GK 川島永嗣 (ストラスブール) 7.5
→ 代表でプレーするのはロシアW杯の本大会以来になるが健在ぶりを示した。2失点を喫したが1つはPK、1つはセットプレー。キーパーにとってはどうすることもできないシュートだった。相手のウルグアイは他にもたくさんのシュートを放ったが後半10分のFWカバー二のシュートや後半17分のFWスアレスのシュートはビッグセーブで防いだ。不用意なミスもなくて90分を通して安定したプレーを見せた。
DF 岩田智輝 (大分トリニータ) 6.5
→ 代表初出場となったが強力なウルグアイの攻撃陣を相手に奮闘した。後半にキックミスからピンチを招く場面もあったがミスらしいミスはこのシーンくらい。終了間際にベンチに下がるまで非常にいいプレーを見せた。大分では「3バックの右」でプレーするケースが多くなっているがもともとは右SBの選手なので大きな問題はなかった。良くも悪くも、どんな状況になっても、慌てずにプレーできるのが魅力。
DF 植田直通 (セルクル・ブルージュ) 5.0
→ PK献上の場面は「相手も上手かった。」と言える。最初はノーファールの判定だったがVARによってPKと判断されてしまった。簡単な対応ではなかったが勿体ないファールだったのは確かである。空中戦の勝負ではしっかりと対応することができたがFWスアレス&FWカバー二の2トップの対応には苦労した。世界最高レベルのストライカーが相手なので仕方がないところもあるが翻弄される場面もあった。
DF 冨安健洋 (シントトロイデン) 5.5
→ 悔やまれるのは2失点目になる。MF三好のゴールで勝ち越しに成功したがその7分後にCKから同点ゴールを献上。同点ゴールを決めたDFヒメネスのマークについていたのはDF冨安だった。相手の動き出し&シュートは巧みだったが少しマークを外される形になった。それ以外の場面でも強力2トップを前に苦労するシーンは多かったがこれだけの2トップと対戦できたことは大きな経験になるだろう。
DF 杉岡大暉 (湘南ベルマーレ) 6.0
→ 2試合連続スタメン出場。ベンチにはDF菅大輝(札幌)もいる中でフル出場を続けている。チリ戦と同様でSBの選手が攻撃に参加しにくい試合展開になったこともあって攻撃的な良さを出すシーンは少なかったが後半14分にはタイミングのいい攻撃参加からMF三好の勝ち越しゴールの起点になった。相手の2トップはサイドに流れてチャンスを演出することも出来るので引き気味にプレーしたのは間違いではなかった。
MF 柴崎岳 (ヘタフェ) 6.5
→ 初戦のチリ戦ほど決定的なパスを出すことは出来なかったがこの日も中盤の要として落ち着いたプレーを見せた。前半25分にはスローインを起点に素晴らしいMF柴崎岳のサイドチェンジのボールからMF三好の先制ゴールが生まれた。相手の守備の集中力が少し切れていたとは言ってもダイナミックな展開が先制ゴールにつながった。オーバーエイジのような立ち位置になっているがチームを引っ張っている。
MF 板倉滉 (フローニンゲン) 5.5
→ 今回、評価が難しいのはMF板倉である。前半の立ち上がりは試合に入り切れておらず、不用意なパスミスがいくつか続いた。その後もボールを奪った後のファーストパスを相手に渡す場面がいくつかあったので「つなぎのミスが多かった。」のは間違いないが攻め込まれた後半は中盤のフィルター役として存在感を発揮。目立ちにくいプレーではあるがしっかりとハイボールを跳ね返して地道にチームに貢献した。
MF 三好康児 (横浜Fマリノス) 8.0 (MOM)
→ 前半25分に個人技から先制ゴールを奪うと、後半14分にはこぼれ球を押し込んで勝ち越しゴールをゲット。惜しくも金星はならなかったが文句なしのMOMと言える。MF三好の2つのゴールはウルグアイを本気にさせた。先制ゴールの場面は利き足ではない右足でのシュートになったが豪快にネットを揺らした。得意とは言えない守備面でも粘り強く対応。「これ以上を望むのは難しい。」と思えるプレーを見せた。
MF 安部裕葵 (鹿島アントラーズ) 6.0
→ トップ下でプレー。FW岡崎慎やMF三好やMF中島翔との関係性は非常に良かった。前半9分にはFW岡崎慎のシュートチャンスをお膳立てするなど前半は攻撃の中心の1人として目立った活躍を見せた。ただ、後半になるとチーム全体が押され気味になったこともあって攻撃に関わる場面は減った。カウンターから抜け出せそうな場面もあったが最後のところは突破できず。後半22分にFW上田と交代となった。
MF 中島翔哉 (アルドゥハイル) 5.5
→ 不用意なロストが目立った初戦のチリ戦と比べると出来は良かった。持ち味である積極的な仕掛けはウルグアイにとっては脅威となったがボールを持ちすぎて潰されるシーンも目立った。積極性は大きな武器となるがこのレベルの相手と対戦して1人で何人もの選手を抜き去ってシュートを放つのはかなり難しい。相手のマークが集中しているときに上手く周りの選手を使えるようになるとチャンスは拡大する。
FW 岡崎慎司 (レスター) 6.5
→ 代表の試合でスタメンでプレーするのは久しぶりだったが出来としては非常に良かった。前線でボールを収める仕事ができており、ファーストディフェンダーとしての貢献度も高かった。前半42分には高い位置でボールを奪ってカウンターを仕掛けたが精力的なプレスは相手を苦しめた。前半3分と前半9分には惜しいシュートも放っている。後半になると存在感は希薄になったがコンディションは良さそう。
FW 上田綺世 (法政大) 5.0
→ 後半22分にMF安部裕に代わって登場したがなかなかプレーに関与できず。後半の終盤に日本が攻め込まれる一因になった。
MF 久保建英 (FC東京) 5.0
→ 後半38分にMF三好に代わって登場したが攻撃に絡むシーンはほぼなかった。押し込まれる中、存在感を発揮するのは難しいシチュエーションだったが・・・。
DF 立田悠悟 (清水エスパルス) 6.0
→ 後半42分にDF岩田に代わって出場。そのまま右SBでプレーした。「引き分けでもOK」というメッセージのこもった交代だったが自分の役割をこなした。
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