- 更新日 : 2024年11月21日
確定申告の納税はau PAYが利用できる!手続きの流れや注意点を解説
au PAYは、スマホアプリ納付の対象です。au PAYで所得税などの納付ができます。確定申告後にau PAYを利用してどのように納税するのか、この記事ではau PAYによる所得税の納税方法や注意点を紹介します。
目次
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au PAY決済で納税は可能
au PAYは、所得税などの国税の納付手段として利用できます。
2022年12月1日から国税のスマホアプリ納付が可能になった
au PAYなどのPay払いが国税の納付手段として追加されたのは、2022年12月1日です。同日以後、対象のPay払いを利用したスマートフォンでの国税の納付ができるようになりました。
納税に利用可能なPay払いの一覧
スマホアプリ納付が認められたPay払いは、au PAYのほかにもいくつかあります。以下、2024年9月時点において、スマホアプリ納付ができるサービスとしてau PAYを含めた7つの決済方法が認められています。
スマホアプリ納付が可能なPay払い |
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au PAY決済で納税するメリット
au PAYやスマホアプリ決済を国税の納付に利用する主なメリットを紹介します。
税務署の窓口などでなくても納付できる
税務署の窓口に出向かなくても国税の納付手続きを完了できます。スマートフォンと通信環境があれば納付できるため、場所を選びません。自宅からも納付できるほか、移動中や外出中などでも、納付したいときに手続きができます。
キャッシュレスで納付できる
au PAYはキャッシュレス決済のため、手元に現金を用意しなくても税金を納付できます。納付したいときにスムーズに納付できるのがメリットです。また、納付する必要がある現金を持ち歩かなくて済むため、現金の紛失も回避できます。
Pontaポイントが貯まる
Pay払いの中でもau PAYを利用するメリットは、Pontaポイントを貯められることです。税金の納付はポイント付与の対象外としているPay払いもある中で、au PAYは税金の支払いもPontaポイントの付与対象になっています。還元率0.5%のため、200円につき1ポイントのPontaポイントを貯められます。Pontaポイントは、Pontaと提携するauのほか、JALやローソンなどでも利用できるポイントです。
au PAY決済で納税する流れ
au PAYを利用した国税の納税は、以下の流れで行います。
- 国税スマートフォン決済専用サイトにアクセスする
- 注意事項を確認して「次へ」をタップする
- 「au PAY」を選択して「次へ」をタップする
- 納税者の基本情報を入力する
- 税目や納税額を入力する
- 「納付」をタップする
- au PAYのアプリが起動する
- au PAYのアプリから納付する
- 納付手続き完了の画面が表示される
「国税庁のサイト」からアクセスできる、国税スマートフォン決済専用サイトを開きます。選択可能なPay払いの中からau PAYを選択した後は、納税者の氏名などの基本情報や納税額の入力が必要です。必要事項を入力したら、au PAYのアプリが立ち上がります。au PAYより納付を済ませることで、納税手続きが完了します。
e-Taxを利用して確定申告書を提出した場合は、税務署からのメッセージボックスに格納された受信通知から、決済専用サイトにアクセスしましょう。e-Taxの情報をもとに納税者の情報が自動で読み込まれるため、基本情報や納税額の入力なしに納付ができます。
au PAY決済で納税する注意点
au PAYで納税する場合に注意しておくべきポイントを紹介します。
事前にアカウント登録と残高チャージをしておく
au PAYで納税するには、事前のアカウント登録が必要です。
au IDを持っていない場合は、au IDの新規登録が必要です。au IDの新規登録は、au PAYの新規登録と同時にできます。利用規約を確認したら、SMSで認証を行い、氏名や住所などの基本情報を入力して新規登録を完了させます。
au IDとau PAYの登録が完了したら、Ponta会員IDとの統合もあわせて行いましょう。Pontaカードと統合することにより、Pontaカードと連携できるようになります。
さらに、国税を納付するには、au PAY残高への納税資金のチャージが必要です。au PAY残高は、auショップやコンビニで現金によりチャージできるほか、auじぶん銀行やそのほかの銀行口座などからもチャージできます。
パソコンでは利用できない
au PAYを利用した納付はスマートフォン専用の方法です。パソコンから利用することはできません。パソコンから納付手続きをしたい場合は、銀行振込などの別の方法により納付してください。
利用上限金額は30万円
スマホアプリ納付の利用上限額は30万円です。30万円を超える納税には対応していません。また、au PAYの設定により30万円に満たない場合でも、利用が制限されることがあります。納税前に、利用できる上限額を確認しておきましょう。
領収証書は発行されない
au PAYのようなスマホアプリ納付では領収書は発行されません。納税の証明が必要な場合は、税務署に納税証明書を請求して発行してもらいましょう。支払えたかどうか確認したい場合は、au PAYの利用履歴からも確認できます。
au PAY決済による国税の支払いとポイント還元
スマホアプリ納付で利用できるPay払いについては、税金の支払いに対して、基本的にポイントの還元はありません。しかし、au PAYのPontaカードについては、税金の支払いを対象外にすることは発表されていません。
そのため、スマホアプリ納付による国税の支払いでもPontaポイントの還元を受けられます。還元率は0.5%で、200円につき1ポイントです。
なお、au PAYでは、クレジットカードからの残高チャージもできます。クレジットカードからのチャージはポイント還元の対象です。1カ月あたりの上限があるものの、Pontaカードのポイント付与とあわせると、ポイント還元の魅力があります。
au PAYで確定申告後の納税はできる
au PAYは、スマホアプリ納付で利用できるPay払いのひとつです。すでにau PAYの登録があれば、納税額を残高にチャージしておくことで、すぐに国税の納付ができます。利用上限額は30万円のため、30万円以下の国税の支払いにおすすめです。
マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例
データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。
ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様
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