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はてなキーワード: MOTHER2とは

2025-06-16

anond:20250616221731

Mother2モブキャラか?

2025-04-25

anond:20250425145623

MOTHER2ネタじゃね

2025-04-11

anond:20250411144314

英語版MOTHER2ではタコ消しマシン鉛筆消しマシンになっている

これだけじゃ何のことやらって感じじゃん

日本版ではタコの形をした障害物が出てきて、それを消す「タコけしマシン」という道具がある

英語版ではその障害物が鉛筆の形になっていて、「pencil eraser」という道具を使って消す

日本版では後に、こけしの形をした障害物が出てきて、それを消すのが「こけしけしマシン

英語版ではこけしの代わりに消しゴムの形の障害物が出てくる

英語にまつわる雑多な小ネタ

  • can, will, shouldのような助動詞表現の幅を広げるが、used toとかmanage toとかbe supposed toなども助動詞ではないがとてもよく使われる。助動詞みたいに使い方を覚えてしまうといい。

2025-01-30

3-40年前の習い事ピアノ)の伏線回収ができた

私は今40代で、母は自宅で教えるピアノ先生だった。

3歳くらいかYAMAHA?やピアノを習いだし、小学生の間は続けたように思う。

80〜90年代ってみんなピアノ習ってたよね。(今もいるだろうけど前よりは減ってる気がする)

そして私はピアノ練習が嫌いで嫌いでしょうがなかった。

でも、「毎日1時間。弾かないと手が固まって弾けなくなるよ!」と言われながら毎日練習してた。(部屋で1時間すぎるまでぼーっと過ごしてることも多かった)

そもそも、「親がさせたい」で始めたんだと思う。

発表会も毎年出たりしたけど 正直なところ特に楽しい思い出もないまま、ピアノから離れた。

中学生の時は吹奏楽に入ったけれど、それも「楽譜読めるから」くらいだったように思う。

(母は私が社会人になったで亡くなり 我が家ピアノ先生仲間へ譲り大量の楽譜楽器処分して、実家からピアノ先生だった名残はなくなった)

そして 3-40年後の今。

私はギターを常日頃から楽しんでいる彼氏結婚し、子どもも生んだ。

子ども小学生になり 鍵盤ハーモニカ練習する時期になり、鍵盤のおもちゃを購入してみた。

37鍵盤あり、楽譜伴奏メロディも入ってる鍵盤おもちゃ。(マンション暮らしだったし、かさばるものは無理でこれにしてみた。ちなみに結構高い)

それを渡すと子どもは楽しそうに弾きだした。

毎晩10分ずつ、その鍵盤おもちゃを楽しみながら弾いていた。(楽しめる程度の時間しかさせなかったのもある)

そうしたら、半年ほどで付属楽譜50曲を全部弾けるようになった。

(途中「ピアノ教室行ってみる?」と聞いたら「(自分は)弾きたい曲が弾きたいだけだからいいわ」と断られる。私も、「ピアノのレッスンあるよ! ちゃん練習して!」と毎日言うのが絶対に嫌すぎて「そっか」とその気持ちを受け入れた。(そもそも、毎週レッスンがある+毎月月謝があるのもきついし))


次は子どもが好きな楽譜を買ってみた(マリオmother2など)

これを弾こうとするとさすがに鍵盤が足りなかったので、キーボードを買ってみた。色々見てみて、なんかかっこいいカシオトーンにしてみた。

とどいたキーボードは思ってたより音も悪くないし、ボタンがいっぱいだしで子どもも喜んでた。

普段リビングたてかけておいて、練習するときだけ大人ダイニングテーブルに出すようなスタイル

子どもは出すと喜んで弾く。

「ここまできたら、発表会とかあればいいのにな〜」と思ってたら、友人が市民ホール主催で発表会を開催してると教えてくれた。(参加費は数千円!)

申し込んだ。そしてせっかくなので私も一緒に連弾で出ることにした!

何十年と弾いてなかった。

でもせっかくなので! という気持ちキーボードに触れだした。

全然弾けなくなってる! 譜読みもできない!

