■ 組み合わせ抽選会2014年のブラジルW杯は2014年6月12日に開幕するので、開幕が半年後に迫ってきているが、出場32カ国が決定して、現地では組み合わせ抽選会が行われた。そして、以下のようなグループ分けとなった。
【A組】ブラジル、クロアチア、(メキシコ)、カメルーン
【B組】スペイン、オランダ、チリ、(オーストラリア)
【C組】コロンビア、ギリシャ、コートジボワール、(日本)
【D組】ウルグアイ、(コスタリカ)、イングランド、イタリア
【E組】スイス、エクアドル、フランス、(ホンジュラス)
【F組】アルゼンチン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、(イラン)、ナイジェリア
【G組】ドイツ、ポルトガル、ガーナ、(米国)
【H組】ベルギー、アルジェリア、ロシア、(韓国)
日本は「C組」に入ったが、まずまずの組み合わせになったと言える。初戦はコートジボワール、2戦目はギリシャ、3戦目はコロンビアと対戦するが、各ポッドの中で「1番手・2番手」と呼ばれるような国との対戦は回避することができた。もちろん、本大会なので、「楽な組み合わせ」であったり、「楽な対戦相手」というのは無いに等しいが、絶望感を感じるような組み合わせになることは避けられたと言える。
上の()で括ったチームが日本と同じポッド3に入ったチームで、日本はここに入る可能性があった。こうしてみると、「A組」、「B組」、「D組」、「G組」に入っていたら、大変なことになっていた。一方、「E組」と「H組」だったならば、『恵まれたグループ』と表現できた。イランが入った「F組」と日本の「C組」の難易度は同じくらいだと思うので、「どちらかというと恵まれた。」と言えるのではないか。
日本も含めて、W杯ではあまり好成績を残していないチームの集まりになった点も、良かったのではないか。何だかんだで伝統国というのは、本大会に向けてきっちりと合わせてくる。対して、そこまで伝統の無い国は、国民からの期待がプレッシャーになって、本来の力を出し切れないケースが多く見られる。コロンビアは非常にやりにくい相手だと思うが、GL突破を期待できる組み合わせになったと言える。