• 更新日 : 2024年12月20日

個人事業主が三井住友銀行で口座開設する方法は?必要書類や屋号付き口座も解説

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2025年(令和7年)提出 確定申告まとめ

▽提出期限

2025年2月17日(月)~ 2025年3月17日(月)

※上記は2024年/令和6年分の申告を行う期間です(参考記事はこちら

初心者から経験者まで、毎年多く読まれている記事です。確定申告の必要性、やり方、簡単に済ます方法についてまるっと解説しています。

個人事業主でおられる方の中には、特定の銀行で口座開設を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、三井住友銀行で屋号付き口座を開設する方法や必要書類、メリットについて解説します。

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個人事業主は三井住友銀行の屋号付き口座を開設できる?

三井住友銀行で屋号付き口座を開設することは可能です。

屋号付き口座とは、個人事業主やフリーランスが事業用に開設できる銀行口座のことで、口座名義に事業名を加えることができます。

事業用に口座を持っておくことで、取引先から信頼を得やすくなったり、お金の管理がしやすくなります。

【参考】個人事業主が屋号付き銀行口座を開設!銀行比較・口座は分けるべき?

個人事業主は三井住友銀行の法人口座を開設できる?

ほかの銀行と同様に、個人事業主やフリーランスは法人口座を開設できません。

法人口座は「法人名+代表者名」が名義となっており、開設には法人の印鑑登録証明書や履歴事項証明書など法人の登記情報を証明する書類が必要になります。

そのため個人事業主が法人口座を開設するには、事業形態を変えて法人化しなくてはいけないのです。

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個人事業主が三井住友銀行で口座開設する方法

三井住友銀行で口座を開設する方法は以下の3つありますが、屋号付き口座を開設できるのは「銀行窓口」のみです。

  • 銀行口座
  • ホームページ(屋号付きは不可)
  • アプリ(屋号付きは不可)

近くに三井住友銀行がないなどの理由で窓口に行けない場合は、屋号はつけられませんが、ホームページやアプリで個人口座の開設ができます。

口座番号発行およびキャッシュカード受け取りには約1週間〜2週間かかるので、口座開設希望日がある場合はスケジュールに余裕をもって手続きを行いましょう。

銀行窓口で口座開設する方法

窓口で口座開設をする場合、混雑を避けるためにも来店予約が推奨されています。

店舗検索画面から最寄りの店舗を検索すると、そのまま予約システムに移行するので、希望の日時で予約しましょう。

必要書類に不安がある場合は、事前に電話確認しておくことで口座開設がスムーズです。

窓口で口座開設する手順は、個人事業主が三井住友銀行で屋号付き口座を開設する手順を参考にしてください。

ホームページで口座開設する方法

屋号付き口座はホームページでの開設に対応していませんが、個人口座であれば開設できます。

ホームページ口座開設ページから手続きができて、口座番号通知やキャッシュカード受け取りまでは、1〜2週間程度です。

口座開設には、下記のものを準備しておきましょう。

  • 本人確認書類(2点)
  • SMSを利用できる携帯電話
  • メールアドレス

本人確認書類は、以下の中から2点必要です。

  • 運転免許証(運転経歴証明書)
  • パスポート(2020年2月4日以前に発行されたものに限る)
  • マイナンバーカード
  • 在留カード(特別永住者証明書)
  • 健康保険証(資格確認書)

アプリで口座開設する方法

ホームページでの開設と同様に、アプリでは屋号付き口座の開設はできず、個人口座のみとなります。

口座開設の流れは次のとおりです。

  1. 三井住友銀行アプリをダウンロード
  2. 本人確認書類をアップロード
  3. 個人情報を入力
  4. 口座番号通知を受け取る
  5. 1~2週間でキャッシュカードを受け取る

本人確認書類は、下記の書類の中から1点必要になります。

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証(運転経歴証明書でも可)
  • パスポート(2020年2月4日以前に申請されたものに限る)
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書

三井住友銀行で屋号付き口座開設する際の必要書類

屋号付き口座の開設には、以下の書類が必要です。

  • 本人確認書類
  • 印鑑(シヤチハタ不可)
  • 開業届(控え)の原本
  • 屋号がわかる書類(開業届で屋号が確認できる場合は不要)

本人確認できる書類は以下になります。

1点で確認できるもの2点で確認できるもの
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • マイナンバーカード
  • 在留カード
  • 健康保険証(資格確認書)
  • 6ヵ月以内に発行された住民票の原本

屋号付き口座を開設するには、事業を行っていることの証明や個人事業主であるという確認ができる書類が必須です。

開業届提出後に屋号を登録や変更した場合は、開業届のほかに屋号がわかる書類の用意が必要になります。

【屋号がわかる書類の例】

  • 所得税や地方税の領収書
  • 公共料金の領収書
  • 確定申告書の控え
  • 事務所の賃貸借契約書

上記はすべて、屋号が記載されているものに限ります。

個人事業主が三井住友銀行で屋号付き口座を開設する手順

三井住友銀行では、次の4つの手順で屋号付き口座を開設します。

  1. 開業届を税務署に提出
  2. 必要書類を準備して銀行窓口へ行く
  3. 口座開設の目的等のヒアリングと申請書類の作成
  4. 開設審査と通帳の引き渡し

