徳島ヴォルティス vs セレッソ大阪 → 3月8日(土)に行われたJ1の第2節でホーム開幕戦を行った徳島は大型補強を実施したC大阪と対戦した。序盤に主導権を握ったのはアウェーのC大阪で、前半10分にMF山口蛍が直接FKを決めて先制ゴールを挙げると、直後の前半13分にもDF丸橋のクロスが相手のオウンゴールを誘って2対0とリードを広げる。これでC大阪が勢いに乗ってゴールラッシュになるかと思われたが、前半20分以降はどちらかという徳島ペースとなる。FWドウグラスの高さを生かした攻撃で何度かC大阪のゴールを脅かす。
うまく回らなくなったC大阪は後半19分にFWフォルランを投入。フリーで左サイドでボールを受けて決定的なシュートを放つシーンもあったが、徳島のGK松井が好セーブを見せて初ゴールはならず。結局、2対0になった後はホームの徳島がペースを握って、C大阪は流れを引き戻すことはできなかったが、なんとか2対0で勝利して今シーズン初勝利を飾った。一方の徳島はJ1での初のホーム戦で12,202人という大観衆を集めたが、2試合連続完封負けとなった。次節はアウェーで横浜FMと対戦する予定になっている。
C大阪は2対0になるまでは良かったが、その後は全くダメだった。結局、シュート数は8本だけ。流れを失った後、引き戻すことができなかった点は課題と言える。この試合が公式戦の3試合目で今シーズンの初勝利を挙げたことで流れが変わる可能性もあるが、すっきりした形で勝ち点「3」を得ることはできなかった。先日行われた日本とニュージーランドの試合の日本代表も同じであるが、意図的にペースを落としたわけでもないのに流れを失って、最後まで取り戻すことができなかったことは問題である。
ウルグアイ代表として国際Aマッチに出場したFWフォルランはベンチスタートになったが、体調不良でニュージーランド戦を辞退したFW柿谷はスタメンで出場した。2009年の途中から2011年までは徳島でプレーしたので凱旋試合だったが、体調不良の影響があったのか、運動量は少なかった。何度か裏に抜け出すシーンはあったが、ほとんどがオフサイドにかかっており、ゴールチャンスを作ることはできなかった。今シーズンの3試合目だったが、プレーに関与する回数が少ない点は気になるところである。
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◆ まとめ #729 徳島 vs C大阪、清水 vs 横浜FM (2014/3/12)
→ 3月8日(土)に行われたJ1の9試合の中から、徳島 vs C大阪、清水 vs 横浜FMの2試合をピックアップしました。徳島はJ1に昇格してから初のホーム戦で大入り満員となりましたが0対2で敗れて連敗スタートとなりました。最初の20分は全く歯が立ちませんでしたが、それ以降は、むしろ徳島がペースを握りました。ちょっと手ごたえを感じることができたと思うので、横浜FM戦は要注目と言えます。
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