• 更新日 : 2023年8月29日

屋号とは?使い方や確定申告との関係を解説

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2025年(令和7年)提出 確定申告まとめ

▽提出期限

2025年2月17日(月)~ 2025年3月17日(月)

※上記は2024年/令和6年分の申告を行う期間です(参考記事はこちら

初心者から経験者まで、毎年多く読まれている記事です。確定申告の必要性、やり方、簡単に済ます方法についてまるっと解説しています。

屋号とは、個人事業主やフリーランスが用いる会社名のようなものです。屋号を使うことで、事業内容がわかりやすくなったり消費者に覚えてもらいやすくなったりします。

屋号は確定申告の際に記載することができますが、必ず記載しなくてはいけないというものではありません。屋号を使う上で知っておきたいポイントについて解説します。

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屋号とは

屋号とは、事業を行う上で使う名称のことです。必ず使わなくてはいけないわけではないので、屋号を決める必要性を感じないときはつけなくても問題ありません。

しかし、会社員が副業を行う際に屋号を用いると、勤務先による所得と副業による所得を明確に区分できるというメリットがあります。確定申告もしやすくなることがあるので、屋号を決めておくことも検討しましょう。

屋号と確定申告

屋号は確定申告の際に記載することができます。必須ではないので、屋号を決めている場合でも記載しなくても問題はありません。

登記済みの屋号を同じ地域で用いたり、世間一般に知れ渡っている屋号を用いたりすると、混乱を招くので避けるほうがよいでしょう。また、法人であることを誤認させる屋号(〇〇会社、〇〇銀行など)は法律で禁じられています。

【参考】衆議院/会社法第7条 

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屋号はどんな時に使うのか

屋号は、確定申告を行うとき以外にも用いることができます。主なケースとしては、次の3つを挙げられるでしょう。

  • お店を開いたとき
  • オフィスを構えたとき
  • 個人事業主として開業したとき

お店を開いたとき

お店の名前として個人名をつけることもできます。しかし、個人名でお店を開くよりも、屋号をつけることで何のお店かわかりやすくなるでしょう。例えば「〇〇カフェ」という屋号をつければ、事業内容を詳しく解説しなくてもカフェであることがわかります。屋号は消費者にお店を覚えてもらいやすくするためにも活用できるでしょう。

オフィスを構えたとき

個人名でオフィスを構えるよりも、屋号をつけることで何のオフィスかわかりやすくなるでしょう。例えば「〇〇設計事務所」という屋号をつければ、事業内容を説明しなくても設計事務所であることがわかります。消費者に覚えてもらいやすくなり、利用されやすくなる効果も期待できるでしょう。

個人事業主として開業したとき

個人事業主として開業したときも、屋号をつけられます。名刺に屋号を記載することで、覚えてもらいやすくなるでしょう。また、屋号で口座を開設することで、個人的なお金の利用と業務上の利用を明確に区分しやすくなります。

個人名で仕事を行うよりも信用を得やすくなるというメリットもあるでしょう。クラウドソーシングサービスなどで従業員を募集するときも、本名を公開する必要がなくなります。

屋号を考える際のポイント

屋号は何でもよいのではありません。屋号をつけるときに注意したいことを3つのケースに分けて解説します。

店舗

店舗名として屋号をつけるときは、店舗であることがわかるようにしましょう。〇〇屋、〇〇商店、カフェ〇〇、〇〇美容室などとつけると、店舗であることがわかりやすくなります。

オフィス

オフィスとして屋号をつけるときは、オフィスであることがわかるようにしましょう。〇〇事務所、〇〇法律事務所、オフィス〇〇、〇〇スタジオなどとつけると、オフィスであることがわかりやすくなります。

フリーランス

フリーランスが屋号をつけるときは、ペンネームなどの普段使っている名称を屋号にすると、取引先が覚えやすくなります。外国語でも良いのですが、意味が間違っている可能性もあるため、一度調べてから登録しましょう。

屋号を変えたいとき

屋号は登録制ではないので、変えるときも特に手続きはありません。確定申告の際に新しく決めた屋号を記せば変更できます。

開業届を提出する際に屋号の登録を行った場合も、変更手続きは必要ありません。変更した事実を残しておきたいときは、開業届の「その他参考事項」に変更した旨を書き留めて税務署へ再提出します。

雅号と屋号の違い

屋号に似た言葉に「雅号」があります。雅号とは芸術家などが名乗る別名のことです。そのため、個人事業主として作家をしている場合は雅号を名乗れます。一般的に、屋号は事業に対する名前、雅号は人物につけた名前であることが多いです。

ビジネスに合った屋号をつけることが大切

屋号は必ずしもつける必要はありませんが、つけることで覚えてもらいやすくなります。個人事業主などであれば、事業における収支と個人における収支を区分けする際にも便利になるでしょう。

屋号をつける方法は簡単です。確定申告の際に確定申告書に記載すれば、屋号をつけたことになります。開業届に記載している場合も、変更するときは特に手続きする必要はありません。確定申告については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

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よくある質問

屋号とは?

個人事業主やフリーランスが用いる事業の名前のことです。必ずしも用いる必要はありませんが、あると覚えてもらいやすくなります。 詳しくはこちらをご覧ください。

確定申告に屋号は必須?

必須ではないが、記載することができます。屋号を変更したときは、新しい屋号を確定申告書に記載します。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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