• 更新日 : 2024年11月21日

確定申告の納税は楽天ペイが利用できる!手続きの流れや注意点を解説

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2025年(令和7年)提出 確定申告まとめ

▽提出期限

2025年2月17日(月)~ 2025年3月17日(月)

※上記は2024年/令和6年分の申告を行う期間です(参考記事はこちら

初心者から経験者まで、毎年多く読まれている記事です。確定申告の必要性、やり方、簡単に済ます方法についてまるっと解説しています。

楽天ペイは楽天市場の関連サービスで、楽天ペイメント株式会社が提供しているコード決済アプリ」決済アプリです。「楽天経済圏」という言葉がありますが、買い物や支払いだけでなく、貯金や投資、確定申告後の納税など生活に必要なさまざまなサービスを楽天グループで統一しているという方も多いでしょう。

今回は、2023年からスマホアプリ納付に追加された楽天ペイについて詳しくご紹介します。

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楽天ペイで納税は可能

結論からいうと現在は楽天ペイを含むスマホアプリを使った納税が可能です。2022年12月1日からスマホの決済アプリを利用した国税の納付受付がはじまり、楽天ペイも追加されました。

こちらでは、スマホでの納税や納付ができるサービス等について詳しく説明します。

2022年12月1日から国税のスマホアプリ納付が可能になった

2022年12月1日より、国税庁はスマホアプリを利用した国税の納付受付を開始しました。この新しい納付手段により、納税者はスマートフォンを使って簡単に税金を支払えるようになりました。楽天ペイは2023年12月にスマホアプリ納付ができるようになりました。

納税に利用可能なPay払いの一覧

国税のスマホアプリ納付に対応しているPay払いの種類とその特徴を以下の表にまとめました。

Payアプリ特徴
楽天ペイ楽天カードから残高チャージでポイントが貯まる
ポイント(期間限定含む)、楽天キャッシュが支払いに使える
メルペイメルカリアプリから簡単に会員登録ができる
LINEPayLINEアプリから簡単に設定可能
2025年4月末にサービス終了予定
Amazon Payスマホアプリ納付対象サービスでトップのポイント還元率(1%)※ギフト券を購入した場合に限る
PayPayシェアが高く多くのユーザーが利用している

公共料金の支払い(請求書払い)も可能

au PAYauPAYゴールドカードからのチャージで1%のPontaポイント還元
d払いドコモユーザーに便利

ポイント還元はないが定期的にキャンペーンが開催される

楽天ペイで納税するメリット

楽天ペイを使ったスマホアプリ納税には、手軽さや特典、安全性などの面でたくさんのメリットがあります。こちらでは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

自宅や職場からいつでも納税手続きができる

スマホアプリでの納税は、自宅や職場からいつでも手続きを行うことができるため、なにかと忙しい個人事業主にとって非常に便利です。税務署に足を運ぶ必要がなく、外出する手間や時間を節約できます。

また、納期限ギリギリでもスマホから即時支払いができるため、忙しくて銀行などに出向く時間がなかった、あるいは納付を忘れていたという方でも、期日を守って納付が行えるのもうれしいポイントです。

税金の納付に楽天ポイント・楽天キャッシュが使える

楽天ペイでは楽天ポイントや楽天キャッシュを使って税金を支払うことが可能です。特に楽天ポイントは、通常のポイントに加えて期間限定ポイントも使用できるため、余りがちなポイントも支払いに充てることで有効活用ができます。

また、貯まった楽天ポイントを活用することで、現金で支払う額を減らすことができ、経済的な負担を軽減できます。

キャッシュレスなので安心

楽天ペイを利用することで現金を持ち歩く必要がなくなり、キャッシュレスで安全に納税が可能です。特に多額の納税を行う場合、現金を持ち運ぶリスクがありません。

また、すべての取引がアプリ上で管理されるため、支払い履歴を簡単に確認でき、払い漏れや領収書の紛失といったトラブルも起こらず安心して納付手続きができます。

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楽天ペイで納税する流れ

ここからは楽天ペイを使ってスマホアプリ納付をするための手順をご紹介していきます。

1.事前準備をする

楽天ペイを使ってスマホアプリ納付をする前に、事前準備を済ませておきましょう。

  • 確定申告書など納付する税目や金額が分かる書類を用意
  • 楽天ペイアプリのインストール(楽天市場のアプリからは利用できません)
  • 楽天ペイに支払金額をチャージしておく