でも、なんかとても楽しい

スマホをいじることもなく、とにかく練習

練習したらしただけ、身体が覚えて弾けるようになる。

なんて楽しいんだ。

時間が一瞬で過ぎた。

「次は弾けるかも」という気持ちで何回も練習してしまう。(スマホゲームにも似てるワクワク感があった)

楽器を弾く・曲が弾けるようになる、ってこんなに楽しいんだな。

今はYouTubeや、ぷりんと楽譜などで、好きな曲の楽譜を気軽にゲットできるのもありがたい。

母は学生の時からピアノを弾くのがとても好きで、学校から帰ったらずっとピアノを弾いていたという。

その気持ちが、すこしわかった気がした。



申し込んだピアノの発表会は、なんとか成功。(連弾で私だけが最後の音を外したけれど…!)

いいグランドピアノを、いいホールで弾けるのはとても気持ちよかった〜。


ピアノ発表会後は私も子どもピアノ練習から離れたけれど、久々出したらまた子どもも食いついた。

最近二人共がまたピアノ練習をしている。

ピアノ楽器)とこんな距離感で楽しめるんだな、と知れてよかった。


ホールじゃなくてもいいので、小さな発表会とかあればなと思ってる。

大人子どもも顔見知りで集まって、ワイワイ発表できるような発表会があればなぁ。(失敗しても「もう一回最初からさせてね、テヘペロ」くらいの空気がいい)

スマホ時間溶かすよりも精神にとてもいい効果を感じたので、大人にもおすすめです!!!

(多分指先を両手動かすので ボケ防止にもなりそうだよ!)




追伸)スマホとの比較がちょいちょい出てくるのは毎日スマホ中毒生活をしてるからです…!!!

2025-01-11

anond:20250111205442

なんか既視感あるんだよなーと考えてたら思い出した

MOTHER2サターンバレーティーブレイクの時に流れるポエム

検索したら全然違ったけど

2024-11-20

anond:20241120001007

とりあえず、MOTHER2は斜めグラがありました。

2024-08-19

東京渋谷PARCOでやっているMOTHER2展、冒頭に開発当時の紙に書かれたステートメントのような文が展示されている。

その中で、「ゲーム以外でおもしろものは何か?このゲームにはそれが入りこんでいるはずだ」というような言葉があり、素晴らしいと思った。

ゲームを作る時に、ゲームだけを参照しては、自家中毒に陥ってしまう。まだゲームの中に取り込まれていない楽しさ、それを探して取り込もう、取り込むことができるはずだという野心と自信。

結果として、MOTHER2の中には現実世界の美しい一部が入りこんでいる。だから普遍性のあるクラシックになり得たんだろう。

2024-06-04

さいきんボサノバが体に良いということで聞き始めたが、耳に、身体に合う…!

なぜだと思ったが、よくよく考えるとゲームの「MOTHER2」で予習しているからだ。

MOTHER2には色んなジャンル音楽が、それとなく網羅的に散りばめられている。

ロックフォークブルースジャズも、アバンギャルドもポップもアンビエントテクノも、ボサノバも入っていた。

自分音楽聴く耳の根本は、MOTHER2によって作られている。

2024-05-07

ゲーム漫画アニメの「ノベライズ」で秀逸なもの

小説ドラゴンクエストIV 久美沙織

MOTHERMOTHER2 久美沙織

・隣り合わせの灰と青春 ベニー松山

アークザラッド 山田桜丸桜庭一樹

FF11シリーズ はせがわみやび

ゆめにっき あなたの夢に私はいない 日日日

小説若おかみは小学生!劇場版 令丈ヒロ子














追記

思いのほかトラバブクマ集まったな。みんなサンキュー

ファンタジスタドール イヴ

はえファンタジスタドールってあの?ファンタジスタッドー!?

小説も出てるのか。読んでみよう。

ICO/ 宮部みゆき

あれ良かったな。宮部みゆきノベライズやりたいって自分から立候補したんだっけ?

久美沙織氏の小説ももちろんよかったけど、それ以上に好きのなのはマザー2 ひみつのたからばこ』。自分人生が決定づけられるくらいの衝撃だった。

あったあった!めっちゃディティールに凝ってたよな。デザインセンス?もバリ良かった。あのへんの時期は攻略本黄金期って感じだった。


プリキュア小説はハズレ無しだ

鉄コミュニケイション」(秋山瑞人

ブラックラグーン虚淵玄ノベライズしたのもなかなかいいゾ

このへんは未読なので読んでみたいとおもった。

2024-02-14

MOTHER2スマホアプリでやりたいな

ハッピーハッピー村で延々と自転車を乗り回しながらハッピー信者狩りをしたり、砂漠特定の箇所を回って高経験値の虫を追い回したり、ゲップー基地ワラワラ寄ってくる赤い敵をPKファイヤーで倒したりしたい

