■ 5試合勝ちなし中の名古屋グランパス昇格2年目となる名古屋グランパスは開幕ダッシュに成功。FC東京や横浜FMや広島とともに序盤戦のJ1の上位争いの中心になった。11節を終えた時点では7勝2敗2分けで勝ち点「23」。2位と好位置に付けていたが12節から5試合勝ちなし中。一時と比べると勢いが落ちてきている。ここ5試合は4得点のみ。J1屈指の破壊力を持つ攻撃陣がここに来て結果を出せていない。最初の踏ん張りどころを迎えている。
「下位相手の取りこぼしが多くなっている。」という点は気になるところ。13節は松本山雅、14節は仙台、16節は清水に敗れているが、勝ち点「3」を計算しやすい相手との試合で勝ち点を取り逃がしたことで順位も7位まで後退した。上位陣も足踏みが続いているので首位のFC東京との差は「8」。まだ十分に逆転可能な勝ち点差になるが中位グループとの差は大接近。12位の清水との差はわずか「6」となった。
小倉監督が指揮した2016年、風間監督が指揮した2018年はいずれもJ1で、長期間、白星から遠ざかった。「○○試合未勝利」というフレーズにトラウマがあるサポーターは多いと思うので、早く、「○○試合ぶりの勝利」を手にして落ち着きたいが、U-20W杯のメンバーに選ばれてU-20W杯の舞台を経験したDF菅原はオランダの名門のAZに期限付き移籍することが決定した。1年間の期限付き移籍となる。