2.「国税庁のスマートフォン納付サイト」 へアクセス

準備ができたら、国税庁のスマートフォン納付サイトへアクセスします。アクセス方法は以下の3種類があります。

  • e-Taxの受信通知(納付区分番号通知)
  • 国税庁Webページの「確定申告書等作成コーナー」で表示されるコードをスマホで読み取る
  • 国税庁のスマホアプリ納付の「国税スマートフォン決済専用サイト」からリンク

3.必要な項目を入力

決済ページにアクセスしたら注意事項等を確認後、利用するPayを「楽天ペイ」にして次のページへ。氏名・住所・連絡先等を入力したら、次のページで納付する税目や税額を入力し納付手続きを行いましょう。

4.金額を確認に納付

金額を入力すると確認画面が表示されるので、間違いがないかしっかりと確認して楽天ペイで支払いを行います。「納付手続きの完了」と表示されたら納付は完了です。

楽天ペイで納税する注意点

楽天ペイで実際に確定申告後の納税を行う際の注意点を4つご紹介していきます。

事前にアカウント登録と残高チャージをしておく

楽天ペイに登録していない方はまずは事前に楽天に会員登録し、楽天ペイのアプリをインストールしましょう。楽天ペイはアカウント登録後に発信認証をしなければチャージ元の口座やカードが登録できません。

なお、楽天ペイに限らずスマホアプリ納付はアプリ内の残高がないと支払いができません。普段自動チャージなどを設定している方は、そのままだとアプリ内の残高不足でエラーになる恐れがあるので、納付手続きをする前にしっかりと残高をチェックして、足りなければチャージしておきましょう。

パソコンでは利用できない

「国税庁のスマートフォン納付サイト」は、スマートフォン専用のWebサイトです。パソコンではアクセスできないのでご注意ください。

スマホではなくパソコンから納付したいという場合は、e-Taxやインターネットバンキング納付などの方法をご利用ください。なお、安全面の観点から職場や共有のパソコン、社内用スマホなどは使用せず、必ず個人の端末から手続きを行いましょう。

利用上限金額は30万円

スマホアプリ納付は1度の納付金額が30万円に定められています。そのため、30万円以上の納付が必要な場合は以下のどちらかの方法で手続きを行う必要があります。

  • スマホアプリ納付以外の方法で納付手続きを行う
  • スマホアプリ納付を複数回に分けて行う

ちなみに、スマホアプリ納付を複数回に分けて行う際、たとえば1回目は楽天ペイ、2回目はメルペイのように複数の決済アプリを使用しても問題ありません。

領収証書は発行されない

スマホアプリ納付はオンライン上の手続きなので紙の領収証書は発行されません。納付した証明が必要な場合は、スマホアプリ納付手続きの完了画面に表示される「納付内容をダウンロード」のアイコンをタップしましょう。取引内容が記載されたPDFがスマホにダウンロードされます。

e-Taxソフトをお使いの場合は、スマホやタブレットからソフトにログインして納税証明書の交付請求が行えます。なお、この手続きにはマイナンバーカードが必要です。

楽天ペイでお得に納税する方法

楽天ペイを使うと、銀行などの窓口での納付や振込よりもお得になることがあります。楽天ポイントの使用、楽天カードでの残高チャージの2つの方法について詳しく解説します。

楽天ポイントを納税に利用する

楽天ペイのスマホアプリ納付の特徴は楽天ポイントも支払いに使えるという点です。楽天ポイントは楽天市場や楽天ポイント対象店舗、楽天カードでのお買い物をはじめ、楽天モバイル、楽天証券など楽天のサービスを利用すると付与されます。