2023-09-06

MOTHER2パッケージは今でも腹立つ

子供心にあんな名作だと思わないじゃんあのパッケージ

2023-09-03

anond:20230903201915

MOTHER2の前作のMOTHER1は、29型テレビに換算すると東京ドーム3個分のマップの広さだったらしい。

マップの広さのウリはMOTHER2へは引き継がれなかった。ファミコン時代にもうそ路線限界は明らかになってる。

2023-07-11

おれだったら ニッポンへ いって トーキョーの かつまんの ヒレカツていしょくを 3かいは くっちゃう

MOTHER2モブセリフに出てくる、東京神田とんかつ店、勝漫。

つの間にかビルの建て替えに伴い閉業してたんだな…。

行けば良かった。何度か、そういえばそういう店あったな!けっこう近くにあるから、そのうち行こう。と思っているうちに。

やっぱり思い立ったときに行かなきゃな

2022-12-29

複雑な関係の彼に別れを告げられた

12月29日の深夜1時。僕は彼と電話しながら家の前を流れる川沿いを歩いていた。低い声で大好きだって言われた。でも、もうバイバイだとも言われた。分かっちゃいるけど寂しくて、月並み表現だけど胸に巨大な空洞ができてしまったみたいだ。

あぁ、寒い


僕は20歳の春に彼と出会った。僕はあまりにも女性モテなかったから、ムカついて男同士の出会い系アプリ登録していた。姉の影響でBLを読み漁っていたし、なんなら夜は男同士のビデオを使ったりしていたから、きっと男も問題なく好きになれると思っていた。でもアプリ中の人たちは揃いも揃って性に奔放そうだったから、物凄く嫌だった。僕は半年ほど誰と会うことも無かったが、そんな中で初めて会ったのが彼だった。

彼は一個下で芸術系大学に通っていた。僕自身も絵を描いたり曲を作ったりするから芸術的能力が高い人はすごく好きだ。それに加えて、彼の外観は僕のどタイプだった。身長は僕より13cmも高くて、体格もぽっちゃり気味。まん丸な輪郭に穏やかな瞳。すごく可愛かった。たぶん彼以上にタイプな人は、後にも先にも男でも女でも現れないという確信があった。それほど好きな見た目だった。

最初デートではカラオケに行った。どんな曲を歌ったかはあまり覚えていないが、ユーミンひこうき雲ルージュの伝言を歌ったのは確かだ。

不安気持ちを抱えたまま 街はDingDong遠ざかっていくの」

彼はちょっと古い曲が好きだった。ちょうど僕の親世代が好むような曲だ。そういうセンスも、なんだか芸術家っぽくてかっこいいなと思った。

カラオケルームの小さな個室の中で、隣り合って座ったり立ったりしながら歌っていた。小さい個室といっても別にそんなに接近する必要もないのに、膝や腕が触れ合ったりしてドキドキした。僕は思わず彼の大きな膝に頭を載せてみた。柔らかいお肉が僕の頭部を包み込む。すごく、すごく幸福だった。

カラオケ屋の近くに公園があったから、しばらくそこで座って話していた。うっすら寒い春の夜、公園には僕たち二人だけ。膝枕だけじゃ物足りなくなってしまって、僕は手を繋ごうとした。でも断られてしまった。なんで。好きになっちゃうから。いいじゃん。だーめ。そんなやりとりをした記憶がある。ちょっと脚色してるかも。でも別にいかだって、思い出はきらきらしている方が良い。

初デートが終わっても僕の興奮は冷めなかった。全く冷めなくて、毎日彼のことを考えていた。ゲイ友達軍団に彼のことを自慢して、きゃーきゃー騒いだりもしてた。僕はいつの間にかモテない男子大学から初恋JKみたいになっていた。好き好き大好き、早く会いたい。脳みそは彼一色。

二回目のデートでは、僕の実家に彼を呼んだ。別に親に紹介するとかそういう話ではなく、ただお泊りがしたかっただけだ。大学の後輩です、とか適当に言っておけば女の子を呼ぶよりもずっと簡単だ。同じ布団に入ったら、「男二人なのに、そんな狭い布団で大丈夫?」と母親に言われた。大丈夫というよりもむしろ、なんて僕は胸の内でにやにやしていた。

