■ 注目されるのは左右のサイドバックの人選ハリルJAPANは10月11日(火)にアウェイで首位を走るオーストラリアと対戦する。オーストラリアとの勝ち点差は「1」なので勝利できると順位で上回ることが出来るが、過去の対戦を振り返ってみるとオーストラリアとのアウェイ戦は苦戦することが多い。もちろん、勝ち点「3」を獲得できると勢いに乗ることが出来るが、まだアジア最終予選は始まったばかりなのでリスク覚悟で勝利を奪いに行く必要性は全くない。
アウェイのオーストラリア戦は「アジア最終予選の全10試合の中でもっとも厳しい試合になることが予想される。」ということを考えると勝ち点「1」を持って帰ることに全力を注ぐ必要があるが、難しいのはSBの人選である。右SBのレギュラーだったDF酒井宏(マルセイユ)は出場停止で、DF長友(インテル)は怪我のため代表を離脱した。もともと25人を選出していたこともあって追加招集はされない見込みである。
結局、SBの専門家と言えるのはDF酒井高(ハンブルガーSV)とDF太田宏(フィテッセ)の2人だけ。普通に考えると右SBにDF酒井高が回って、左SBにDF太田宏が起用されることになると思うが、「引き分けでもOKという試合であること」と「高さのあるオーストラリアが相手であること」の2点を考えるとよりディフェンシブな選手起用になることも十分に考えられる。DF槙野(浦和)が左SBでプレーする可能性がある。
さらにはDF丸山(FC東京)を左SBで起用することも考えられる。まとめると、右になるのか、左になるのかは分からないが、DF酒井高に関してはよほどのことがない限りは右SBのスタメンで起用されるだろう。一方の左SBはDF太田宏になる可能性が最も高いが、DF槙野が抜擢される可能性も考えられるし、DF丸山という可能性もゼロではないだろう。(※ この4人以外がSBで起用されることはまず考えられない。)