窓口での口座開設にかかる時間は、一般的に30〜60分くらいなので、時間に余裕をもっていくようにしましょう。

開業届を税務署に提出

屋号付き口座の開設には、事業を営んでいることを証明するために、開業届の提出が必須になります。

開業届とは、個人が開業したことを税務署に届け出るときに提出する書類であり、様式は国税庁のホームページからダウンロードするか、税務署でも入手できます。

開業届

参考:A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

提出した原本の控えが、口座開設に必要となるので、大切に保管しておきましょう。万が一紛失してしまった場合は、「保有個人情報開示請求書」を税務署に提出し、再発行できます。

必要書類を準備して銀行窓口へ行く

「三井住友銀行で屋号付き口座開設する際の必要書類」を参考に、必要書類を揃えましょう。疑問点がある場合は、事前に電話で確認しておくと、当日スムーズに進みます。

  • 本人確認書類
  • 印鑑(シヤチハタ不可)
  • 開業届(控え)の原本
  • 屋号がわかる書類(開業届で屋号が確認できる場合は不要)

窓口での口座開設受付時間は、平日10:00〜15:00です。来店予約しなくても対応してもらえますが、混雑時には待ち時間が長くなる可能性があるので、事前予約が推奨されています。

口座開設の目的等のヒアリングと申請書類の作成

窓口ではマネーロンダリングやテロ資金供与対策として、口座開設の目的を聞かれることがあります。

銀行側はヒアリングで事業の正当性や信頼性を確認できないと、犯罪や不正防止の観点から口座開設を断るケースがあるので、自分の事業内容を他者に説明できるようにしておきましょう。

問題がなければ申請書類の作成に進みますが、書類は事前にダウンロードできないため、窓口で渡されたものにその場で記載していきます。

キャッシュカードの発行を希望する場合は、合わせて申込申請します。 キャッシュカードの申請には、暗証番号4桁の数字が必要になるので、事前に考えておきましょう。

開設審査と通帳の引き渡し

申請書類と本人確認書類を提出すると、次は審査です。

審査基準の内容は明確に公表されていませんが、下記のような内容は審査が長引いたり、開設を断られる可能性が高まります。

  • 書類不備
  • ヒアリングによる事業の正当性
  • 過去の金融事故

審査に通過すると屋号付き口座が開設され、即日通帳が引き渡されます。キャッシュカードは、1〜2週間ほどで自宅に届くので受け取りましょう。

個人口座と事業用口座に分けるメリット

個人事業主が屋号付き口座や法人口座を開設することには、大きく分けて次の3つのメリットがあります。

  • プライベートの支払いと区別できる
  • 経費の仕訳が簡単にできる
  • 確定申告がスムーズになる

それぞれについて、詳しく解説していきます。

プライベートの支払いと区別できる

プライベートと事業用の収支をひとつの口座で管理していると、取引数が多くなるにつれて区別がつきにくくなります。

事業用口座を利用してプライベート用と区別することで、事業用資金の可視化が容易になり、残高だけでなく資金の動き全体の把握が可能です。

経営状況分析ができるクラウド会計サービスと連携を行えば、リアルタイムに財務状況を確認できるので、問題の早期発見や解決にむけて迅速な対応ができるようになります。

経費の仕訳が簡単にできる

プライベートと事業用口座が一緒の場合、プライベートの支出は仕訳しなくていいのではなく、「事業主勘定」での仕訳が必要です。

事業用口座を設けることでプライベートな支出が事業帳簿に入らないので、事業主勘定での仕訳が不要になり、仕訳業務が楽になるという利点があります。

近年ではクラウド型の会計サービスが普及してきており、多くは金融機関口座の連携が可能です。

取引内容を自動で適切な勘定科目を用いて仕訳してくれる、自動仕分機能が備わっているサービスも多く、口座を分けておくことで便利な機能を最大限活用できます。

結果、事業に注力する時間の確保につながります。

確定申告がスムーズになる

口座を分けて管理することで、事業用資金の可視化が容易な点と仕訳業務の効率化によって、確定申告にかかる時間的コストの削減につながります。

税理士に委託している場合は事業用の支出が明確なので、提出書類の準備や説明が簡略化できるのもメリットといえるでしょう。

プライベートによる支出を経費として処理するミスが無くなるので、誤った確定申告による追徴課税のリスクも少なくなります。

三井住友銀行で屋号付き口座を開設できるのは銀行窓口のみ

三井住友銀行では、屋号付き口座の開設は銀行窓口でのみ手続きができます。

事業用口座と個人口座を分けることで、事業用資金の流れが明確になるだけでなく、仕訳や確定申告などの経理業務の効率化が可能です。

屋号付き口座の開設を検討している人は、この記事の口座開設方法や必要書類を参考にしてみてください。

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ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例

データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。

ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

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