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【ロシアW杯：2戦目】日本×セネガルの展望～キーマンは誰になるか？～　 | | |　

■　次の相手はセネガル

初戦のコロンビア戦で歴史的な勝利を勝ち取った日本代表は6月24日(日)にセネガル戦と対戦する。どちらも初戦は白星スタート。この試合で日本が勝利してその後に行われるポーランド vs コロンビアで「コロンビアが勝利するか、引き分けに終わるか」で早くも日本の決勝T進出が確定する。決勝T以降のことを考えると「2試合で決めてほしいところ」であるが簡単にはいかないだろう。難しい試合になる可能性は高い。

今の日本代表は勢いに乗り始めているのでこのまま連勝できれば最高であるが状況を考えると「引き分けでもOKな試合」である。セネガルがどういう考えを持って試合に入ってくるのか？は分からないが普通に考えると「3戦目のコロンビアよりは2戦目の日本の方が勝ち点を計算しやすい相手」である。「2戦目で決めたい。」、「2連勝したい。」という思いは日本よりもセネガルの方が強くなるだろうと思われる。

「勝ちたいセネガル」に対して「日本は引き分けでもOK」である。このあたりの微妙な心理を是非とも突きたい。一方でどちらにとっても負けたくない試合である。すでに勝ち点「3」を得ている同士なので堅い試合になる可能性も高い。終盤までタイスコアで進んだ場合の戦い方も十分に練っておく必要がある。セネガルが勝ち越しゴールを狙って攻めに出るようだと逆に日本に勝ち越しゴールが生まれる可能性も高まる。

■　「H組最強」という声もあるが・・・。

スタメンに関してはコロンビア戦の11人がそのまま起用される可能性が高い。「勝っているチームは動かさない。」というのはセオリーである。サブにはスタメン組と同じくらいの能力を持った選手を擁しているがいい流れを自ら食い止めるのは得策ではない。中4日なのでコンディション的にはそこまで大変ではない。「GK川島を代えるべき」という声は少なくないがよほどのことがない限りはそのままだろう。

コロンビア戦が終わった後、「GLで対戦する3チームの中で実は一番強いのはセネガルだ。」という意見が多くなっている。選手たちからもそういう声が聞こえてくるが、やはり、3チームの中ではコロンビアが一番強力なチームである。コロンビアと比べると総合力では少し落ちるように思える。「慢心しないように・・・。」という意味合いも含まれていると思うがコロンビアよりは幾分かは戦いやすい相手である。

初戦はポーランドに2対1で勝利しているが「セネガルが強かった。」、「セネガルが良かった。」というのはもちろんあるが、「ポーランドがFIFAランキングほど強力なチームではないこと。」も快勝劇の1つの理由だと考えられる。目の前の敵が必要以上に強く見えてしまうのはサッカーに限らず、スポーツの世界ではありがちなことである。油断をしてはいけないが「セネガルを恐れる必要は全くない。」と言える。

■　セネガル戦のキーマンは？

先のとおり、引き分けでもOKな試合なので無理をして攻める必要は全くない。0対0のままで時計が進んだときに焦る気持ちが出てくるのはどちらかというとセネガルである。当然、コロンビア戦の時のように早い時間帯で先制ゴールを奪うことが出来ると気持ち的には楽になる。少しは楽に試合を進めることが出来るが「とにかく失点しないこと」が大事である。0対0のスコアが続くようだと日本ペースと言える。

言うまでもない話であるが初戦で活躍した選手やゴールを決めた選手は徹底マークされるだろう。FW大迫は必要以上に激しくマークされるだろうし、MF香川に対するマークも厳しくなるのは間違いない。MF柴崎岳も警戒されるはずなので、重要になってくるのはそれ以外の選手である。攻撃の部分では右のMF原口、左のMF乾がキーマンと言える。彼らのドリブルからセネガル戦ではチャンスを生み出したい。

Wボランチの一角でプレーするだろうMF長谷部の役割も重要である。MF柴崎岳と比べるとマークは甘くなると思うのでMF長谷部のところからゲームを組み立ててMF香川やFW大迫にいいパスを供給したい。セネガルの要注意人物であるMFマネが右でプレーするのか？左でプレーするのか？も注目点になるが、MFマネのいる側のSB(DF酒井宏 or DF長友)がどこまで攻撃に参加できるのか？もキーになる。

MFマネを封じるのは簡単ではないがサイドの引っ張り合いを制してMFマネのポジションを下げてしまえばMFマネの攻撃の部分での良さは出しにくくなる。DF酒井宏にしても、DF長友にしても、攻撃力のある選手であり、かつ、駆け引きのできる選手なので、引っ張り合いを制してMFマネを出来る限り、消したい。コロンビア戦はDF長友のクロスからチャンスを作るシーンが少なかったのでDF長友に期待したい。

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