ALO編も佳境。
ついにアスナと巡り合えたキリト。
ここまで至ったのにどれだけの月日が経ったのかわかりませんが、
この時を、この瞬間をずっと追い求めていたのでしょうから。
何はともあれ須郷さんこと妖精王オベイロンな子安武人劇場でした。
理念が狂い系のキャラを演じている時の子安さんは水を得た魚。
アスナを舐め回したり、髪の匂いを嗅ぎながら、
「この匂いを再現するのに苦労した」と言いドSぶりを発揮する須郷さん。
須郷さんはこの才能をもっと有意義なものに使えばいいのにと思ってしまいます。
ただそんな須郷さんはゲームマスター。
キリトを重力魔法で動けなくし、胴体を剣で刺すことで、キリトを追い詰めます。
アスナは陵辱され、ユイちゃんは消えちゃって、動けず・刺されキリトはピンチ。
しかし、追い詰められ観念しそうになったキリトの前に現れたのはなんとあの茅場晶彦。
生きてはいないようですが、電脳の世界では生きているようです。
まさに茅場さんの方が、電子界の妖精王っぽいです。
そんな茅場さんはキリトにゲームマスターをも超えた人の可能性
つまりSAO魂を見せろと言い、キリトは立ち上がります。
そしてヒースクリフのIDを使って、よくわからないですが管理者権限を奪ったのかなぁ。
とにかくキリトが圧倒的優位に立ちます。
ここで須郷が持つエクスカリバーになぞらえて
今回のサブタイトル「鍍金(メッキ)の勇者」の意味が白日の下に晒されます。
須郷がメッキの勇者だったわけです。何もできずに須郷はキリトに全身を切られ、最後は胴体だけになった所を刺されます。
腕は切れたり、胴体だけになったりと、今回は結構グロい。
須郷を排除することに成功して、ついにアスナを抱きしめ
現実世界へ帰えることができるようになりました。
そしてその後にユイとも抱きしめ合い、キリトはモテモテだなぁと思ったり。
そして最後に苦境を脱する手助けをしてくれた茅場はキリトに
「ザシード」という卵状のものを渡して、去ります。
果たしてこのものの意味は何なのか。
ALOから帰還したキリトを待っていたのは、そばにいた直葉の祝福。
直葉もキリトに抱きついてしまいます。
仮想空間でアスナ・ユイと抱きしめ合い、
現実世界では直葉と抱きしめ合う。
キリトは本当にモテモテです。
キリトも直葉、リーファがいなかったら、ここまで来られなかったと
直葉に感謝をしました。直葉の顔にリーファを重ねていたのがキリトらしい。
最後に現実世界では雪が降っていましたが、
この雪はOPラスト辺りの雪のショットに繋がっていくのでしょうね。
いよいよアニメ作品としての物語が佳境を迎えた印象をこの雪で受け取りました。
まとめ
今までSAOは空を飛ぶ=上昇のイメージ、上を目指すことが主目的で
物語を展開させていきましたが、今回は限られた空間舞台で物語は進みます。
ここで、頂上にたどり着いた事がわかる感じになっていたのが上手い。
また逆に上昇=高移動性から反転して、
須郷の重力魔法の制御によって、抑圧されるキリトー低移動性を描くことで
今までの状況とは違う側面に焦点を当てられていたなぁと思いました。
後はキリトと須郷がアスナに対しての身体への接し方の違いもポイント。
須郷は自分の欲望の為にアスナ身体をを加虐的に扱い、
キリトはアスナと寄り添うために身体を合わせていく。
キリトは自分は強くないって言っていますから、甘え上手にも見えます。
とにかくALO編もひとまず区切りがついたようです。
現実世界でアスナとキリトはどう出会うのか。楽しみです。
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