感想キリトとリーファが世界樹まで行くことになり、リーファはパーティーから離脱。
そして世界樹の根元にまずたどり着こうとしますが、どうやら二人はつけられているようです。
さて、このシリーズはALO編ともいえばいいのでしょうか。
SAO編と明確に違うのは、現実世界の行き来があるってことですね。
今回は特にこの「行き来」を意識した展開がありました。
それはお互いログアウトする時のこと
リーファとキリトが時間差でログアウトした時に
先にログアウトした直葉がキリトの為に食事(ハンバーガー)を作ってあげて再ログインし
その後キリトがログアウトして現実世界で直葉が作った食べ物を食べて再ログインした場面。
これは時間差でログアウトしたから起こり得たエピソードであり
兄弟(実際は従姉妹)同士の心温まる交流を描くことに繋がりました。
また子安な妖精王はアスナに現実世界で会ったキリトに対して
色々言ってあげた事を自慢げに語るシーン。
もしくはリーファ(直葉)とレコン(長田くん)が学校で会うシーンなど
現実世界とALOは行き来ができることで、生じ得る展開が次々にありました。
SAOの世界はクリアできるまで現実世界に帰っては来られない所が、
あの世界のリアリティ、引いては本作の根本要素の一つだったわけです。
そこで起こる悲劇やそれでも生きていく人々の描写が、見所だったわけです。
対してALO編の目的はあくまでも現実世界で眠っているアスナを助ける為です。
今回はこうした現実との人間関係の接点と
ALOの世界における人間関係の接点における微妙なズレが
物語を多層的に描いているのだなぁと思いました。
例えば子安精霊王から見るとキリト君は
再びナーブギアをかぶることができない臆病者にみえたようですが
キリト君はちゃんとALOの世界に飛び込んでいるわけで、ズレがあります。
他には、長田君と直葉の関係はお互い見知りしているから
それほど変わっていないのも、また他のキャラクターとの兼ね合いである意味ズレとなる。
最後にキリトとリーファは、現実世界では直葉がキリトに好意を抱きつつも
ALOの世界では知らないもの同士として描かれるズレ。
こうしたズレが描かれることで物語が多層的に語られ、作品への魅力が増します。
そしてこれらを生むのが、現実とALO世界の行き来にあることが今回描かれたのだと思います。
これは私の推測ですが、
原作者の川原さんはSAOをゲームのクローズドした世界で描こうとしていたのでしょう。
それは現実世界に帰れないSAOの世界設定をみればわかります。
ただ描くうちに、むしろ現実とシンクロさせた展開を描きたくなってきたのでしょう。
だからALO編を立ち上げて、アスナを助けるというクエストを新たに設定したのでしょう。
それは、この物語がゲーム世界を描くというより、
キリトとアスナの恋愛模様を描く展開になっているともいえるのでしょう。
それはSAOの世界でセックスを描いたからには、当然の帰結ともいえるのですが。
少なくとも私の目からはそう映ってしまいました。
まとめ
直葉のおっぱいは素晴らしい!
あれで飯三杯はイケル!
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