キーパー編→ 5月31日(木)にロシアW杯の登録メンバー23名が発表された。1998年のフランスW杯の時は最初に25名を選出して欧州に渡ってから22名を選出するという方式を取ったが、よく知られている通り、FW三浦知とMF北澤とDF市川の3人が最終登録メンバーから漏れた。高校3年生だったDF市川はスタッフとしてチームに残ったがFW三浦知とMF北澤は無念の帰国。大きな騒動に発展したことは記憶に新しいところである。
FW三浦知のメンバー落ちにショックを受けた選手は多かったと言われている。FW三浦知に限らず、直前にメンバーから漏れたときのショックは非常に大きい。動揺する選手も出てくるので2002年の日韓W杯以降は限度枠と同じ23名を招集してケガ等のアクシデントが発生したときは、その都度、追加で選手を招集する方式になった。2006年のドイツW杯のときはDF田中誠が怪我をしてDF茂庭が緊急招集されている。
「どちらがいいのか?」は意見が分かれるところである。最後に数名を落とす方式の場合は「最後までチーム内に競争原理が働く点」や「ケガ人が出たときは即座に対応できる点」や「コンディションを見極めて状態の良い選手を選出できる点」がプラスの面と言えるが、マイナス面は「直前で落とされた選手のショックが大きい点」、「最終メンバーが確定するまではチームとして1つになりにくい点」などが挙げられる。