楽天ポイントにはカード支払いなどにも使える使用期限のない通常ポイントと、使用期間と範囲が限定されている期間限定ポイントの2種類があります。

楽天ペイでの納税の場合は通常ポイント、期間限定ポイントの両方を支払いに利用できるので無駄なくポイントが有効活用できます。

楽天キャッシュで納税する際、楽天カードでチャージすれば0.5%還元

楽天キャッシュのチャージ方法は、

  • クレジットカード
  • セブン銀行ATM
  • ローソン銀行ATM
  • 銀行口座
  • ラクマの売上金
  • 楽天ウォレット
  • 楽天ギフトカード

などがあります。

この中で、楽天カードからキャッシュをチャージすると200円につき1ポイントがポイントとして還元されます。楽天カードをお持ちの方におすすめです。(2024年9月現在)

スマホアプリ納付に関してよくある質問

楽天ペイなどを使用したスマホアプリ納付について、よくある質問とその答えをまとめました。

国税を楽天ペイで納付するとポイントは還元される?

国税を楽天ペイで納付しても、楽天ポイントは還元されません。他のアプリでも税金の支払いはポイント還元の対象外となっています。

ただ、先ほどもご紹介したように楽天カードから楽天ペイに残高をチャージした時点で、200円につき1ポイント還元されます。実質的にスマホアプリで納付しながらポイ活も可能です。

夜間や休日は利用できる?

もちろん可能です。楽天ペイなどの決済アプリは24時間365日送金が可能で即時反映されるのでお急ぎのときや、時間がなかなか取れないときにも手軽に納付が行えます。

ただ、メンテナンス時だと決済機能が使えないことがあります。楽天ペイは毎月第三日曜日の0時~6時までが定期メンテナンスなので、このタイミングを避けて納付を行いましょう。

また、定期メンテナンス以外にも突発的にメンテナンスが入ることがありますので、スマホアプリからすぐ納付できるからと先送りせず余裕をもって支払いを行いましょう。

決済手数料はかかる?

スマホアプリ納付では決済手数料は発生しません。類似サービスのクレジットカード納付の場合、決済手数料が発生してしまいます。

スマホアプリ納付は支払い以外の手数料を抑えることができます。楽天ペイは国税のスマホアプリ納付以外にも、地方税や国民年金保険料、電気・ガスの公共料金の請求書払いも可能です。各種支払いをまとめて分かりやすくしたいという場合にも便利なサービスとなっています。

振替納税を利用している場合の注意点は?

普段振替納税を利用している場合は、あらかじめ所轄の税務署へ相談が必要です。確定申告等で納税額が決まると自動で振替納税の手続きが行われます。直近で締め切り日のある税目をスマホアプリ納付で支払う際、振替納税が適用されていると支払いが重複する可能性があります。事前に税務署に連絡して、スマホアプリ納付を行いたいので振替を停止したい旨伝えましょう。

二重払いしてしまった場合は、所轄の税務署に連絡して還付手続きを行なってください。自治体にもよりますが、確認まで1か月以上かかることがあります。還付手続きは自治体から還付通知書という書類が送付され、郵送で手続きを行います。

還付金は原則口座振替となります。手続きが面倒な上還付金が戻るまで時間もかかってしまうので、払いすぎにはご注意ください。

楽天ペイのスマホアプリ納付はポイントが有効に使える

楽天ペイはスマホアプリ納付ができるだけでなく、楽天ポイントを支払いに使える、楽天カードからのチャージでポイント還元できるといったメリットがあります。特に楽天系のサービスを普段から利用している方はポイントも貯まりやすいので、コスパよく納付を行いたい方にぴったりです。

スマホアプリ納付は決済手数料もかからないので、手軽な納付方法をお探しの方は一度試されてはいかがでしょうか。

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ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例

データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。

ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

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