ハグをして初めて、彼は僕よりずっと大きいことを身体理解した。肉厚な腕やお腹は熱を帯びていて、僕は食べられてしまうんじゃないかと思った。事実として、食べられそうになるくらいに責められた。あんなに熱い夜は初めてだった。


僕は、彼と恋人になったんだと思って、本当に幸せだった。


この日から彼の対応おかしくなった。明らかに僕に冷たくなったし、大事な話をしようとしてもあしらわれる。会いたくてたまらないのに予定を合わせてくれない。何故なのか全く理解できなかった。だってあんなに可愛いって言ってくれたじゃないか。付き合うんじゃなかったのか。

僕は泣いたりブチギレたり、とにかく感情不安定になった。それを全部彼にぶつけた。でも適当にあしらわれる。たまに僕の話に乗ってくれることもあって、その日は落ち着きこそすれど数日すればすぐに不安に苛まれた。この時期は辛くて苦しくてたまらなかったし、あらゆる友達に「そいつクズだ」「早く忘れろ」「許せない」と彼のことを非難された。でも、きっと彼は僕のことが好きなんだという謎の自信があったから、友達アドバイスには従わなかった。彼のことを信じたかったんだ。

彼が中高生の頃に付き合った彼女の話をされたことがある。彼女には「何を考えているかからない」と言われたことがあるらしい。僕も、彼が何を考えているのか全く分からなかった。彼は僕と違って男性しか愛せない人だったから、彼女のことを気持ち悪く思ってしまうこともあったようだ。僕は、僕だけはそんな彼を理解してみたかったんだ。僕にならできるって信じていた。

そして、三回目のデートをすることになった。場所ソラマチ。日付はどのメモにも残っていなかったから分からない。最高だ、めちゃくちゃデートっぽい。実際、デートは最高だった。ソラマチに立ち並ぶ店はどれもおしゃれで、彼の隣で眺めているだけで楽しいスカイツリーてっぺんから見る夜景はすごく綺麗で、心なしか彼もかっこよく見えた。


でもね。


会う前から彼に約束されてた。


これで会うのは最後だよって。


訳が分からなかった。何度も聞いた、なんで?って。でも彼が提示する理由は僕には理解できなかった。確か、今は付き合わない方が良いとか言ってた気がした。それって全く回答になってない。納得できないし、意味不明。それでも彼を引き留める方法なんて無かったから、僕は彼を見送りながら半蔵門線呆然としていた。最後ささやかプレゼントを渡そうと思って買ったハンカチは、ついぞ渡すことはできなかった。

僕の彼への愛情キレイに逆転して、深くどす黒い憎しみになった。

僕は彼のことを忘れようと必死努力した。ありとあらゆる友達相談し、恋愛映画を観て、新しい男と会ったりした。この頃に上映していた「愛がなんだ」という映画にはバリ共感MAX100%だった。

でもね、一年経っても二年経っても忘れられなかったし、ずっと好きだった。なぜかというと、彼はたびたび僕に連絡を寄越してきたからだ。元気?とか、やほ、とか、特に理由なく突如メッセ―ジが送られてくる。もう本当に意味からない。このせいで僕は彼を忘れることができなかった。この辺りで僕は、「きっと彼は寂しい人で、僕を使ってインスタント自分欲求を満たしているんだ」ということに気付き始めた。でも、別にそれでもいいから彼と話していたかったんだよ。

はいつの間にか男遊びが好きになっていた。だって特にデメリットなく人と会えるし、気持ちいい。たまに虚しい気持ちにもなるけれど、でも別にそんなの大した問題ではなかった。たまに変な人と出くわすこともあるけれど、でもそれは笑い話のネタに使えるからしろ一種の楽しみになっていた。ただ、好きだと思う人は一人もいなかった。上手い、とか可愛い、とかでもう一度会いたい人はいたけれど、好きになる人は一人もいなかった。


その後、ひょんなことから僕には彼女ができた。なかなか可愛くて絵が上手な子だった。この子とのストーリーも非常に濃厚なのだが、それは割愛するとして。僕に初めて恋人ができたおかげで、僕の中に巣食う恋愛コンプレックスは綺麗さっぱり消滅した。自分もびっくりするくらいには、今までの自己嫌悪がどうでもよくなった。それと一緒に彼への憎しみも浄化されて、後に残ったのは彼のことを好きだったというきらきらした思い出だけだった。自分の心変わりは自分でも衝撃的で、物凄い感動に包まれた。

