性もあるがいい形でミャンマー戦を迎えることが出来るだろう。早い段階で1点目と2点目を奪って相手の戦意を喪失させたい。早い段階で2点差を付けたい。
今回の代表は海外組中心のメンバー構成になったが森保JAPANはレギュラーはほぼ固定されている。未確定なのはボランチの1つとキーパーくらい。MF柴崎岳の相方がMF遠藤航になるのか?MF橋本拳になるのか?MF板倉になるのか?はまだ不透明。キーパーもGKシュミット・ダニエルになるのか?GK権田になるのか?GK川島になるのか?は不透明であるが、他の9つのポジションはほぼ固定されている。
主力として起用されている選手が安定して好プレーを見せているので骨格は固まっているが競争の激しいボランチの位置で起用されたMF橋本拳は良いプレーが出来た。1点目も、2点目も、彼のパスが起点になっている。攻撃の部分で派手な仕事をするタイプの選手ではないがシンプルに味方を使って攻撃の起点になることが出来る。スタメンフル出場を果たしたが定位置確保に向けて好アピールに成功した。
■ 5人目の選手は誰になるのか?攻撃陣は前半が良かった。前の4人は森保体制になってから同時にプレーする時間が長くてコンビネーションは確立されてきた。MF堂安やMF中島翔が中央に入ってきて攻撃の起点になるシーンも多かったが、結局、2ゴールともそういう形から生まれている。後半になると流動性がなくなって単調な攻撃になることが多くなったが「4人のうちの誰か1人でも欠けたとき」は攻撃の流動性や迫力がなくなってしまう。
そういう意味でも新戦力の台頭が期待されるが注目の18才のMF久保建は積極的にプレーした。5本ほどシュートを放っているが決まってもおかしくないシュートがいくつかあった。コパ・アメリカやレアル・マドリーのときもそうだったがなかなか最近はシュートが決まらない。惜しいシーンを作ったが「決められるのか?決められないのか?」で評価は大きく変わってくる。代表での立ち位置を考えると結果を出したい。
同じ左利きのアタッカーなのでMF堂安が最大のライバルになるがMF堂安の方が周りとの関係性はスムーズである。同じ系統の選手なのでMF堂安のプレーはいいお手本になると思うので、今後、代表ならびにマジョルカで結果を残して「MF堂安のポジションを脅かす存在」にならないといけない。FW大迫、MF南野、MF中島翔、MF堂安に次ぐ5人目の選手が出てこないといけないが最有力候補はMF久保建になる。
・
【東京世代】 あなたが特に期待を寄せている選手は誰ですか? (GK・DF) → 14票
・
【東京世代】 あなたが特に期待を寄せている選手は誰ですか? (MF) → 11票
・
【東京世代】 あなたが特に期待を寄せている選手は誰ですか? (FW) → 10票
★ 現在の投票数 → 14票
→ 最大で8人まで投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
関連エントリー
2019/08/29 【Jリーグ】 偉大だと思う歴代の外国人Jリーガー (11位-20位)
2019/08/30 【Jリーグ】 偉大だと思う歴代の外国人Jリーガー (01位-10位)
2019/09/03 【日本サッカー】 期待を集めている若手のJリーガー (1位-10位) (GK編)
2019/09/03 【日本サッカー】 期待を集めている若手のJリーガー (1位-10位) (右SB編)
2019/09/04 【日本サッカー】 期待を集めている若手のJリーガー (1位-10位) (CB編)
2019/09/04 【日本サッカー】 期待を集めている若手のJリーガー (1位-10位) (左SB編)
2019/09/05 【日本サッカー】 期待を集めている若手のJリーガー (1位-10位) (ボランチ編)
2019/09/05 【日本サッカー】 期待を集めている若手のJリーガー (1位-10位) (アタッカー編)
2019/09/05 【日本サッカー】 期待を集めている若手のJリーガー (1位-10位) (フォワード編)
2019/09/05 全エントリーの一覧 (2011年-2019年)
- 関連記事
-