彼女とはあまりうまくいかなくて、数か月で別れてしまった。でも、自分の考えが大きく変わる非常に大事経験だったと思う。一個目の大きな変化は、自分に自信が持てたこと。巨大なコンプレックスが無くなった影響は計り知れない。二個目は、過去自分への嫌悪だ。昔の僕は、自分の中の好きという気持ちに任せて相手ことなんてこれっぽっちも考えていなかった。だからモテなかったのだ。好きな相手がいたら、好いてもらうために相応の行動が必要に決まってる。それにやっと気付かせてくれたのは、最初彼女だった。

未だに彼からちょくちょく連絡が来ることがあったから、一連の出来事を彼に報告した。そして僕は、もう彼への憎しみは無くて前向きな気持ちで好きでいられるようになったことも伝えた。僕は彼のことを忘れることが不可能だと体で理解たから、好きだという気持ちを素直に自分で認めてあげて、それとうまく付き合って生きていくことに決めたのだ。

ちょっと補足すると、僕は彼女と付き合っている間だろうと、彼が好きだという気持ちは薄れなかった。でも、このことは彼女に報告した上で大丈夫だという判をもらっているし、人を好きな気持ちはどう努力しても理性で支配できることではないと思っている。大事なのはパートナー不安にさせないことだと思っていて、それ以外の人間に好きだ抱きたい抱かれたいと思ってしま気持ちを責めるのはお門違いではないだろうか。

まぁ、虫がいいことを言っている自覚はあります

さて本題に戻ると、彼は僕に彼女ができたことを祝福してくれた。彼の方にも彼氏ができたようだったが、あまり充実している様子ではなかった。恋人ができたら嬉しくてたまらないものだと僕は思うのだが、彼の方は何か裏がありそうな様子だった。僕は彼と久々に会っても依然として好きだなー、なんて思っていた。ただし、初めの1年間のような執着心は綺麗さっぱり消えていた。


もう、僕の心はすっかり平和だった。

から知ったことだが、彼の方は全くそんなこと無かったようだ。


僕に二人目の彼女ができた。中学時代からTwitterフォロワーで、実は同じ大学に通っていたことが判明してから仲良くなった子だ。この子のことは本当に大好きだ。早く同棲したいし結婚したいし死ぬまで一緒にいたい。でも、まだ付き合って数か月しか経っていないから、そういう話はゆるやかにしかしていない。とはいえ、僕と彼女ベストパートナーなのではないだろうか、と自惚れてしまうくらいには相性が良いし大好きだ。

しばらくしてから、僕の頭に彼の顔が浮かんだ。結婚したいほど大好きな彼女ができたこと、報告するべきかな。いやでも、別に連絡するほどでもないか。いやいや、きっと僕の話を聞きたがっているんじゃないか。いやでもでも…

そう思っていた、昨晩。

から連絡が来た。

文面はこうだ。

「やほ」

文字。二文字である。彼はこういうやつなのだ案の定彼は僕に会いたがっていて、六本木まで来いと言われた。このとき、深夜の22時半だ。彼はこういうヤツだし、僕は僕でこう言われても大喜びで会いに行くようなヤツだった。でも、今の僕には非常に大事なお嫁さん候補がいる。不倫ダメだ。だから僕は断った。

正直、気持ちは揺らいだ。だから彼女に報告をして、軽く𠮟ってもらった。こんなことをしている僕はダメなヤツだが、黙って不倫して後から騒動になる人々に比べたらよっぽどマシだと思う。僕に自分欲望を正しくセーブできる自信なんて無いから、情けないけど全てをあけっぴろげにすることでしか対策ができない。

この晩、僕は彼に未だかつてない態度を取った。先述したように、少し前の僕は深夜だろうと彼に呼び出されたら喜んで向かうような人だった。でも昨晩の僕は、彼の誘いを素直に飲まなかった。六本木までは行けないが、実家に来るのならいいという条件を出した。それくらいならただの男友達でもする範囲だろう。このレベルなら特に問題ない、という合意彼女と取れているつもりだ。

でも、彼は遠いからと言ってぐずりだした。確かに僕の家は六本木から遠い。そう思うなら今晩会うことはできないから、会いたいならまた別日に会おうという提案をした。でも、今晩じゃなきゃダメらしい。何が言いたいのかよく分からなかった。会いたいという気持ちは一致しているはずなのに、根本的な何かがすれ違っているみたいだった。僕に請い願う彼の姿は初めて見た。なんだかみっともないとすら思ってしまった。

結局彼は自分の家に帰っていった。そして、駅を降りてから電話をした。ただ、彼曰くこれは最後電話らしい。別に最後になんてしなくていいのに、なんて僕は思っていたけれど。彼は不器用から、そうでもしないとうまくできないのだろう。


最後電話が始まった。スマホ越しに何度か車が通過するブゥーンという音が聞こえてきた。僕も感傷に浸りたい気分だったから、いそいそとコートマフラーを着て外を歩きながら電話することにした。それはもう寒くてたまらなかったけど、これからする話にはこれくらいの寒さが丁度いいだろうという謎の予感があった。

その最後電話で、僕は気になっていたことのほとんどを聞くことができた。

やはり、彼は今の彼氏順風満帆とは言い難いらしい。彼の彼氏は将来女の子結婚したいようで、最近親戚から圧力が苦しいのだそうだ。子ども結婚といった話題で躓くのはゲイカップルあるあるだ。その話題で話し合いを進めるうちに、彼はどうして自分はこんな人に優しく接しなきゃいけないんだろう、と思ってしまったのだそうだ。そして人を愛することの意味理由について考えた挙句、ひたすら真っ直ぐに自分のことを愛してくれた唯一の男、つまり僕のことを思い出してしまったのだそうだ。

それを聞いて、僕は笑った。笑いながら嬉しいよと応えた。少し前の僕なら、照れていた。でも僕は笑っていた。僕が彼に向ける感情は、もはや彼の言うような真っ直ぐな愛情とは違う何かになっていたんだろう。

そういえば、この一か月くらい前に「愛がなんだ」をもう一度観た。あのころ共感できたはずの主人公には全く共感できなくなっていて、鬱陶しい敵だと思っていた女の方を魅力的に感じてしまった。僕の感情構造は、いつの間にか様変わりしていた。

僕のことが気になるなら、あと何か月か早く言ってくれればよかったのに。僕はもう売り切れちゃったんだから。なんて、ひどく調子に乗ったことも口にした。すると、彼も彼でびっくりするようなことを言った。


ずっと好きだった

最初に会ったときからすごく可愛いと思っていたし、大好きだった。

でも。

信じられなかった。

自分肯定されて愛されることが、自分の中ではあり得ないことだった。

から、大好きだったけどわざと酷い態度を取ったり、そっけなく接した。


僕は大爆笑した。

だっておかしいじゃない。好きなのにそれを伝えないなんて。両想いなことが分かってるんだから、それを隠す理由なんて一つも無いじゃん。付き合えば良かったじゃん。全部言えば良かったじゃん。そうしていれば、二人が苦しんでいた時間はずっと充実したものになってたのにさ。

馬鹿すぎて、大爆笑した。あいつは馬鹿野郎だと常々思っていたけど、予想よりずっとアホだった。バーカ。あと1年早く言えよ。臆病者。小心者。メンヘラ野郎ホモ野郎。ずっとカッコつけてた癖に気が小さい。図体ばっかりでかいバカバカバカ

僕は近所の川の前で大爆笑した。誰もいないあぜ道に僕の笑い声ひとつ。アーハハハハハッハッハ!冬の冷え切った空気が僕の吐息で温まる。今夜はなんて良い夜なんだろうと、僕はご機嫌だった。

彼は話し続けた。自分人生の中では人に愛されることなんて異常事態だったと。顔も中身も全部好きだと言われても、全く信じられなかったと。それに早く気付けば良かったと。何度も何度も傷つけて苦しい思いをさせて、申し訳なかったと。

こういう話をされたら、もっと僕も悲しんだり怒ったりするのが相場だと思うけど、僕はひたすら笑っていた。ずーっと意地っ張りだった彼がこんなに素直に喋っているのが、余りにもおかしくてたまらなかったのだ。または、僕が彼を好きな気持ちがすっかり整理されてしまったせいで、もう何を言われてもときめいたり苦しんだりすることが無くなってしまったのかもしれない。

かに僕は未だにずっと彼のことを好きなのだが、でもこれはたっぷりと諦めを含んだ"好き"なのだ。どうせ彼は僕のことなんて好きじゃない。どうせ僕は彼と付き合えない。どうせ彼は寂しがり屋で、それを埋めるためにしか僕と合わない。でもそんなことは全部了承した上で、好き。恋をしたときのドキドキとは程遠い何かなんだ。

この"好き"は一体何に例えるべきなんだろう。MOTHER2ネスポーキーに向けていそうな感情に近しいかもしれない。こんなヤツでも許してあげなきゃいけないよな、みたいな感じ。

さて、衝撃の真実。彼は結局のところ最初から最後までずっと僕のことが好きだったのだ。でも、今の僕には彼女がいる。なんなら彼は奪ってやりたいとすら思っているらしい。でも僕のことを傷付ける羽目になるのは本意ではないから、これで完全に別れてしまいたい、ということらしいのだ。

僕はなんだか納得いかなかった。仲が良い人と関係を切るなんて意味不明だ。僕は彼女を大好きでいながら、彼とも普通友達としてやっていけそうだった。でも、彼はそうではなかったんだ。僕と会ったらハグキスじゃ物足りない、絶対に抱いてしまうのだそうだ。僕としてはハグまでならまぁセーフかな、と思うがそれ以降は断固拒否だ。その気持ちの激しさの差が、最後電話理由だった。

結婚式をするときは呼んでね。いやでも、二人っきりになったら襲っちゃうかもしれない。なんて大馬鹿発言をされてから電話を切るときがやってきた。僕は最後までこの顛末に納得はできなかった。理屈は分かるが、素直に飲み込むことなんてできなかった。複雑な顔をする僕のことなんていざ知らず、彼は一言呟いて電話を切った。


大好きだったよ。バイバイ


おっせーよ。クソ。

2022-07-29

anond:20220729101928

ストーリーものならMOTHER2テレポートくらいの温度感の移動手段なら好きかなぁ

ただオープンワールドはファストトラベルないとやってらんないゲームありそうだしな

2022-07-08

anond:20220708135130

友達の家でMOTHER2を見て、なんか世界観が変わった。柔らかくてふにゃふにゃしたシンセの音、なんか楽しげな戦闘ユーモアに溢れ過ぎたストーリー実在する世界を旅するような風景

今も現実ピラミッドネッシーUFO港町雪国を見ると「MOTHER2で見た」って思う。頭の中にあの世界がベースとしてあって、その上に現実世界トレースしている。

MOTHER2世界

2022-04-21

anond:20220420203812

MOTHER2の「たこけしマシン」「こけしけしマシン」を「pencil eraser」「eraser eraser」にしたやつ

2021-08-27

mother2ってそんなに面白かったっけ?

1に比べると駄作だった記憶がある

2021-08-01

いちごとうふ

ネット上で「いちご豆腐」というキーワードを見かけて、検索したらMOTHERシリーズネタしかった。

MOTHER2も3もプレイしてるので知ってるはずなのに、まったく記憶にない。

いちご豆腐についてのネット記事には、

雑誌企画糸井重里いちご豆腐を食べた時の

「これは、スゴイ!! 奥が深い味で悲しくなっちゃ(笑)。異国の文化を変に理解するアメリカ人なら作ると思ったんですが、こりゃヒドイや!!」

というコメントが載っていた。

このコメントには何故か見覚えがある。

いちご豆腐については忘れていて、糸井重里コメントは覚えているのは、何か理由があって自分の脳からいちご豆腐についての記憶が消されていた事を意味しているのかも知れない。

2021-06-09

anond:20210609180319

1は容量の都合でMotherらしさを構成する要素が少ないからね。

SFCから入ったかMother2ガチ勢だけど、マジカントは2より1が好き。

ピッピもいいよね。ご近所さんポーキーにするにしてもなんで削ったんだ?

  はい   いいえ

こたえなくてもよかったのに。

かわいいひと…

元増田言及すると、Motherぽいものは求めてないしUndertaleも違いすぎてお話にならない。欲しいのはMotherなんだよ

昔はMoonとかもちょっと言われてたよね

糸井さんが4は作らないと明言してるから幻覚見てる奴が多いんだけど

グッズ展開で満足できず見えないものを見ようとしているところが、偽物のブランド品買うのと同類なのかと思ってる

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